影に染まることのない黄金

陽換えの祝典がまもなく開催される。同時に、学園長であるルシラーは「裏学園」に学園由来ではない周波数が混入していることに気づいた。あなたはそれが残星組織の長が予告した「褒美」だと疑い、裏学園で偶然出会った学生シグリカと共に、裏学園の謎の裏に隠された真相を探っていく……

寮に向かう

あなたはルシラーから聞いた場所を思い返す。そこは確か、リンネーを探しに向かった学生寮だ。

あなたはそっとアブをなで、祝典の歓声に包まれながら前へ歩みを進めた。

アブ: 陽換ひかえの祝典しゅくてん……それに謎々ゲーム、面白そうだな。

アブ: リラックスしていこう、って言いたいところだけど、前に残星組織フラクトシデスの組織長が陽換ひかえの祝典しゅくてんについて何か言ってたな……

漂泊者: ああ。組織長はラハイロイで起きたことを全部、ただの遊びだと思っている。

ニヴォラ: お前がいなければ、今回の遊びは退屈になっていた……褒美をやるとしよう!

ニヴォラ: 陽換ひかえの祝典しゅくてんが、間もなく行なわれるだろう。賑やかな祭りに参加する可愛い学生の中にも……もう一人残星組織フラクトシデスのメンバーがいる。

漂泊者: スタートーチ学園の学生の中に、残星組織フラクトシデスが残したスパイがいる。そして陽換ひかえの祝典しゅくてんで、そのスパイは動き出す。

漂泊者: ルシラー学園長が話したいことは、おそらく組織長の発言と関係してるのかもしれない。

アブ: そうか!じゃあ、「遠くから来た人」ってどういう意味なんだろうな?

漂泊者: それは謎だな。

漂泊者: とりあえず、ルシラー学園長の話を聞きにいこう。

ルシラーを探す

ルシラー: ええ、分かった。そっちは任せたわよ、リューク先生。

ルシラー: 漂泊者君が来たわ。詳しいことは彼に説明しておくから。

アブ: ルシラー学園長!我たちを呼んでどうしたんだ?変な謎……「遠くから来た人が『真理』に触れる」とか言ってたし。

ルシラー: 分からないのかしら?答えは言葉通りよ。

漂泊者: ……遠くから来た人というのは、俺のことか。

漂泊者: じゃあ、触れた時に眠りの扉が現れる「真理」とは……?

ルシラー: 「真理」なら、ずっとここで待っているわ。

漂泊者:

ルシラー: いい枕がなければ、人はいい睡眠がとれない。「眠り」に関して、これは絶対の真理。

ルシラー: その通りよ。「眠り」に関して、これは絶対の真理。

ルシラー: 意外と分かりやすかったでしょう?

アブ: そうか……けど、それがどうしたんだ?わざわざ我たちを呼んだのは、謎解きをさせるためだけじゃないんだろう?

ルシラー: 裏学園」について調べてほしいからよ。それが組織長の行動に関係していると、私たちは踏んでいるわ。

漂泊者:

ルシラー: 簡単に言うと、「学園の影」ね。学生たちの感情によって構成された集団性のソノラよ。

ルシラー: 学園とはひとつの存在であり、消すことはできない。まるで鏡のように、学生たちの思いを反映して投影する。名前は……「青春」とでも呼びましょうか。

ルシラー: 「青春」というのは、実に面白い言葉ね。そこには、理想や情熱、焦り、そして悲しみが含まれている。

ルシラー: それらの感情は、裏学園に吸収されているのよ。だから、みんなの本当の思いをよく反映している。ただし、それだけじゃないわ。

ルシラー: 学園の裏側が渦だとしたら、焦りや悲しみといった感情は、その渦の中心。

漂泊者: お互いを押し合い、ふくらみ、やがて学生の考えに影響を及ぼし、次第に学園そのものに影響を及ぼすわけだな。

ルシラー: そう……一時期、学園はこの問題に悩まされていたわ。

ルシラー: 学園にいる子たちは、誰もが自分の故郷では「天才」とされていた。でも、世の中に天才は滅多めったにいない。理想のためにすべてをけて努力した結果、凡人ぼんじんであることに気づく人も少なくないわ。その時になって自分の得意分野に戻ろうとしても、居場所なんてなくなっているのがつね

ルシラー: 裏学園は、「本当の言葉」をありのままに子どもたちに見せる。

ルシラー: それは受け入れがたいものよ。

ルシラー: だからこそ、研究院は裏学園を一つひとつの「謎」の中に制限した。学生たちが毎年楽しみにしているゲームとして無害化むがいかすることで収容したの。

ルシラー: 謎解きを通して、自分の戸惑いに直面する。そうして裏学園に溜まった感情を解消させ解き放つ。これが謎解きゲームの始まりよ。

ルシラー: ただ、今は状況が変わってしまった。リューク先生によると、学生の心理状態がかんばしくないらしいわ。まるで何かの影響を受けているかのような……

ルシラー: さらに、今の裏学園には学園外の周波数が存在している。けれど、位置の特定も解析もできていない。

ルシラー: もっと情報が必要なの。ただ、組織長のスパイを見つけ出すことで私は精一杯。陽換ひかえの祝典しゅくてんが控えているうえに、学生の心理状態は不安定……楽観的な状況とは言えないわね。

漂泊者: 組織長は学園の秩序を乱そうと企んでいる。奴の本当の狙いは、おそらくこの混乱の中に潜んでいるはず。

漂泊者: どうやら、裏学園の調査をする必要がありそうだな。

漂泊者: その枕が、裏学園に入るための鍵なのか?

アブ: つまり、ここから入ればいいんだな!

ルシラー: その通りよ。準備ができたら、出発してちょうだい。

ルシラー: 私は外で待っているわ、いつでも連絡をして。

前に進む

漂泊者: これが裏学園……

ルシラー(通信中): そうよ。おそらく、浮いている机や椅子、宇宙服があるでしょう。

ルシラー(通信中): それらのものは全部、学生たちの狂想よ。学園に深く根付いて、学生の感情を肥料ひりょうに成長している。

ルシラー(通信中): 考えようによっては、「青春」の一部と言えるかもしれないわね。

ルシラー(通信中): 行きましょう、「目覚まし時計」を探してちょうだい。

漂泊者:

ルシラー(通信中): 眠りたい時には枕、目覚めたい時には目覚まし時計。これらが裏学園から出る鍵。

ルシラー(通信中): 研究院は裏学園を制限する際に、色々と工夫したのよ。学生たちの安全を確保するために、謎と答えがセットになってるわ。

ルシラー(通信中): ただ、どうしても鍵が見つからなかった場合も、別の手段はあるはずよ。

ルシラー(通信中): 焦る必要はないわ。

漂泊者: 前に誰かいるようだ。

ルシラー(通信中): 裏学園が反映した影でしょうね。

ルシラー(通信中): あの学生は……

幻影と会話する

苦しがっている学生: 間違ってる、間違ってる。このデータどう見ても間違ってる!

苦しがっている学生: どうしたらいいの。もう、どうやったって……

漂泊者:

苦しがっている学生: いっそ、諦めたほうがいいって?でも……

ルシラー(通信中): 漂泊者君に話しかけているわけじゃないわ。

苦しがっている学生: そうね……どうせ、私がいなくたって、チームはやっていけるし……

ルシラー(通信中): ……

ルシラー(通信中): その学生は、もう学園にいない。

ルシラー(通信中): 覚えているわ。彼女が立てた仮説かせつは、どれも面白かった。ただ、進むべき方向を間違えたのね。

ルシラー(通信中): 彼女にしてみれば、「ただ」という言葉だけでは済まないでしょうが……

ルシラー(通信中): こうして、苦痛は裏学園の中に残っている。

迷っている学生: 疲れた、ダメだ……どうすればいいのか分からない。

ここに存在しない声: じゃあ、ここに残って。たぶん、何回も思ったでしょ?

ここに存在しない声: わたしに悲しみを預けて。必ず助けてあげるから、大丈夫だよ。

漂泊者: この声は……

ルシラー(通信中): 追跡してちょうだい。

幻影の心の声を聴く

前に進む

期待に満ちた女の子: やっと来てくれたんだ、シグリカちゃん。待ちくたびれちゃったよ!

期待に満ちた女の子: ルーンの研究ばっかりで、私たちとは遊んでくれなくなったね。

漂泊者: (シグリカ……聞き覚えがある)

ここに存在しない声: 分からなくても心配しないで。

ここに存在しない声: ここに残ればいいの。

ここに存在しない声: 何も考えなくて大丈夫、楽でしょ?

漂泊者: この人たちは、同じ声と話してる……

漂泊者: この声が、みんなに影響を与えてるのか?

ルシラー(通信中): おそらく……電波が……

漂泊者: ルシラー学園長?

ルシラー(通信中): もしもし……聞こえてるかしら?

ルシラー(通信中): 目覚まし時計を見つけたら……すぐに出てきて……私は外で待ってるわ……

ルシラー(通信中): …………

漂泊者: 通信が切れた。

アブ: 漂泊者、気をつけろ。ここ、おかしいものが潜んでるぞ。変な匂いがする。

アブ: あっちだ。

漂泊者: 見にいってみよう。

漂泊者: 1匹のウサギ。

漂泊者: 俺たちを待ってるようだ。

アブ: 周波数の匂いが変わったぞ。気をつけろ、漂泊者!

幻影と会話する

ニヴォラ: すごい。やっぱり、あなたには問題にならないんだ。

ニヴォラ: どんな謎も解けるなんて!

ニヴォラ: 未来のヘリオディック・シックス日隠れの六席は違うね!

漂泊者: (ニヴォラ?)

前に進む

「母親」と会話する

優しい母親: 信じてるわ、私の愛しい子よ。

優しい母親: あなたなら、優秀なソル・スウォーン太陽に契りし者になれるはずよ。

部屋を出る

残像を倒す

ここに存在しない声: そんなに努力して、どうするの……

ここに存在しない声: 「もうダメ、できない」って伝えればいいんじゃない?

???: ここに ルーンの意味を照らす――

???: このまま…… 消え散って

シグリカ: わたし、少しは力になれたかな?

漂泊者:

シグリカ: あっ!あなたのこと、覚えてるよ。授業で独り言を呟いてた新入生だよね。

漂泊者: なぜあなたがここに?

シグリカ: わたし?もちろん、謎解きのために来たよ。

シグリカ: わたしに出された謎は、ここを指し示してるの。

シグリカ: 入ってから気づいたんだけど、本当にめちゃくちゃになっちゃったね。変なルーンが至る所にあるし……でも、ここのことは大体分かったよ。出口は……

漂泊者: ……後ろだ。

シグリカ: また、このルーン……

シグリカ: ねぇ、付いてきて。一緒に出よう。

裏学園から逃げ出す

漂泊者: どんな謎だったんだ?

シグリカ: ルーンでできた絵だけど、あなたは違うの?

シグリカ: こっち!

シグリカ: これだと思う!

目覚まし時計を鳴らして!

寮に戻る

ルシラー: 漂泊者君、大丈夫かしら?

漂泊者:

ルシラー: なら良かったわ。

ルシラー: そこまで問題なさそうね。

ルシラー: あなたが裏学園に入ってから、強烈な周波数に通信が邪魔されたわ。中で何があったの?

漂泊者:

ルシラー: 残像ざんぞう……そんなものが現れるはずないわ。どうやら、状況は思ったよりも複雑ね。

ルシラー: それと、裏学園で会った学生……

漂泊者: 影たちがシグリカと呼んでたな。

漂泊者:

ルシラー: その子は「未来のヘリオディック・シックス日隠れの六席」と呼ばれているわね。専攻はルーンの解読で成績優秀。学園の様々なイベントに熱心に参加しているわ。

ルシラー: しかも、助けを求めている人がいれば、決まって手を差し伸べる。それもあってか、彼女には友達が多い。

漂泊者: その一人がニヴォラか。

漂泊者: この前、彼女がニヴォラと一緒にいるところを見た。裏学園でも、ニヴォラの影が彼女について言及してたな。

漂泊者: ニヴォラの正体を、俺たちは知ってるはずだ。

ルシラー: 組織長の言っていた人が、シグリカさんだと言いたいわけね?

漂泊者: 裏学園に巻き込まれた被害者の可能性もある。

漂泊者: いずれにせよ、ほかの人と比べてニヴォラ残星組織の組織長の影響を受けやすいのは事実。

漂泊者: それと、彼女が受け取った謎が気になる。ルーンでできた絵の謎だったらしい。

ルシラー: 陽換ひかえの祝典しゅくてんに登録された謎なら、すべて把握済みよ。そんな謎、祝典には存在しない。

漂泊者: 彼女に事情を聞くべきだ。

ルシラー: そうね。陽換ひかえの祝典しゅくてんは、ロイ人にとってとても重要なイベントよ。会場で会えるでしょう。

ルシラー: 私も協力するわ、漂泊者君。いつでも連絡してちょうだい。

寮を出る

祝典に向かい、シグリカを探す

リンネー: あれ、漂泊者君?こっちこっち。

リンネーと会話する

リンネー: 久しぶりだね、漂泊者君。元気にしてた?

漂泊者:

リンネー: 挨拶はさておき……

リンネー: あたしも元気だよ。ただ、学園の用事がちょっと多くてさ。はぁ、ツーリングが恋しいよ。

リンネー: それにしても、漂泊者君は相変わらず元気いっぱいだね!

リンネー: 最近、みんな元気なくってさ。1ヶ月毎日連続で期末テストがあるのに、復習できる時間は一晩しかないような感じ。

リンネー: 漂泊者君は遊びに来たの?

漂泊者:

リンネー: シグリカちゃんなら知ってるよ。同級生だった時、よく勉強を助けてくれてさ。おかげで、無事にロイ人文化史のテストを通過したんだ。

リンネー: 今は彼女のほうが上の学年だけどね。

リンネー: この間は、ヴォイドワームを倒した時のことについて聞いてきてさ。

リンネー: 「わたしも力になりたかった」って言ってくれたんだ。

リンネー: チャンスがあれば、大先輩の漂泊者君にサインをもらいたいとも言ってたよ。

リンネー: シグリカちゃんを探してるなら……そうだ、ダーニャちゃんのところに行こっ!

リンネー: ダーニャちゃんは入場券の管理員で、シグリカちゃんの友達なの。聞いてみよう。

リンネーと一緒にダーニャを探す

リンネー: あっ、そこだよ!

祝典の会場に向かう

ダーニャ: シグリカちゃんならいませんよ。謎解きで忙しくしているんじゃないですか?

アイリア: 大丈夫大丈夫、これでいいの。実は私、ずっと諦めようと思ってたから。ありがとうって伝えておいて。

ダーニャ: 本当にそれでいいんですか?まぁ、いいですけど。やらなかったところで、誰も責めないですし。私たちはシグリカちゃんと一緒じゃないですからねぇ。

アイリア: シグリカは不思議だよ。さすが、未来のヘリオディック・シックス日隠れの六席だね……

ダーニャ: さぁ、もう行くんですか?なら、またどこかで。

リンネー: やっほー、ダーニャちゃん。シグリカちゃんがどこにいるか知ってる?

ダーニャ: リンネーちゃんも、彼女に助けを求めに来たんですか?順番にお願いしますね。最近、謎解きで忙しいので。このままだと、止まらない独楽こまになっちゃいますよ。

リンネー: ミネルヴァ・トレジャーハント」?シグリカちゃんも参加してるの?今の時期は学部分けのテストで忙しいはずだけど、時間は大丈夫そ?

ダーニャ: それは彼女次第ですよ。だって「未来のヘリオディック・シックス日隠れの六席」ですし。期待に応えるためには、努力をしないといけませんからねぇ。

ダーニャ: 私だったら、そんなことせず気楽に生きたいですけどね。そのほうが楽でしょうし。

リンネー: それじゃ、シグリカちゃんじゃないでしょ?

ダーニャ: ふふっ。とにかく、用があるなら待っていてください。ずっと謎解きしてますし、裏学園の入り口はどこに開いてもおかしくないですよ。

ダーニャ: ひょっとしたら、次の瞬間に空から落ちてきたりして。

ダーニャ: ……ほら。

シグリカ: もしかして、アイリアちゃんはダーニャちゃんのところに来てたの?

ダーニャ: はい、あなたにお礼を言ってましたよ。自分で問題を解決できそうだから、もうあなたの助けは必要ないとか。

ダーニャ: それと、友達が会いたがってるみたいですよ。

シグリカ: リンネー先輩、戻ってきたんだね!本当に良かった、って……えっ?

リンネー: 今はシグリカちゃんのほうが先輩でしょ。私は漂泊者君と同じで、1年生だよ。

シグリカ: わ、わたしが先輩!?いやいや、そんな……

リンネー: この人が前に話した漂泊者君だよ。

漂泊者:

シグリカ: えっ……あなたがあの先輩なの!?1年生だなんて、すごい……

シグリカ: わたしはシグリカ、よろしくね!前にリンネー先輩から、あなたの話を聞いたよ。まさか、ヴォイドワームを倒しちゃうなんて!

シグリカ: それで、わたしにどんな用事があるの?

漂泊者: 二人で話をしてもいいか?

リンネー: 二人で……なんか大事な話みたいだね。シグリカ「先輩」、力になってあげて。

漂泊者: 緊張する必要はない、少し聞きたいことがあるだけだ。

シグリカ: 分かった。じゃあ、人のいない場所に……

ダーニャ: 占い師のところに行きましょうか。入場券は私が出しますよ。

シグリカ: いいかも、新しい謎だってもらえるし!さすがニーヤちゃんだね。

ダーニャ: ダーニャと呼んでください。

ダーニャ: 用事があるんでしょう、さようなら。

シグリカ: うん。それじゃ先輩、わたしたちは占い師のところに行こう。リンネー先輩、あとでね!

リンネー: なら、あたしは戻って仕事をしよっかな!じゃあ漂泊者君、時間がある時は通信を確認してね。

リンネー: ばいばい!

シグリカ: 会場に入ろう、先輩。

ラベル学部に入り、陽換えの祝典を参加する

ダーニャ: ……ふわぁ、また何か用ですかぁ?

漂泊者:

ダーニャ: 新しい太陽が昇ったことを祝うんですよ。ロイ人にとって、千年間の責任が下りたとか?

ダーニャ: 責任なんて、勝手に感じてるだけだと思いますけどねぇ。

漂泊者:

ダーニャ: 肩の荷を下ろしたら、自由になれると思ってるだけですが。

ダーニャ: 何か知りたいことがあれば、彼女に聞いてくださいね。きっと、助けてくれますよ。

ダーニャ: そういうつまらない性格してますし。

ダーニャ: ふふっ。

「謎解きポイントボード」を確認する

シグリカ: イベントで1位を取ったら、学園にひとつお願いを叶えてもらえるんだよ。

漂泊者:

シグリカ: そうだね……えっと、鳥ちゃんたちの顔が撮りたいかな、うん。

漂泊者: (答えに少しためらいを感じる。もしかして、何か隠し事を……?)

漂泊者:

シグリカ: このお願いがいいの。

シグリカ: そんなことない……

シグリカ: ダーニャちゃんが言ってたよ。今回はロイ一族がテーマのイベントだから、ロイ人が参加しないと残念でしょ?

シグリカ: それに、わたしの友達は、このイベントが好きだったの。この前、彼女とたくさんの謎を解いたんだ。

シグリカ: 今、どこにいるのか分からないけど、戻ってくるまで彼女の分も一緒に頑張らなくちゃ。

シグリカ: いい成績を取ったら、きっと喜んでくれると思うの!

点数を気にしている学生: 見ろ、シグリカが超えてるぞ。

退屈がっている学生: 未来のヘリオディック・シックス日隠れの六席だもの。私を超えるくらい楽勝らくしょうでしょうね。

退屈がっている学生: これくらいの謎、解けないほうがおかしいって。

シグリカ: ……

シグリカ: ……行こう、先輩。

「マインドダイブゲームルーム」を見る

シグリカ: マインドダイブゲームルームに興味があるの?中のゲームは、どれも丸一日夢中になるくらい面白いよ。

シグリカ: やってみる?

漂泊者:

シグリカ: じゃあ、まずは占い師のほうに行こう。

「占い師」を探す

シグリカ: ここだよ。この場所はダーニャちゃんが見つけたの。普段は人が少ないから静かなんだ。

シグリカ: お話にはピッタリでしょ?

シグリカ: わたしに聞きたいことって、裏学園の話だよね?

漂泊者: (組織長の情報は、シグリカの立場が分かるまで黙っておこう)

漂泊者: (ほかの情報から確認しよう)

漂泊者: ダーニャから聞いたんだが、最近はずっと謎解きをしてるらしいな。

シグリカ: うん。面白いから、祝典しゅくてんが終わるまでにできるだけ挑戦しようと思ったの。

漂泊者: 謎解きをしてる時、何か変なことはなかったか?

シグリカ: 変なことしかなかったよ。

シグリカ: 例の噂、先輩は知ってるよね?裏学園がみんなの心を反映してるって。

シグリカ: 昔、一度だけ中で家に帰ろうとしてる黒猫に会ってね。その猫、すごかったんだ。黒いつばさが生えてたんだよ。

シグリカ: 今度は違う時の話なんだけど、とある幽霊ゆうれいの女の子とずっと話したこともあるんだ。姿は見えないのに、声だけ届いてたの。

漂泊者:

シグリカ: うーん、黒猫は忙しかったのか、すぐいなくなっちゃったよ。考えてみたら、誰かの狂想きょうそうだったんじゃないかな。

シグリカ: 自分はすごく遠いところに行って、大事なことをしないといけないって言ってたね。しばらく家族に会えなくなるかもしれないから、ちょっと寂しくなるって。

シグリカ: でも、あの子は意志が固かったし、温かく感じたなぁ。だから、あの子のことは今でも覚えてるの。

シグリカ: どれも不思議だったけど、面白かった。何も考えずに一日中過ごせちゃうくらい。

シグリカ: でも、最近裏学園に起きた変化は、先輩も知ってるよね。

漂泊者: 昨日、遭遇した……

シグリカ: うん、あの突然光り出したルーン。

シグリカ: 見て。わたしが何もしなければ、ただのルーンでしかないよね。

シグリカ: でも、意味を解読すると……

シグリカ: 秘められた力を引き出せるの。

漂泊者: 昨日解読したルーンは何だったんだ?

シグリカ: わたしもよく分からない……ちょっと探ってみたんだけど、まるで自然発生したかのように現れたみたいなの。

漂泊者: 確かに不思議だな。答えを知るためには、裏学園に行く必要がありそうだ。

シグリカ: じゃあ、これを見てみよう。

シグリカ: もしもし、ウラちゃん?シグリカだけど聞こえてる?目を覚まして、仕事の時間だよ。

占い師: ウララ……私は科学を用いた占術師。学生たちが勝手に占いと呼んでいるだけ。

占い師: ユーザーログイン、シグリカ……謎解きチャンネルにチェンジ!

占い師: 謎解きをしたければ、まずはウラの質問に答えるのだ。

漂泊者: 質疑応答しつぎおうとうがあるとは……

占い師: 宇宙の黒か、それとも氷原の白か。

漂泊者:

シグリカ: 宇宙も氷原も、未知を表してるんだね……でも、わたしは暖かい色が好き。太陽みたいな。

占い師: 一人で勉強するか、それとも友達とゲームをするか。

漂泊者:

占い師: すぐに本質を理解できる才能が欲しいか、それとも他人から認められたいか。

漂泊者:

シグリカ: 決断が早いね。

シグリカ: 決断が早いね。

シグリカ: そんな選択肢もあるんだね!

シグリカ: わたしは……もっと努力しなくちゃ。

占い師: ウララッ……ただいま分析中。結果は……

謎を分析する

シグリカ: 先輩、見て。これが謎だよ。

漂泊者: 一枚の絵か。

シグリカ: ウラちゃんが吐き出した謎は、大体こういう絵だよ。裏学園に向かう方法が、この絵の中に隠されてるの。

シグリカ: そして、裏学園から出ることで謎の答えが分かる。

漂泊者:

シグリカ: この学生の居場所、見覚えがある……

漂泊者: 何を描いてるんだ?

シグリカ: ルーンだよ。これは「太陽」を表してるの。わたしたちロイ人にとって、太陽はとても大事な存在。

シグリカ: 大地を照らす太陽は、みんなを輝きで包んでくれる。過去も、現在も、そして未来も。

漂泊者: この太陽は、影に潜む化け物を育ててるように見える。

漂泊者: おかしいとは思わないか?

シグリカ: あらためて見ると……確かに。昨日、ひょっこり現れたルーンを思い出したよ。

漂泊者: じゃあ、当たりだな。

漂泊者: ほかにヒントはありそうか?

シグリカ: えっと……ここ!謎の裏側に、もう一行文字があるみたい。

シグリカ: 「我を通じて、『才能』を探すのだ」……探す……

シグリカ: ……分かった!

シグリカ: たぶん、この太陽を探せばいいんだ。

シグリカ: わたしたちロイ人にとって、一番最初に学ぶルーン、そして、一番よく知ってるルーンが「太陽」なの。

シグリカ: の光の祝福を浴びることは、わたしたちにとって、神からの賜り物才能でもあるから。

漂泊者: つまり、太陽のルーンさえ見つければ、裏学園に行けるんだな。

シグリカ: うん、わたしがやったゲームとよく似てる。

シグリカ: 子どもの頃、長老ちょうろうたちはビヤートル・ウーズに隠れたルーンの記号をたくさん設置してたの。そのルーンは互いの位置を示してるから、ひとつ見つければ、次のルーンの居場所が分かるんだ。

シグリカ: ビヤートル・ウーズを出るには、そのルーンを全部見つけ出して、導きに従って進む必要があったの。

シグリカ: 今は、この太陽がゲームの始まりだね。

シグリカ: この謎を解きたいなら、ロイ一族のルーンを熟知じゅくちしてるガイドが必要じゃない?

漂泊者: (シグリカの言う通りだ。ガイドがいなければ、余計な時間がかかってしまう)

漂泊者: (それに、裏学園に起きた変化が彼女と関係してるなら、一緒に行動したほうが状況を把握しやすい)

シグリカ: 先輩、わたしじゃ不安?こう見えても、実はすごいんだよ。

漂泊者: むしろ協力したいんだな、シグリカ「先輩」は。

漂泊者:

シグリカ: うん!わたしを信じて、漂泊者「さん」。一緒に謎の答えを見つけ出そう!

漂泊者: (この謎をルシラー学園長にも送っておこう。何か情報を掴めるかもしれない)

謎のことをルシラーと話す

ラベル学部を出る

ルーンと影……あなたは謎に示されていた図を思い出し、そっと目の前のある場所へ視線を向ける。

謎が示した場所に向かう

シグリカ: 昨日裏学園でリンネー先輩が話してくれたことを、あなたと結びつけることはできなかった。

シグリカ: あなたは真っ直ぐで、やりたいと思ったことは必ずやる人だって聞いてたよ。

シグリカ: すごいなぁ。

シグリカ: 見つけた、ここにあるはずだよ!

漂泊者:

シグリカ: 先輩、カメラは持ってる?

シグリカ: そのカメラにルーンを刻むね……

シグリカ: できた!これで見えるようになったはずだよ。

シグリカ: さっそく、ここを撮ってみて。

カメラを使って隠れてたルーンを撮る

漂泊者: 現れた。

シグリカ: 隠れてたルーンも、わたしたちの目からは逃れられない。

シグリカ: 今、その意味を照らすよ。

シグリカ: ルーンの導きに従えば、きっと答えを見つけ出せる。

ルーンの記号に従って進む

シグリカ: たくさん時間をかけて、ルーンの研究をしたよ。

シグリカ: でも、みんなはもっと大事なことを見つけて、ゲームをやめちゃった。

ルーンが集まるところを調べる

シグリカ: 見て、全部のルーンが集まってる。

シグリカ: きっと、ここが裏学園の入り口だね。

シグリカ: 昨日、裏学園にいた時、なんでいたのか聞いてきたよね。

シグリカ: わたしは謎解きをするためにいたの、あなたは?

漂泊者: 俺は大事な調査をしてた。悪い、詳しいことは話せないんだが。

シグリカ: 大丈夫。気が変わったら、いつでも教えてね。

シグリカ: ルーンを起動しようか。カウントダウンするね。3、2……

漂泊者:

シグリカ: チーズ!

自分のことを信じてるの? みんなからは信じられてる?

ここに残って この感情と一緒に……

何もかも楽になるよ 楽に 楽に 楽に……

漂泊者: 今の声は……

シグリカ: わたしにも聞こえたよ。誰かの心の声かな?聞いてると、気分が悪くなるね……

漂泊者: 奥へ進んで、様子を見にいこう。

シグリカと会話する

シグリカ: ここには何度も来てるから、わたしに付いてきて。

漂泊者: 黒板こくばんにブラックホールがある。

シグリカ: 知ってるよ。これは1限目の授業がどうしようもなく眠たい証。

部屋を出る

漂泊者: ルーンだ。

シグリカ: その意味を照らした。

シグリカ: ここからテレポートで行けると思う。

次の部屋に向かう

シグリカについていく

漂泊者: これは、裏学園の幻影げんえい

シグリカ: 心の声が……みんな、こんな風に考えてるんだね。

前に進む

シグリカについていく

一つ目の謎を解く

優しい母親: シグリカ、愛しい子よ。さぁ、この謎を解いてみて。

シグリカ: お母さん?

優しい母親: その素晴らしい力で、「才能」に至る道を探すのよ。

シグリカ: ……

シグリカ: まさか、ここでお母さんの「幻影げんえい」を見るなんて。

シグリカ: お母さんは、ずっとわたしを誇りに思ってくれてた。だから、絶対がっかりさせたくないの。

漂泊者: それじゃあ、この謎を一緒に見てみよう。

シグリカ: うん!ここからテレポートで行けるはずだよ。でも、意味の「始まりと終わり」が逆さまになってるみたい。

シグリカ: そうだ……これを試してみて!このルーンなら、意味を元通りにできると思う!

「始まりと終わり」の扉を抜ける

シグリカ: ルーンを「元通り」にして。

シグリカ: その調子だよ、先輩!

シグリカの解読が完了するまで待つ

シグリカ: あれ、昨日も似たルーンを見たような。

シグリカ: 解読してみるね。

「始まりと終わり」の扉を抜ける

優しい母親: そのまま進むのよ、愛しいシグリカ。

優しい母親: すべての謎を解けば、優秀なソル・スウォーン太陽に契りし者になれるはずよ。

シグリカ: ……うん。

シグリカ: 次の謎も、解いてみせる。

教室を調べる

シグリカ: できた!えっ……

優しい母親?: 遅いわ、シグリカ……あなたならもっと速く解けるでしょう。

優しい母親?: 具合でも悪いの?

シグリカ: わたしは……

漂泊者: もう謎は解かれた。残像ざんぞうは消えろ。

敵を倒す

シグリカ: うまくやれなかった時、お母さんはこんな気持ちだったんだね。

シグリカ: がっかりさせたくなかったな……

漂泊者: 充分よくできてる。

漂泊者: 少なくとも、あの謎を解いた。これからの動きも知ってる。

期待している友人: シグリカ、やっと来てくれたんだ。ずっと待っていたよ。

漂泊者: (ニヴォラ……またシグリカと関係している幻影げんえいだ)

シグリカ: ごめんね……

期待している友人: 大丈夫、慣れてるから。お願いは決まった?その謎を全部解いたら、お願いができるんだよね。

期待している友人?: シグリカ、もう時間がないよ――

漂泊者: (この幻影げんえい、ずっと彼女にプレッシャーをかけている)

シグリカ: ごめん、わたしは……

漂泊者: 大丈夫だ、シグリカ。あなたは一人じゃない。

シグリカ: 解けた!

期待している友人?: でも遅かったね、シグリカ。ルーンの解読に手間取ったから、一緒に遊ぶ時間がなくなっちゃった……

期待している友人?: もしかして、お願いがないから、解読に集中できなかったの?

シグリカ: ごめん……次は、もっと頑張るから……

漂泊者: 落ち着け、シグリカ。

シグリカ: 落ち着いてるよ。でも、もう少し計算式を調整すれば、もっと速く解読できるの。そうすれば、あの残像ざんぞうたちは二度と現れなくなる。わたしがもっと……

漂泊者: 残像ざんぞうが現れても、俺たちなら解決できるはずだ。

シグリカ: けど、お母さんもニヴォラちゃんも、わたしにがっかりしてた……

シグリカ: これがみんなの心の声なら、わたしは……

漂泊者: 少なくとも今は、裏学園に反映された影に過ぎない。

漂泊者: 明らかにあなたを狙っている。惑わされたらダメだ。

漂泊者: この通り、残像ざんぞうが現れたとしても道は開かれる。

漂泊者: 俺たちが正しいことの証拠だ。

シグリカについていく

厳しい先生: もっと速く。あなたの才能があれば、きっと……

シグリカ: ……

厳しい先生: シグリカ、あなたなら……

シグリカ: 今度こそ、もっと頑張らないと。大丈夫、私なら……

シグリカ: 私なら、きっとできる。こんなルーンで悩んでる場合じゃない……

シグリカの解読が完了するまで待つ

シグリカ: どういうこと?ルーンの進路が邪魔されてる……わたしの解読スピードが遅すぎたせいかな?

シグリカ: これを排除したいけど、どうすれば……

漂泊者: 俺が手伝おう。邪魔物は落下攻撃で何とかする。

鉤縄を使って重力を変える

シグリカ: 分かった。重力が逆さまになってるから、鉤縄かぎなわを使えば上に行けるはずだよ。

空中攻撃で邪魔物を排除する

シグリカ: 「始まりと終わり」の意味を支配して、わたしが道を作る。

期待している友人?: 本当にできるの?

優しい母親?: それは厳しいわ……

厳しい先生?: 才能の無駄遣いには気をつけなさい。

シグリカ: うぅ……!

シグリカ: ごめんなさい 先輩 大丈夫?

シグリカ: 怪我してない?

最後の謎に向かう

漂泊者: 俺は大丈夫だ、シグリカは?

シグリカ: わたしも平気。けど、どうしてルーンが爆発したんだろう。なんでうまく制御できなかったの……

最後の謎を解く

期待している友人?: はぁ……これで最後だって分かってるよね?自分を証明できる、最後のチャンスだよ……

厳しい先生?: ロイ人にとって、才能とは何なのか、神のたまわり物とは何なのか、その答えを教えてあげましょう。

優しい母親?: 愛しのシグリカなら、きっとできるわ……

シグリカ: ふぅ、この謎の答えは……

漂泊者:

シグリカ: ロイ人にとって、太陽は神からのたまわり物。わたしにとって、初めて会得えとくしたルーン。

シグリカ: それが、才能の鍵。

シグリカ: お願い、わたしの答えが間違ってるはずない。

シグリカ: この謎の答えは……太陽。

シグリカ: 違うの?なんで、どうして……

ここに存在しない声: 失敗した子は、ここに残るべき。

漂泊者: あの声だ。

ここに存在しない声: つらいでしょ、がっかりしてるでしょ?自分を疑ってるのに、なんで続けるの……?

シグリカ: そんな……ルーンが反応しない!

漂泊者: 攻撃が一切効かない。おそらく、周りからエナジーを吸収してる。

ルシラー(通信中): ようやく見つけたわ。

???: ふっ、私のペットはよくできているだろう?

???: 漂泊者は、これらの感情をどう対処するのか。

???: 見せてもらおう。有効に使うのみだ……せっかく時間を稼いでくれたのだから。

裏学園を調べる

リューク・ヘルセン: 体に異常はないよ。ルーンの解読に失敗したのは、当時の心理状態に問題があったからだろうね。

リューク・ヘルセン: シグリカ君、前に話したことは覚えているかい?

シグリカ: もっと自信を持つようにって。

リューク・ヘルセン: そう、ただし焦りは禁物だ。飴をあげよう。

漂泊者: さっきの曲、どこか懐かしい感じがする。

ルシラー: 気に入ったのかしら?

漂泊者:

ルシラー: 「フリート・スノーフラッフ」の歌だもの。彼女の歌は、いつだって人を安心させてくれる。そう思わないかしら?

漂泊者: エイメス……

ルシラー: 私たちは裏学園に入って二人に協力しようとしたけれど、裏学園に周波数を拒まれたの。そして、あの化け物は裏学園の権限を奪い、学生しか出入りできないように制限した。

ルシラー: だから、仕方なく別のやり方を探したわ。幸い、裏学園に発生した感情までは制限できないようね。

ルシラー: どんな感情も、裏学園に必ず痕跡が残る。この間あなたたちが開いたファンクラブのイベントで、たくさんの優しい思い出ができたから、この歌の力で二人を連れ戻せたのよ。

シグリカ: あの化け物は、ただの残像ざんぞうじゃありませんでした。いったい何なんですか?

シグリカ: さっき遭遇したのが何なのか知りたいんです。

シグリカ: わたしを信じてください、教授。先輩……わたし、本当に役に立ちたいの。

漂泊者:

ルシラー: 現時点で断言できるのは、あの残像ざんぞう残星組織フラクトシデスのものだということくらいかしら。

シグリカ: 残星組織フラクトシデス

漂泊者: 前に残星組織フラクトシデスの組織長から予告されたんだ。奴は俺たちとゲームをしたいらしい。

リューク・ヘルセン: おそらく、そのゲームというのは学生の間に伝わっている謎のことだろうね。

リューク・ヘルセン: 謎と関係のある人は、すでに追っているよ。実際、彼らの多くは現実世界に支障を来たしている。

リューク・ヘルセン: ずっと続けていた研究や課題を投げ出したり、苦痛をつ当たりしたりする人もいれば、自分の行動をコントロールできなくなった人も……

リューク・ヘルセン: その子たちは、すでに残星組織フラクトシデスの「演技」の一部になってしまったと考えたほうがいい。

漂泊者: シグリカも、その一人だな。

シグリカ: わたし?

漂泊者: 裏学園の謎も残像ざんぞうも、明らかにあなたを狙っていた。

漂泊者: 裏学園と関わりがあるんじゃないかと疑っていたが、どうやらゲームにただ巻き込まれたようだ。

シグリカ: 何がゲームなの?一刻も早く止めないと。わたしなら、あの変な謎を解けるよ。

シグリカ: 教授、先輩、わたしに……

ルシラー: シグリカさん、一度帰って休みなさい。

シグリカ: どうして?わたしが失敗したから?

ルシラー: 危険だからよ。

ルシラー: 協力したい気持ちは分かるわ。けど、学生を危険に晒すわけにはいかないの。

シグリカ: わたしは……

漂泊者:

漂泊者: 今は休んだほうがいい、シグリカ。

漂泊者: ルシラー学園長の言う通り、今の裏学園は危険だからな。何より、シグリカには休みが必要なんだ。

シグリカ: 先輩……

シグリカ: 分かった。

リューク・ヘルセン: やはり、ワタシは彼女を加えてもいいと考えている。人に認められるために必死になっていることは知っているだろう?

ルシラー: もちろん、一緒に行動できるわ。けれど、今の状態のままではダメよ。

ルシラー: リューク先生、あの子は自分に自信がないそうね。

ルシラー: けど……私からすれば、むしろ逆に見える。

ルシラー: きっと、負けず嫌いな子だわ。自分なら全部の期待に応えられると思っているはずよ。

ルシラー: いえ、応えなければならないと思っているのかもしれない。まるで、ワイヤーの上を歩いているようね。

ルシラー: 似たような学生を山ほど見てきたもの。

ルシラー: 自分ならできると信じ、失敗しないように全力を尽くして、自分を証明しようとする。

ルシラー: 漂泊者君、前に言った方向を間違えた学生のこと、まだ覚えてるかしら?

ルシラー: 彼女はスタートーチ学園を離れただけじゃないわ。

ルシラー: ……スタートーチ学園が彼女を永遠に失ったの。

ルシラー: 彼女はワイヤーを最後まで渡りきれなかった。

ルシラー: 残星組織フラクトシデスは、そういった感情を利用しようとしている。

ダーニャ: 見つけましたよ、シーちゃん。あの友達はどこにいったんですか?うーん、大事な話があるから、シーちゃんを帰らせたとかぁ?

シグリカ: わたしがダメだったから……

ダーニャ: これ、あげます。トワイライトハニー味、好きですよね。

ダーニャ: こうなったら、いっそ謎なんて放っておけばいいと思いますけど。それとも、未来のヘリオディック・シックス日隠れの六席だってことを、みんなに証明したいんですかぁ?

シグリカ: わたしは……ただ、みんなをがっかりさせたくないだけ。

ルシラー: 子どもたちは、誰もが純粋じゅんすいな心を持って学園にやってくる。

ルシラー: 純粋じゅんすいな心のおかげで、今のスタートーチ学園があるの。

リューク・ヘルセン: それを残星組織フラクトシデスに利用されたまま見過ごすわけにはいかない。ましてや、学生一人ひとりの知識は、ラハイロイに小さくない影響をもたらしてくれる。

漂泊者: だとしたら、なおさら残星組織フラクトシデスより先に片付けないと。あの残像ざんぞうは、今もエナジーの吸収を続けている。学園長は言っていたな、裏学園とは感情の渦のようなものだと。おそらく、あの残像が中心だ。

漂泊者: 早く見つけ出そう。

ルシラー: 飴を多めに用意しておく必要がありそうね、リューク先生。

リューク・ヘルセン: 経費申請してもいいのかい?

リューク・ヘルセン: 裏学園の監視はワタシたちに任せてほしい。漂泊者は帰って休むんだ。

リューク・ヘルセン: 大丈夫さ、このゲームを残星組織フラクトシデスに勝たせるつもりはないよ。

事件はひとまず一段落した。次の謎が始まるまで、自由に過ごそう。

シグリカ: 先輩、来てくれたんだね!

シグリカ: この間お世話になったお礼に、これを買ったの。

シグリカ: はい、あげる!

漂泊者:

シグリカ: うん、陽換ひかえの祝典しゅくてんの限定版なの。行列に並んで買ってきたんだ。

シグリカ: この飴には、ちょっとした不思議な効果があるの。食べるたびに違う効果が出るらしいよ。リラックスさせてくれる効果があるって聞いたんだ。

シグリカ: 食べてみて。

漂泊者:

漂泊者: ……悪くない味だ。ちょっと待て、声が……

シグリカ: こんな効果もあるの!?

シグリカ: わたしも食べてみよう……

シグリカ: 変な味……ヒック、あれ違う。わたし……ヒック!ごめん、ヒック!

シグリカ: 人はエラ呼吸じゃなくて肺呼吸なのに……ヒック!

シグリカ: と、止まらない……ヒック!

漂泊者: ……

漂泊者: アブ。

アブ: どうしたんだ、何か用でも――むぐっ、何を食わせたんだ!

アブ: チュル!?

シグリカ: ヒック!太陽の精霊の鳴き声を真似してるの?

シグリカ: 面白いでしょ?残りの飴は、みんなに試してもらう?

シグリカについていく

ダーニャ: ……ふわぁ、また何か用ですかぁ?

漂泊者:

ダーニャ: 新しい太陽が昇ったことを祝うんですよ。ロイ人にとって、千年間の責任が下りたとか?

ダーニャ: 責任なんて、勝手に感じてるだけだと思いますけどねぇ。

漂泊者:

ダーニャ: 肩の荷を下ろしたら、自由になれると思ってるだけですが。

ダーニャ: 何か知りたいことがあれば、彼女に聞いてくださいね。きっと、助けてくれますよ。

ダーニャ: そういうつまらない性格してますし。

ダーニャ: ふふっ。

シグリカ: ヒック……安心して、効果はちょっとしか続かないから、もうすぐ……ヒック!

漂泊者: 俺は大丈夫だ、シグリカはしばらく喋らないほうが……

祝典の会場に向かう

ダーニャ: ふわぁ……祝典の屋台の場所なら、リンネーちゃんが詳しいですよ。怪我した人は、N.A.N.A.を呼んでください。物を紛失したら、パソコンの中をウロチョロしてる人のところに行けば大丈夫です。とにかく、私のところに来られても困るんですよねぇ。

シグリカ: ニーヤちゃんに会いに来たよ……ヒック。

ダーニャ: シーちゃん、少し休ませてくださいよ。宿題のない朝の清々しい空気を楽しんでるところなんですから。

ダーニャ: まぁ、シーちゃんが元気すぎるせいで、周りの空気が乱れてしまいましたけど。こんなに早く気分が良くなるなんて、何があったんですかね……それで、何か用ですか?

シグリカ: あのね、ヒック!

ダーニャ: ……水を飲んだほうがいいですよ。

漂泊者: これを食べてほしいって、シグリカが……

ダーニャ: 声変わりの時期なんですかぁ?

アブ: チュル!

シグリカ: 試してみて、ダーニャちゃん!

ダーニャ: ……断ります。前に食べた飴のせいで、目と口から虹色の光が出続けたんですよ。4分35秒もの間。

シグリカ: あれは試作品なの。今回は違うから、わたしを信じて……ヒック!

ダーニャ: ほら、本当に誰がこんな変な飴を作ったんですか。この謎を解いてくれる人がいたらいいんですけど。

ダーニャ: 遊びたいなら、リンネーちゃんのところに行ってください。彼女なら絶対に楽しんでくれますよ。入場券なら渡しておくので。

ダーニャ: はい、さようなら。

会場で「知り合い」を探す

リンネーを探す

リンネー: やっほー、漂泊者君。シグリカちゃんも!

シグリカ: リンネー先輩……ヒック!

リンネー: しゃっくりしてどうしたの、シグリカちゃん!

漂泊者: レインボーパチパチキャンディーを食べたんだ。リンネーも食べてみるか?

リンネー: わっ、漂泊者君の声も変わってる。あたしも試したいな、ひとつちょーだいっ!

二人の前で、リンネーは飴を食べた。

リンネー: ちょー「マズい」んだけど!

リンネー: えっ、あたしそんなこと「言うつもり」だったのに?言葉と考えてることが「同じ」になってる……あれ?

漂泊者: 逆さ言葉になってしまう効果か……

リンネー: あははっ。超「つまんない」ね、「悲しい」!

リンネー: そういえば、この前のことはどうなったの?

漂泊者:

リンネー: じゃあ、今はインターバルなんだ。

リンネー: なら、ちゃんと「休んだらダメ」だね。このゲーム、あたしも制作チームの一人なんだけど、絶対「試さないで」。うーん、一緒に10回「やらないで」。

シグリカ: やってみたい!先輩は?

漂泊者:

リンネー: 掃討制そうとうせいだよ、掃討制!

リンネー: よしっ。シグリカちゃん、やろう。

二人のゲームを眺める。リンネーは慣れた手つきでスクリーンを操作しているが、シグリカは慣れていないようだ。三人は楽しい時間を過ごした。

リンネー、シグリカとゲームを遊ぶ

リンネー: ふふっ、やっぱりゲームは「最低」だね。

リンネー: えーっと……まぁ、二人には分かればいっか。

シグリカ: リンネー先輩、言ってることが完全に逆になってるよ。

シグリカ: でも、そろそろ効果が切れるはず。わたしのしゃっくりも止まったし……

リンネー: 大丈夫「じゃない」、これで「良くない」よ。あたし、「悲しい」から!

リンネー: ……効果が切れるまで待とうかな。

リンネー: その飴、まだある?

シグリカ: もちろんだよ。たくさんあるからあげるね。

リンネー: ありがとっ。この飴、ホント「つまんない」ね。みんなにも試してもらって、「悲しませたい」な。

リンネー: 「悲しんで」ね、二人とも。

シグリカ: うん、リンネー先輩も楽しんでね!

シグリカは何かを考えている様子だ、彼女と一緒に二階へ向かう

シグリカは何か思い悩んでるようだ。ついていってみよう。

シグリカ: 「悲しんでね」と「楽しんでね」か……

シグリカ: 違う言葉だけど、意味は同じ。リンネー先輩は、自分の心の声を聞きながら話してるんだよね。

シグリカ: いいなぁ。

漂泊者: シグリカは楽しいか?

シグリカ: あれ……先輩、声が戻ったの?

シグリカ: えっと、ちゃんと「休んだらダメ」だったかな。

シグリカ: 祝典しゅくてんにいるみんな、楽しそう。

シグリカ: こういう時……目を閉じると、たくさん声が聞こえるの。騒がしい声が。

シグリカ: 新発売のパチパチキャンディーを売る掛け声、ハイスコアを取って上げる声。

シグリカ: 歌ったり、喜んで笑ったりしてる声も聞こえてくる……素敵だね。

シグリカ: でも、わたしの心の中には、別の声が存在してる。

シグリカ: 裏学園でみんなをがっかりさせた時に聞こえた言葉のせいで、どうしたらいいか分からなくなっちゃった。

シグリカ: 裏学園を出てから、みんな心配してくれたの。「調査を続けないで休むよう」に言われたんだ。

シグリカ: 帰ったら、思い出したの。みんなにかけてもらった励ましの言葉を。

シグリカ: 「シグリカはきっといい人になれる」「どんな謎も解けちゃうんだね」「あなたならきっとできる」「絶対に自分を証明できる」と……

シグリカ: 言葉の一つひとつが、熱い黄金おうごんのように輝かしくて……温かいの。

シグリカ: その言葉を、全部抱き締めたいくらい。

シグリカ: こんなにも、たくさんの声が……先輩、もし先輩だったらどうする?

漂泊者:

シグリカ: ふふっ、そっか。心の声……そんな選択肢、考えたことなかったよ。

シグリカ: そうだね、みんなの期待に応えなくちゃ!

漂泊者: でも、答えを無理に出す必要はない。

シグリカ: 答えを出さないなら、どうすれば……

漂泊者: ただ動くことも大切だ。

シグリカ: ……

ルシラー(通信中): 緊急事態よ、漂泊者君。学生が何人か裏学園に閉じ込められてしまったみたい。

ルシラー(通信中): 位置情報を送っておいたわ。

漂泊者: 残星組織フラクトシデスが動いたらしい、急がないと。

シグリカ: わたしも行きたい。

漂泊者: 分かった、行こう。

ルシラーを探す

ルシラーと会話する

ルシラー: 来たわね、漂泊者君。それと……シグリカさんも。

シグリカ: ルシラー教授……

ルシラー: 自分を証明したい気持ちは理解するわ。でも、そんな状態で同行は許可できない。

ルシラー: 知ってると思うけれど、この先はとても危険よ。敵は影に潜んでいる。例の残像ざんぞうの弱点すら掴めてないわ。

シグリカ: いえ、教授。それでも同行させてほしいんです。

シグリカ: 心配してくれてるのは分かってます。でも、この中で裏学園を一番知ってるのはわたしです。学生が閉じ込められているのに、見て見ぬふりはできません。

シグリカ: ルーンの解読が必要なら、きっと役に立てるはずです。

シグリカ: 何かを証明したいわけじゃありません。わたしは本心で、こうするべきだと思ってるんです。

漂泊者:

ルシラー: この学生たちの信号が、同時に裏学園に消えたわ。

漂泊者: 千咲……彼女も中にいるのか。

シグリカ: アイリアちゃんも!どうして彼女が……

ルシラー: 事故当時、二人は寮のロビーにいたはず。誰か一人が謎を起動した結果、全員が裏学園に吸い込まれたのでしょう。

ルシラー: 現在、モーニエが裏学園の様子を監視しているわ。同時に、閉じ込められた学生の位置を探知しているところよ。

ルシラー: それと、ここでこれを見つけたわ。

シグリカ: またルーンと関係してる謎……

漂泊者: の光の祝福を受けよ」……どういう意味なんだ?

シグリカ: わたしたちの成人式の絵だよ。

シグリカ: ロイ人はみんな、一族の期待に応えられるようになったら、ドライブのところに行って、刻印を受けなくちゃいけないの。

シグリカ: ドライブはわたしたちの体に刻印を残して、新たな門出かどでを祝福してくれるんだ。

シグリカ: 見て……これが、の光の刻印。

漂泊者:

シグリカ: そうだよ。みんなより3年も早く成人したの、すごいでしょ!

ルシラー: ロイ人は才能と力を重要視しているの。だから、刻印試練を通過すれば成人できるわ。ロイ人たちにとって、それくらい大事な儀式なのよ。

シグリカ: はい、今も覚えてます。刻印を受ける前の日は、興奮しすぎて全然眠れませんでした。

シグリカ: もうすぐ成人するんだ……成人したら、何でもできるようになるのかな、全部うまくいくのかな、なんてこと考えてましたね。

シグリカ: この絵に描かれた女の子も、そんな風に思ってるのかな。でも、どう見ても彼女が受けてるのは、祝福じゃなくて枷……

シグリカ: この謎を出した人は、何を伝えようとしてるんだろう。

ルシラー: 裏も見てみましょう。

漂泊者:

漂泊者: (やはり、裏にも文字がある)

シグリカ: 「何も考えず、見なくて良い。感情から逃れたくば、期待という枷を破るのだ」

漂泊者: 「期待という枷」は絵の内容と一致してるな。裏学園の入り口は、この絵に描いてあるルーンと関係してるはずだ。

漂泊者: シグリカ、このルーンを見つけて、解読してもらえないか?

シグリカ: 任せて。

漂泊者: それじゃあ、すぐ裏学園に潜入し、みんなを連れ戻すぞ。

ルシラー: 待ちなさい。

シグリカ: ルシラー教授、わたし……

ルシラー: そこまで行きたいのなら、もう止めないわ。ただし、これを持っていくこと。

漂泊者: ……これは、彼女のレコード。

ルシラー: 「保険」よ。いざという時は、これを奏でれば、時空を超えた歌姫が水色のエコーをもたらしてくれるはずよ。

漂泊者:

ルシラー: ええ、そうね。

ルシラー: 一方的な感情に追いつかれないように。

ルシラー: 何があっても、必ず無事に帰ってくるのよ。

ルーンの記号に従って進む

シグリカ: このルーンの糸、わたしの寮に繋がってるなんて……

シグリカ: 片付けてないけど……まぁいっか、笑わないでね。

シグリカの日記のようだ、読まないでおこう……

シグリカの写真を調べる

シグリカ、ダーニャ、ニヴォラ3人のスリーショット。 「ずっと友達でいようね!」

シグリカの日記を調べる

裏学園の入り口を探す

シグリカ: 入り口を引き出しに隠すなんて……こんなところ、絶対に感情を入れる場所じゃないよ。

シグリカ: 引き出しの中から入るしかないみたい!

漂泊者: (ここは……初めて入った時とよく似てるな)

シグリカ: 先輩、モーニエ教授から通信だよ。

モーニエ(通信中): 先輩、聞こえますか?

漂泊者:

モーニエ(通信中): ……良かったです。裏学園の権限の一部を奪い返すことに成功しました。今、このエリアは徐々に私たちの支配下に戻りつつあります。

モーニエ(通信中): 中にいる学生たちの座標も特定できました。後ほどデバイスに送りますね。

ルシラー(通信中): 漂泊者君、みんなを頼んだわ。

行方不明になった学生を探す

シグリカ: 前回と同じ残像ざんぞう

やかましい声: 残って……残って……

やかましい声: ここに、残って……

シグリカ: 千咲さん!

千咲(ちさ): ……あっ、こんにちは。

千咲(ちさ): 少しだけいいですか。今、キーボードを調べているので……見てください、これを電気グリルに繋いで、すべての白鍵はっけん黒鍵こっけんをスイッチにすれば……

千咲(ちさ): ……ごめんなさい。道に迷ったので、時間を潰すために何かしようと思ったんです。

シグリカ: 千咲さんはどうやってここに来たの?

千咲(ちさ): 自分もよく分かりません。最初は学生自治会じちかいに新しい課題を提出しに行ったんですが、何か言い争っていたので、しばらく待っていました。

千咲(ちさ): そしたら、突然目まいに襲われ、目を覚ましたらここに飛ばされていたんです。

千咲(ちさ): それで、ウサギに付いていったら、面倒なものを見つけました。

漂泊者:

千咲(ちさ): 二人とも、ここについてよく知っているようですね。その通りです。過去の影が残像ざんぞうになって、襲い掛かってきたんです。

千咲(ちさ): 全部、切ってしまいましたが。

漂泊者:

千咲(ちさ): 過去の幻影げんえいに惑わされるわけがありません。ただ、ここから出る方法は見つかりませんでしたね。

千咲(ちさ): ですが、こうして出会えたのは運が良かったです。二人なら出る方法を知っているんでしょう?

シグリカ: うん、そのために来たから。ほかの閉じ込められてる学生も連れ戻さないと。

千咲(ちさ): では、私も一緒に行きます。役に立ちたいので。

千咲(ちさ): また一緒に戦えますね、漂泊者さん。

シグリカ: 一緒に戦ったことがあるの?

千咲(ちさ): ええ、穂波で。当時の私たちは、道を裁断さいだんしながら町を走り抜けていたんです。

シグリカ: すごい……

敵を倒す

千咲(ちさ): また邪魔な影たちが現れましたね。気をつけてください。

驚いている学生: いったい何の声?なぜ、こんな……どうすればいいの……

落ち着いている学生: 落ち着け、きっと方法はあるはずだ。

シグリカ: いた、こっちだよ。

行方不明になった学生を探す

学生と会話する

千咲(ちさ): 皆さん、無事ですか?

落ち着いている学生: 大丈夫だ。

驚いている学生: け、けどアイリアがいない……

漂泊者:

落ち着いている学生: 俺たちにも分からない。アイリアは俺たちの一番重要なメンバーなんだ。この前だって、祝典しゅくてんの重要な仕事をやりきってくれた。

落ち着いている学生: なのに、最近は姿を見ないし、任せてた仕事も手をつけてくれない。

落ち着いている学生: 何かあったのかもしれないと思って、事情を尋ねようとしたら……

落ち着いている学生: 俺たちを見るなり、逃げ出してしまったんだ。それで、話を聞くために追いかけたら……

落ち着いている学生: 突然目まいに襲われて、目を覚ましたらここにいたんだ。

驚いている学生: なんでこんなことになったの。うぅ、どうして……

ここに存在しない声: あなたたちが悪いのに。

ここに存在しない声: あなたたちの期待が、枷を生んだせい……

驚いている学生: また声が、この声よ……

ここに存在しない声: このまま、ここに残って……

驚いている学生: ああっ――

漂泊者: 気をつけろ。

敵を倒す

漂泊者: この残像ざんぞうは、学生たちの感情に活性化されてる。

シグリカ: 気をつけて、前より強くなってるみたいだよ。

千咲(ちさ): 急いで片付けましょう。

シグリカ: とりあえず片付いたね!

シグリカ: いつ再生してもおかしくないから、早くここを出なくちゃ。

漂泊者: モーニエ、一時的な安全エリアは見つけられそうか?

モーニエ(通信中): 一箇所いっかしょ、発見しました。

漂泊者: 千咲。

千咲(ちさ): ええ、学生の安全は私に任せてください。

シグリカ: ルーンを描いたよ。みんな、わたしのルーンに付いていって。

シグリカ: 先輩、アイリアちゃんを探しにいこう。

アイリアを探す

シグリカ: 先輩、見て。ウサギだよ。

ウサギを追う

シグリカ: 2匹もいる!

漂泊者: 手分けして追うぞ。

手分けしてウサギを追う

ウサギを追う

漂泊者: ウサギが大きくなった……?

漂泊者: いや、俺が小さくなってるのか。

漂泊者: どうやら、音の波が出そうだな。

漂泊者: このマイクの力を借りよう。

シグリカ: 先輩、こっち!

シグリカ: 良かった、無事で。

シグリカ: 急に全部大きくなっちゃって……ううん、わたしが小さくなっちゃったんだ。

漂泊者: 世界を観察するにはちょうど良かった。

シグリカ: この前、会いに来てくれたんだけど、その時は謎解きで忙しかったの。そしたらある日、もう助けは必要ないって言われちゃって……いったい、何があったんだろう。

アイリアを探す

アイリア: 私を探しに来たんでしょ?もう帰って。

シグリカ: アイリアちゃん、何があったの?わたしに手伝えることはない?

アイリア: 手伝う?ううん、もういらない。大丈夫だから。

アイリア: ここにいれば、何も考えなくていいし、何も見ずに済む。

アイリア: もう見たんでしょ?授業も宿題もキリがないし。

アイリア: 飽きちゃったの。

アイリア: 私、いつも思ってたんだよね。なんで責任を私一人に押し付けてくるのかなって。

アイリア: 「素晴らしい人」「重要な人」「才能がある」「きっとできる……」そんなたくさんの期待に、いちいち応えてられないし。

アイリア: ねぇ……シグリカ、未来のヘリオディック・シックス日隠れの六席……教えてよ。責任を押し付けられて、どうして頑張れてるの?

シグリカ: ……みんなの期待に、応えたいから。

アイリア: 本当に?

アイリア: どうして、いつも期待に答え続けられるの?

アイリア: ずっと聞きたかったんだよね。シグリカはヘリオディック・シックス日隠れの六席になるから、学園も卒業しないといけないし、ルーンの研究もあるし、太陽の軌跡も測らないといけないでしょ。疲れたりしないのかなって。

アイリア: そう思ってたら、裏学園でシグリカに出会ったの。

シグリカ: わたしに……?

漂泊者: つまり……シグリカの幻影げんえいを見た、と。

アイリア: そう、あなたの心の声を見た。そしたら、私とそっくりだったよ。

アイリア: 刻印こくいんの試練は、万能な儀式なんかじゃない。悲しみも、失望も、自己猜疑さいぎも、決して消えたりはしない。みんなの期待が高まれば高まるほど、それは枷となる……

アイリア: そんな時に、シグリカは言ったよね。全部、投げ出せたらいいのにって。

シグリカ: わたしがそんなこと言うはずないでしょ?いや、でも……

アイリア: じゃあ、なんで私を連れ戻そうとするの?教えてよ、そんなにたくさんの枷を、どうやって打ち破る気?

シグリカ: ……いったい、どうすればいいんだろう。わたしは……

漂泊者: 絶対的な正解なんてないんだ。

漂泊者: 彼女は答えを求めているが、俺たちには出せない。

漂泊者: それでも自分たちなりに力を尽くそう。

見よ、才を授かりし者の歓び

アイリアと会話する

アイリア: 気づいたら、学生自治会じちかいの仕事がプレッシャーになってたの。それでも私は、精一杯仕事をしてきた。

アイリア: 理由はシグリカが一番分かってるでしょ。未来のヘリオディック・シックス日隠れの六席

シグリカ: あなたは……仕事を失敗した時のことを想像するのが怖いんだね。

アイリア: そうだよ。みんなの期待を裏切ったら、どうなるのか……みんなにどんな言葉を向けられるんだろうね。

アイリア: 大丈夫だよって慰めてくれるの?それとも、なんでもっとうまくできなかったんだってしかるの?

アイリア: もう、考えるのも嫌になった。

アイリア: だから答えを見せてよ、二人とも。どうしたら、あの枷を破れるの?

漂泊者:

漂泊者: 俺たちがどんな答えを出そうと、最後に選択を下すのはあなた自身だ。

漂泊者: だが、ここにもっているだけじゃ何も変わらない。

漂泊者: 俺たちにできることは、あなたをここから連れ出すこと。

アイリア: 連れ出すって?外でみんなの怒りや憐れみ、不安に満ちた表情を眺めてればいいって言うの?

シグリカ: 先輩、気をつけて!

敵を倒す

アイリア: なんで、ここまで逃げても悲しいんだろう。いったい、どうすればいいの?

アイリア: あなたなら理解してくれると思ったのに。いつかヘリオディック・シックス日隠れの六席になる、あなたなら……

ルシラー: シグリカさん、この問題に答えてちょうだい……シグリカさん?

シグリカ: わたしは……

ルシラー: ……座っていいわ、シグリカさん。最近、うわそらね。テストの成績も落ちてきてるようだけど、何かあったのかしら?

ダーニャ: もう学校はとっくに終わってますよ、シーちゃん。どうしてまだいるんですか?

シグリカ: この問題……まだ解けてないから。

ニヴォラ: 大丈夫だよ、シグリカ。どんな問題も、あなたなら解けるよ。

ニヴォラ: だって、未来のヘリオディック・シックス日隠れの六席だから!「ミネルヴァ・トレジャーハント」の謎だって、簡単に解いてたよね!

アイリア: どう?「未来のヘリオディック・シックス日隠れの六席」として、ずっとその称号を背負って生きていくつもり?

アイリア: 必ず成功するって期待してる人たちに、自分なら絶対できるって証明したいの?

シグリカ: まだ裏学園にいるんだね……

シグリカ: あなたは誰なの?

アイリア?: うん……私は誰なんだろうね?あの謎たちが、答えを教えてくれたでしょ。

アイリア?: 失敗する姿を想像しないようにしてきた。みんなに慰められるのも、怒られるのも怖いから。

アイリア?: 失敗した自分と向き合う勇気がないの?それとも、何でもできるって思い込んでるの?

シグリカ: どうして――

アイリア?: ――どうして知ってるのかって?

シグリカ?: わたしはあなただからだよ。

シグリカ?: おかしいと思わないの?どうして裏学園でアイリアと出会ったのか。なぜ、あの謎が自分の過去とそっくりだったのか。

シグリカ?: 裏学園に起きた変化も、あなたたちに聞こえた変な声も、遭遇した残像ざんぞうも……

シグリカ?: すべての原因はシグリカ、あなたにあるの。

シグリカ?: ……そして、あなたは必ずここに戻ってくる。

裏学園を調べる

漂泊者: シグリカ?

シグリカ: 先輩?

漂泊者:

シグリカ: わたし、失敗しちゃった……ごめん、本当にごめんね。みんなにも、申し訳なくて……

漂泊者: 謝ることはない、シグリカ。裏学園で何かに遭遇したのか?

シグリカ: わたしもよく分からないの……おかしい、おかしいよ。なんでこうなったの……

シグリカ: ものすごく怖い悪夢を見た……ううん、あれは悪夢なんかじゃない、真実なんだよね。

シグリカ: 裏学園に起きた変化の原因は、わたしにあるの。あの残像ざんぞうも、謎も、全部わたしのせい。

シグリカ: 失敗と向き合う勇気がないせい、自分なら何でもできるって勘違いしてたせい……みんなの好意を、期待を裏切るんじゃないかって、いつも怖くて仕方ないの。

シグリカ: 怖いよ。もう、どうすればいいの……

漂泊者:

漂泊者: 所詮しょせん、悪夢に過ぎない。裏学園から出られたし、学生はみんな無事だ。大丈夫、よくやった。

シグリカ: あれは本当に、ただの悪夢だったの?

シグリカ: さっき……ずっと「残って」ってささやく声のぬしと会った。

シグリカ: あの声の正体は、わたし自身だったの……

シグリカ: わたしがあの声の存在を作ったんだ。だから、わたしには謎が解けたし、残像ざんぞうと遭遇した。あの声は、わたしが絶対に戻ってくるって言ってたの。

シグリカ: どうすれば、これ以上事態を悪化させないようにできるのかな?

漂泊者: 「正しい」答えを出すことはできない。

漂泊者: でも、これだけは言える。シグリカに何があっても、俺は協力しよう。

シグリカ: でも……それじゃ、人を頼ることになるでしょ?

漂泊者: 自分で解決できるならベストだ。だけど、一人で困難に立ち向かってるわけじゃない。

漂泊者: 前に言っていただろう?目を閉じたら、多くの声が存在していると。

漂泊者: だが、裏学園で聞いた言葉も、こうして俺が話している言葉も、ただの「声」に過ぎない。

漂泊者: 大事なのは感情そのものじゃない。どう感じたのか、それと立ち向かってどうしたいのかこそ重要だ。

シグリカ: わたしの選択が、さらに悪い結果をもたらすことになっても?

漂泊者: だとしても構わない。俺たちは、後悔せず最後まで頑張ったからな。

漂泊者: ある大事な人の話だが、彼女は自分の運命を知っているにもかかわらず、迷いなく犠牲になる道を選んだ。

漂泊者: 救世主になろうとして、約束通りすべてを成し遂げた。

漂泊者: 彼女をどんな風に評価すればいいか分からない。ただ、決意と勇気は認めたい。

漂泊者: 俺は全知全能ぜんちぜんのうじゃないから、できないことだってある。

漂泊者: だけど、結果がどうあれ、自分の選択を後悔はしない。

シグリカ: ……

シグリカ: 失敗すると分かっていても、やらないといけないんだね……

シグリカ: 先輩……もう少し考えさせて。

いったん離れて、シグリカにゆっくり休んでもらう。

少女はベッドのそばでまぶたを伏せ、かすかにすすり泣いている。今は、ひとりで考える時間を与えたほうがいいのかもしれない。

ルシラーに返信する

「場違い」な招待状を目の前に、あなたはしばらく考え込んだあと、約束の場所へと向かった。

ルシラーの招待に応じ、学園のシアタールームに向かう

ルシラー: ちょうどいいわ、そろそろ始まるところよ。

ルシラー: さぁ、漂泊者君。一緒に入りましょう。

シアタールームに入る

ルシラーを探す

ルシラーと映画を見る

ルシラー: ……どうやら、主役は迷ってしまったようね。

漂泊者:

ルシラー: ええ。あれから一度、彼女と話をしたわ。

ルシラー: 自分だったらどうするのか聞かれたのよ。

ルシラー: だから私は「できることをやって、悔いのない選択をする」と伝えた。

ルシラー: けれど、そう思えるのは、大人として色々経験してるからでしょうね。

ルシラー: 漂泊者君、あれ以来、彼女から連絡はあったのかしら?

漂泊者:

ルシラー: どうやら、小さくない衝撃を受けたようね。

ルシラー: こちらから会いに行くのはどうかしら?

ルシラー: 今までずっと、みんなの期待に応えようと必死だった。でも、一番向き合うべき相手は自分自身よ。

ルシラー: 言うほど簡単ではないけれど。

ルシラー: それに彼女の場合、「自分自身」というのは、裏学園で起きた変化の「中心」よ。余計、難しいでしょう。

漂泊者:

ルシラー: ええ。モーニエが周波数を比較した結果、あれはあなたたちが前に遭遇した残像ざんぞうであり、裏学園の出来事の源だと判明したわ。

漂泊者: なら、人を惑わす影を引っ張り出せばいい。

ルシラー: その通り。あの影も言っていたでしょう。シグリカはいずれ自分の元に戻る、と。なら、必ず新しい謎を出してくるはず。

ルシラー: 最後は、シグリカの思い次第よ。

ルシラー: ……ほら。映画の主人公も、すべての始まりに戻ると決断したわ。

ルシラー: 色々と経験したうえで、彼女は逃げた過去と直面することにしたようね。

ルシラー: いい結末だと思うけれど、違うかしら?

シアタールームを出る

ルシラーからのメッセージを見る

漂泊者: (新たな謎……シグリカに連絡をしよう)

シグリカを誘う

漂泊者: (返事がない……ひとまず占い師のところへ行こう)

祝典の会場に向かう

占い師を探す

「占い師」の所に向かう

シグリカ: 先輩。

漂泊者:

シグリカ: うん。

シグリカ: ここ数日、みんなと話をしたの。

シグリカ: リンネー先輩は、自分の過去についてたくさん教えてくれてね。スタートーチ学園に来たばかりの頃は、これから先に何が待っているのか、先輩でも分からなかったって。

シグリカ: けど、今の生活に不満はないし、ここにいられることを嬉しく思ってるって言ってたよ。

シグリカ: ルシラー教授には、たとえ何が起きようと、逃げずに立ち向かってほしいって言われたの。そして、わたしだけじゃなくて、あなたや教授、リューク先生も……みんな、裏学園に学園を侵蝕させはしないって言ってくれた。

シグリカ: ダーニャちゃんは……いちいち細かいことを気にしないほうが楽っていつも言ってくれてるし、ずっと気にかけてくれてる。

シグリカ: そして、先輩の言葉も、全部大切にしまってるよ。

シグリカ: その声の数々は黄金おうごんのようで……抱きしめながら、色々考えたの。

シグリカ: わたしのせいで裏学園がこうなってしまったら、裏学園に戻って謎解きを続けていたら、残星組織フラクトシデスの思うつぼだったんじゃないかなって。

シグリカ: でも、ここで諦めたら、「渦の中心」が誰か人のところにできて、またわたしのように謎に閉じ込められる学生が現れるんじゃないか不安なの。

シグリカ: この謎は……わたしの不安と恐怖の表れ。何も考えずに逃げればいいのかな。それとも、裏学園にいるもう一人の自分と立ち向かったほうがいい?

シグリカ: 決心できてないのに……ここまで来てるのは、おかしいよね。

漂泊者:

シグリカ: やっぱり、自分で答えを出したい。

漂泊者:

シグリカ: ウラちゃん、謎を出して。

占い師: ウララ……謎が欲しければ、まず……

シグリカ: ウラちゃん、すぐに謎を出して。

シグリカ: 1行しか文字がないみたいだけど……

シグリカ: 「楽しむのだ。宴の始まりの場所へ行き、心の中の本当の自分と立ち向かえ」

シグリカ: 宴って……

漂泊者:

シグリカ: 祝典しゅくてんの始まりの場所って……つまり、陽換ひかえの祝典しゅくてんの入り口?

漂泊者: そこに行ってみよう。

謎が示した入り口に向かう

シグリカ: 先輩、見て。そこに入り口のルーンが。

入り口のルーンを見つける

漂泊者:

シグリカ: うん、ちょっとだけ。

シグリカ: 最後の謎が、心の中の本当の自分と立ち向かえって言ってる。

シグリカ: わたしの心の中は、どうなってるんだろう。失敗してるのかな?逃げてるのかな?それとも……

シグリカ: 分からない、だから……

漂泊者:

シグリカ: 先輩、カメラを見て。

シグリカ: もし何かあったら、わたしを起こしてね。

シグリカ: それじゃ、カウントダウンするよ。3、2――

漂泊者:

シグリカ: チーズ!

漂泊者: (ここは……シグリカの寮?)

シグリカ: 先輩、ここで「本当の自分」を探してみよう。

シグリカの部屋を調べる

日記を調べる

シグリカ: わたしは将来、ヘリオディック・シックス日隠れの六席になるんだって、みんなが言ってる。だったら、何事も頑張らなくっちゃ。

シグリカ: ルーンの計算も、解読も精確に。学園の授業も、いい点数を取らないと。

シグリカ: ……授業をサボったことなんて、一度もなかったの。

シグリカ: 全部、真面目に受けて、テストも準備をしてのぞんでたよ。

シグリカ: いい成績取れるように、いつも頑張ってきた。けど、必要な知識が多すぎて、先が見えない……

シグリカ: たまに思うの。どれだけ勉強しても、終わらないんじゃないかなって。

シグリカ: ……はぁ。謎の答えは、これじゃないみたい。ほかを探してみよう。

写真を調べる

シグリカ: これは、見ないで。

シグリカ: こ、こんな写真、いらないから。

シグリカ: 未来のヘリオディック・シックス日隠れの六席なんだから何でもできるって、ニヴォラちゃんは言ってくれる。

シグリカ: たまには力を抜いたほうがいいよって、ダーニャちゃんは言ってくれる。

シグリカ: わたしが何をしても、二人は励ましたり慰めたりしてくれるの。

シグリカ: 友達から得た信頼や友情は大切。でも、だからこそ……

シグリカ: わたしは失敗するのが怖いの。みんなの気持ちを裏切って、がっかりされるのが怖い。

シグリカ: 怖かったから、ずっとずっと頑張ってきた……

シグリカ: 最初から一人ぼっちだったら、もっと楽だったのかな?

シグリカと会話する

シグリカ: まだ見つからないね……

シグリカ: 先輩、少し休んで、先生が連れ出してくれるまで待とう。

漂泊者: シグリカ、この謎に答えが存在してると思うか?

シグリカ: どうだろう。よく考えたら、答えを見つけるのってそんなに大事かな?

漂泊者: 俺の知ってるシグリカなら、きっと答えを探すだろう。

漂泊者: 迷ったり悩んだりするが、それでも謎に立ち向かってきた。

漂泊者: つまり……

漂泊者:

シグリカ?: ……おかしいなぁ。

シグリカ?: わたしの言葉は、彼女の心の声なのに。

漂泊者: シグリカなら、心の雑音ざつおんを払い除けて正解を見つけられる。

漂泊者: 全部なかったことになれば良かったなんて願ったりはしない。

漂泊者: 俺の知るシグリカは、いつだって前に進む。

漂泊者: それに約束をした。もし、シグリカが悪夢に囚われたら……

漂泊者:

ウサギを追う

漂泊者: この言葉、シグリカを狙って……

漂泊者: 悪夢に落ちてしまったか……急いで目を覚まさせないと。

シグリカ?: ほら、また失敗しちゃった。本当の失敗を。

シグリカ?: みんなの期待を裏切った……何度も、何度も。みんなから素敵な人になってほしい、すごいことを成し遂げてほしいって言われてたのに。

シグリカ?: でもね、あなたは人を裏切る定めにあるの。だって、あなたの力や才能は、たかが知れてるから。

シグリカ?: なのに、どうして諦めないの?

漂泊者:

漂泊者: 奴を信じるな、シグリカ、それはただの悪夢だ。

シグリカ?: 認めたほうがいいよ。そのほうが楽だから、違う?

シグリカ?: 家族や友達の期待なんかに、応える必要はない。

漂泊者: 自分の気持ちに従えばいい。

シグリカ?: 先生が出した問題も、一生懸命答える必要はない。これ以上、前に進まなくていいの。

漂泊者: 今こそ、自分で一歩踏み出せばいい。

シグリカ?: ……憧れてた先輩の期待にも、もう応えなくていい。

漂泊者:

漂泊者:

渦の奥に向かう

シグリカ: あれ、裏学園から出てきてる。どうして……

シグリカ: 祝典しゅくてんは終わったの?あれは……

君のために悲しむ声

リンネー: どうしてこんなことに……

君のために流される涙

アイリア: あなたのせいだよ、シグリカ!

リンネー: どうしてこんなことに……

シグリカ: リンネー先輩、何が起きたの?

リンネー: 何が起きたって……あんたが学園を潰したんでしょ。

リンネー: なんで裏学園なんかに入るの?どうして謎に触れたの?

リンネー: 何もかも消えちゃったじゃん!

シグリカ: えっ、そんな……

君のために生まれる怒り

ダーニャ: あのルーン、爆発するなんて……

アイリア: あなたのせいだよ、シグリカ!

アイリア: シグリカが謎を解けなかったせいで、裏学園は学園を呑み込んだ。だから、みんなこんな風になったの……

アイリア: なんで……全部、もうすぐ終わるって言ってたよね。未来のヘリオディック・シックス日隠れの六席

ダーニャと会話する

ダーニャ: シグリカちゃん、長い付き合いだったけど初めて知りましたよ。あなたのルーン、爆発するんですね……

ダーニャ: ずっと友達でいようなんて、言わなかったら良かったんですよ……とっくに忠告しましたよね。謎なんて放っておけばいいんです。

シグリカ: そんなっ。ダーニャちゃん、聞いて……

ダーニャ: 私の話を聞いたことはないですよね?シグリカちゃんには、がっかりしましたよ。

前方の学生の様子を見る

シグリカ: 先輩……な、何が起きてるの?まさか、わたし……

シグリカ?: あなたのせいに決まってるでしょ!

シグリカ: また、あなたが……そっか、わたしはまだ裏学園にいるんだ。これは全部、偽物だね。

シグリカ?: ううん、現実だよ。

シグリカ?: あなたが失敗したせいで、裏学園が学園を呑み込んだの。今、わたしはどこにでも存在できる!

シグリカ?: シグリカ、どんな感じ?また失敗しちゃったね、本当の失敗を。

シグリカ?: みんなの期待を裏切った……何度も、何度も。みんなから素敵な人になってほしい、すごいことを成し遂げてほしいって言われてたのに。

シグリカ?: でもね、あなたは人を裏切る定めにあるの。だって、あなたの力や才能は、たかが知れてるから。

シグリカ?: 知ってるはずなのに。

シグリカ?: なのに、どうして諦めないの?奴を信じるな、シグリカ。それはただの悪夢だ

シグリカ: 諦め……

シグリカ: あの声は、いったい……

シグリカ?: あの絵、懐かしいよね。

シグリカ?: 絵の中のあなたは、あんなに頑張ってるのに……

シグリカ?: 何の役に立つのかな?

シグリカ?: そんなに疲れてるのに、どうして続けるの?最初から逃げ出せば良かったのに。

シグリカ?: ほら。

シグリカ?: こうすれば、みんなに期待されずに済むでしょ。

シグリカ?: 勝手に押し付けられた期待や責任が消えれば、枷はなくなる。

シグリカ?: 夜遅くまでしてた練習も、我慢してた涙も、なくなるの。

シグリカ?: 認めたほうがいいよ。そのほうが楽だから、違う?

シグリカ?: 家族や友達の期待なんかに、応える必要はない。自分の気持ちに従えばいい

ダーニャ: やっぱり、自分を証明したいんですかぁ?

リンネー: なら、ちゃんと「休んだらダメ」だね。

シグリカ?: 先生が出した問題も、一生懸命答える必要はない。今こそ、自分で一歩踏み出せばいいこれ以上、前に進まなくていいの。

ルシラー: たとえ何が起きようと、逃げずに立ち向かってほしい。私やあなた、そして漂泊者君やリューク先生も……みんな、裏学園に学園を侵蝕させはしない

シグリカ?: ……憧れてた先輩の期待にも、もう応えなくていい。目を覚ませ!シグリカ!

漂泊者: 俺の知るシグリカは、いつだって前に進む。

シグリカ: ……もう、いい。

シグリカ: あなたの言葉は、全部正しいのかもしれない。確かに、わたしはそんな風に思ってたよ――

シグリカ: なんで、みんなの期待に応えなきゃいけないんだろうって。

シグリカ: わたしはみんなが思ってるほどの才能を持ってるわけじゃないし、何事も簡単にできるわけじゃない。

シグリカ: みんなの黄金みたいな期待は、とても眩しくて温かい……けど、重いの。

シグリカ: 前は失敗した自分の姿を想像するだけでも怖かった。みんなのがっかりする顔を見る勇気はなかった。でも、今なら分かる――

シグリカ: わたしがやるって決めた時点で、黄金期待が地に落ちることはない。

シグリカ: 友達に言われたから。わたしたちは、後悔せず最後まで頑張ったからねって。

シグリカ: 「できないことがあっても」……たとえ、できないことがあっても、挑戦しなくちゃいけないの!

シグリカ: 逃げ出さなければ、わたしの友達は笑顔になってくれる。

シグリカ: だから わたしの気持ちをじ曲げないで

シグリカ: わたしの想いを決めつけないで わたしの努力を勝手に否定しないで!

シグリカ: わたしの友達は 失敗しても責めたりしない

シグリカ: 今までずっと 自分で自分に枷をかけてたんだ!

シグリカ: だから今度は 自分の好きにやらせてもらうよ!

シグリカ?: どうして? あなた一人で何ができるの?

シグリカ: わたしがあなたを消滅させる

漂泊者: シグリカは 一人じゃない

ダーニャ: 仕方ないですねぇ……

ダーニャ: 逃げていれば 楽に生きられたと思いますけど

ダーニャ: でも…… 答えを見つけられたなら それもいいですね

ダーニャ: えっ! 約束したのに どうしてそれを……!

ダーニャ: まぁ 仕方ありませんね もう問題ないですし

裏学園の渦の中心を倒す

裏学園を調べる

漂泊者:

シグリカ: 先輩、ありがとう。

シグリカ: 目を閉じたら、みんなの励ましや期待の声は今も耳に入ってくる。でも、それより、みんなの歓声がはっきり聞こえるようになった。

シグリカ: その声は、まるで星々が零した黄金おうごんのようにささやくの……

シグリカ: みんな、祝典しゅくてんで楽しそうにしてるよって。

シグリカ: これで、謎は解けたってことでいいんだよね?

リューク・ヘルセン: 面白い飴でもどうかな。

シグリカ: これは……レインボーパチパチキャンディー?

リューク・ヘルセン: 未公開の改良版かいりょうばんさ。

シグリカ: じゃあ、この飴を作った人って……

リューク・ヘルセン: しっ……内緒だよ。

ルシラー: リューク先生、また勝手に飴を配り回って……余った分は、私が回収するわよ。

ルシラー: 二人とも、ご苦労さま。裏学園の渦はほとんどなくなったわ。これで裏学園の出入りは、残像ざんぞうに制限されなくなった。

漂泊者: (ほとんど……)

ルシラー: とにかく今は、祝典しゅくてんを楽しみましょう。

リンネー: シグリカちゃん、こっち見て。千咲ちゃんが最高スコアを取りそうだよ!

シグリカ: すぐ行くね!リンネー先輩、これ見て。最新のレインボーパチパチキャンディーだよ!

ルシラー: 漂泊者君。

漂泊者: 組織長のゲームは、まだ終わっていない。

ルシラー: ええ、処理しなければならない影が潜んでいるわ。

シグリカ: 先輩、早く来て!

ルシラー: 早く行ってあげなさい。

シグリカ: 記録にない白い鳥がいるの!何回も確認したけど、間違いなく新種しんしゅだよ!

シグリカ: うん……先輩、こっち見て。

シグリカ: 3、2、1……

シグリカ: チーズ!

友達と会う

事件はひとまず一段落した。しばしの間は、この祝典を存分に楽しもう。

シグリカ: こっちは大体済んだよ。協力してくれてありがとう。

リンネー: オッケー。何かあったら、いつでも呼んでね。

千咲(ちさ): 私も呼んでください。

漂泊者:

リンネー: 漂泊者君!ちょうどいいところに、これあげるよ。

漂泊者:

千咲(ちさ): 陽換ひかえの祝典しゅくてんの終わりを記念するチケットです。

シグリカ: それをもらうと、陽換ひかえの祝典しゅくてんが無事終わったことになるの。今回は「ミネルヴァ・トレジャーハント」の願掛がんかけの儀式がないけど、学生自治会じちかいでそれを作ったんだ。今回の祝典がみんなの心に残るといいなって、アイリアちゃんが言ってたよ。

シグリカ: これを配るのは元々ダーニャちゃんの仕事のはずだけど、数日間お休みをもらってるらしいの。変だね……ニヴォラちゃんもお休みだし、どうしたんだろう。

シグリカ: 簡単な仕事とはいえ、数が数だから、協力してもらえて本当に助かったよ。

千咲(ちさ): 大丈夫です。私もちょうど、例のポリーフェーズの熱力学ねつりきがくサイクル複合焼き肉装置を作れる場所がないか見に来たかったので。

千咲(ちさ): 残念ながら、そんな場所はなさそうですね。もし今度イベントがあったら、こう願おうと思います……「学園の中に、新型の装置を検証する場所ができますように」。

シグリカ: 願い……わたしもあるよ!

漂泊者:

シグリカ: わたしの願いは――

シグリカ: ふふっ、まだ内緒!叶ったら、みんなもすぐに分かると思うよ。

リンネー: シグリカ「先輩」、それはズルだよ!

シグリカ: 面白い謎だからね!楽しみに取っておこうと思って……ね?

リンネー: 今すぐ知りたいのに。千咲ちゃん、捕まえて。

千咲(ちさ): 任せてください。

シグリカ: えっ、二人がかりなんてズルいよ!