二度目の日の出へ
ヴォイドワームの脅威がひとまず収まった。陽換えの儀を滞りなく終えるため、探査機「ハイヴェイシャ」が暴走した状況を確かめようと、モーニエはあなたとリンネーに寮での面会を申し入れてきた。しかし、儀式の完成を脅かすものは、どうやらそれだけではないらしい……
モーニエからのメッセージを読む
翌日9:00、寮に向かう
アブ: そろそろモーニエと約束した時間じゃないか?
アブ: コレクティブの美味しい食べ物、楽しみだな!
約束通り寮に向かう
座って二人を待つ
リンネー: 漂泊者君――こっちこっち!
漂泊者:
リンネー: おはよっ!それで昨日さ、入学試験に合格したの!
リンネー: だから――今日は「スタートーチ学園プレッププログラム1年のリンネー」として初めて会う記念日だね!
漂泊者:
リンネー: ……すぐにでも行きたいんだけど、「こころの健康サポート」の観察対象になっちゃったし、初日からルール違反したらルシラー先生に怒られちゃうしなぁ。
リンネー: いや、監視カメラを避ければ……
リンネー: そうだ、モーニエ教授がメールで言ってたハイヴェイシャ探査機のことで来たんだよね?そろそろ約束の時間だし、入口の近くで待とっか。
モーニエ: 材料の耐久性……熱力学サイクル……境界条件……初期応力状態……
「TARD-Eユニット」: 違反行為を発見。寮内ではハイパワーの電気製品の使用が禁じられています。
モーニエ: 差を求める時に使用する方程式……弾性と塑性の変換……サイクルの強度係数……
「TARD-Eユニット」: 『スタートーチ学園寮利用規則』をお守りください!警告、警告します!
モーニエ: 係数は間違っていないはず。では、単位の問題……?もう一度、代入して計算すれば……
「TARD-Eユニット」: 警告無視を確認!拘束モード、起動します!
モーニエ: さらに高い強度の材料に変更する必要が……明日の会議で検討してみましょう。
モーニエ: ……ちょうど約束の時間ですね。
モーニエ: すみません、待たせてしまったでしょうか?
リンネー: あはは、全然ですよ……モーニエ教授が顔を上げたタイミングが集合時間ピッタリでしたし。
漂泊者:
モーニエ: ……大丈夫です。
モーニエ: ええ、一時的にショートしただけです……いきなり拘束モードに入ったので、故障したかと思いましたが。
モーニエ: あっ……武器の反応発生装置を外し忘れていました。ハイパワーの電気製品とは、これのことでしたか……
モーニエ: すみません。話が終わり次第コレクティブに戻って会議に参加しなくてはいけないので、データの検算を済ませておこうと……
漂泊者:
モーニエ: 用事があるのは確かですが……先に約束していたものを。
モーニエ: 「美味しい」の基準が分からなかったので、最新の研究成果を持ってきました。
アブ: おお!やっぱり我の思った通りだ。モーニエ教授はいい人だな!
アブ: それじゃ、さっそく食べながら話をするか!
リンネー: いいね!片付けといたし、好きなとこに座って!
二階のリンネーの部屋に向かう
リンネーの部屋に入る
アブ: うぅ、いろんな食べ物を混ぜたような味だ……生臭いしベタベタしてる……
リンネー: コレクティブの研究員は、時間を節約するために「味は微妙だけど、3日は食べずにイケる」食べ物を開発したって聞いたことあるけど、まさかホントだったなんてね……
モーニエ: ……これは研究成果のひとつで、最先端のエネルギー圧縮技術を使用したコレクティブの代表的な食べ物です……
モーニエ: 漂泊者君も……口に合いませんでしたか?
漂泊者:
モーニエ: ……その通りです!分かってくれると思っていました。
モーニエ: それが実は、エネルギー圧縮率が95%を超えているのです。同じ分野を研究しているネオユニオンや瑝瓏の華胥研究院と比較して、成果を上回っているどころか、理論上の限界値に達しています。
モーニエ: 口当たりはともかく、間違いなく素晴らしい出来かと。
モーニエ: そうですか、分かりました……
モーニエ: 今度は口当たりを最優先に開発してみます……
モーニエ: それでは、そろそろハイヴェイシャ探査機について聞かせてもらえませんか?
モーニエ: リンネーさん、漂泊者君、二人はどのように探査機を鎮圧したのでしょう?
漂泊者:
モーニエ: つまり、迅刀を使った攻撃や特殊な塗料弾での射撃を中心に、目標が行動不能になるまで継続的に蹴ったり殴ったりしていた、と。
モーニエ: 本当に、それだけでしょうか……?
リンネー: えっと……モーニエ教授、まさか……
漂泊者:
リンネー: その、一応理由があって!あの時は状況が状況だったし、それ以外の方法がなかったの!
リンネー: というか、まだ学生だし弁償できるほどのお金が……
モーニエ: ……いえ、弁償してほしいわけではありません。
モーニエ: 破壊の方法によって損傷が異なりますし、修復方法を変える必要が出てきます。
モーニエ: 特別な共鳴能力によって損傷していた場合、通常の検査をしても意味がないので……そうですね、物理的なダメージしか受けていない点は僥倖でした。
モーニエ: ええ、話せば長くなりますね。どこから話したら良いものか……
「TARD-Eユニット」: 違反者捜索中!寮内でハイパワーの電気製品の使用及び命令無視、攻撃を確認!見つけ次第、ただちに通報を!
リンネー: あははっ……モーニエ教授も、TARD-Eユニットには追われる運命なんだね。
リンネー: でも大丈夫。ここはあたしが注意を引くから、二人はタイミングよく逃げて!
リンネー: 3、2、1――
漂泊者:
モーニエ: ええ。
寮を出る
モーニエ: ここで大丈夫です、ありがとうございました。一人でも帰れますので。
漂泊者:
モーニエ: ええ、あなたも。
モーニエ: 先ほどのアレは、ただの事故ですから……
モーニエ: ……えっ?
漂泊者: どうかしたのか?
モーニエ: コレクティブから連絡です。ロイ一族が面会をキャンセルしたので、「陽換えの儀」の定例会議は中止となったようです。気になりますね……
モーニエ: ロイ一族との連絡はウォーレンに任せているのですが、戻ったら詳細を聞いてみましょう。
モーニエ: この時間を使って、マシンの調整を……
漂泊者:
モーニエ: いえ……休憩という選択肢はありません。
モーニエ: 「陽換えの儀」は、もうすぐ行なわれます、これは私たちが数十年間追い求めてきた目標なのです。皆さん、このために全力を尽くしてきました。
モーニエ: 前回、研究院で会った時……約束をしたはずです。まだ覚えているでしょうか?
漂泊者:
モーニエ: ……あなたも、陽換えの儀に参加しませんか?
モーニエ: あなたにも見届けてほしいのです……新しい太陽が昇る瞬間を。そして、人類が自ら紡いだ未来へ歩み出す瞬間を。
漂泊者: 「陽換えの儀」を一緒に見届けるんだろう?
モーニエ: ……はい。
モーニエ: 覚えていなくても大丈夫です。あらためて、正式に招待しましょう。
モーニエ: あなたと「陽換えの儀」を見届けたいと思っています。
モーニエ: ……新しい太陽が昇る瞬間を。そして、人類が自ら紡いだ未来へ歩み出す瞬間を、あなたにも見届けてほしいのです。
モーニエ: 儀式が近くなると、コレクティブはさらに忙しくなっていくでしょう。このように話せる機会も少なくなると思います。ですが、どうか約束してください。
漂泊者:
???: 演算力が尽きるまで、僅かに時間が残されています。
???: 今の私には、太陽の円環を強制停止させることしか……
???: 太陽の円環から得た最後の力を、あなたに授けておきましょう。これで消える心配はなくなります。ですが、お急ぎください。
???: どうか、この記憶をあの方――
???: ――「御者」と呼ばれている、あの方に。
モーニエ: 漂泊者君、どうかしましたか?大丈夫でしょうか!?
漂泊者: ……何かの記憶を見た。
アブ: うわぁ、びっくりした!いきなり周波数がお前の音痕の中に流れ込んできたぞ!まるで、何かにリンクしたみたいに……
漂泊者: アブ、出所は分かるか?
アブ: クン、クンクン……
アブ: 分かったぞ、あっちのほうからだ!
漂泊者: 助かる、調べに行こう。
周波数の発生源を追跡する
漂泊者: もう大丈夫だ、心配をかけたな。そろそろ戻ったほうがいいんじゃないか?
モーニエ: ……すぐに戻る必要はありません。
漂泊者: でも、さっきは……
モーニエ: 顔色がとても悪かったです。周波数の流出に関する問題が起きたのなら、私が保健室まで速やかに運びましょう。
漂泊者: ……運ぶ?
フィノラ: あなたも見たわよね?ここに向かってきたところを……
スワンナル: ああ。でも、おかしくないか?なんでこんな場所に……
漂泊者:
スワンナル: おっ、君たちはスタートーチ学園の学生だよな?太陽の精霊を見なかったか?カボチャみたいな大きさの白い奴なんだけど……
漂泊者:
フィノラ: さっき市場で荷物を整理してたら、精霊が一人で飛んでる姿を見たの。スワンナルも一緒にいたから、見間違いじゃないはずよ。
フィノラ: もし見かけたら、私たちに教えてもらえないかしら?
アブ: むぅ……お前とリンクしてた周波数をこっちのほうから感じたのに、何も残されてない……
漂泊者: (さっき、「太陽の円環の力で、消える心配はなくなった」と聞こえたが……ここまで来たのに、結局は消えたのか?)
モーニエ: 探していたものは見つかりましたか?
漂泊者: いや、見失った……だが、あの記憶には別の情報がある。
漂泊者:
モーニエ: ……知っています。
モーニエ: 「太陽の円環」は、陽換えの儀において最も大事なもののひとつ……
モーニエ: ハイヴェイシャは環境データを検出できますが、ドライブの内部に秘められた原始観測データは、同じくエクソストライダー由来の部品である太陽の円環でしか観測できないのです。
モーニエ: そして、太陽の円環からデータを得られるのはロイ一族だけ……だからこそコレクティブは、彼らと協力をしなければならないのです。
漂泊者: 聞こえてきた声によると、太陽の円環は彼が強制的に停止したらしい。
モーニエ: ……停止ですか?
漂泊者:
モーニエ: つまり、ある声があなたに助けを求め、太陽の円環を強制停止させた、と……
モーニエ: もしかすると、先ほどの会議がキャンセルされたのも、それが原因で……
漂泊者: (ヴォイドワームを倒した時は、太陽を守れと聞こえた。おそらく、声の主に敵意はないはずだ。しかも、色々と手助けをしてくれている。とりあえず、言う通りに動こう)
漂泊者: (それに、「御者」を知っている人物が助けを求めているのは間違いない)
漂泊者: (また研究院関連の問題が生じてるな。ここはしばらく、研究院に俺たちの行動を伏せておいたほうがいいだろう)
漂泊者:
漂泊者: モーニエ教授、ちょっと聞きたいことがある。情報通のロイ人を知らないか?
モーニエ: ふむ……ロイ人の学生なら知っています。もしかしたら、あなたの質問にも答えられるかもしれません。
モーニエ: 今は授業中ですし、学園に戻りますか?
オウィッド: 誰か、助けてくれ!マージャ……マージャが!
オウィッド: このままだと――俺たちの期末論文のデータが全部消えちまう!
モーニエ: ……安心してください。焦っているように見えるかもしれませんが、「論文」に関する問題なら「助け」が必要な状況ではないはずです。
モーニエ: しかし、マージャという方はロイ人の学生の一人です。彼女には聞きたいこともありますし、様子を見に行きましょう。
マージャを見つけ、事情を尋ねる
マージャ: 落ち着いてマージャ、落ち着きなさい……もう動きが止まってる。こうなったら、強制的にシャットダウンしようかな……
マージャ: ダメ――そんなことしたらデータが全部消えちゃうし、期末論文が……誰か助けて!
モーニエ: はぁ……
漂泊者:
モーニエ: はい、ちょっとした機材の故障ですが……
マージャ: うわぁ、モーニエ教授?!
マージャ: ヤバいどうしよバレちゃった!今は授業中なのに……あの、これは違います!その、サボってたわけではありません!ここにいるのは理由があって、先生や授業を軽んじているわけではないですから!
マージャ: だから、その、えっと――
モーニエ: ……そう言われても、単位は単位ですよ。
モーニエ: ひとまず、状況を説明してください。
マージャ: はい……これは私たちが数日前に遣わした探査用ロボットです。野外のヴォイドマター濃度を測るための……
マージャ: 元々、今日はデータの回収が終わったら授業に出るつもりでしたが、この子たちに近づいた途端、いきなり攻撃されてしまい……もうデータどころではありません。
マージャ: ここまで追いかけてきたせいで、どうしても今日の授業は出られなかったんです……
モーニエ: どうやら、内部のエクソスウォームコンポーネントがヴォイドマターに侵蝕され、異変を起こしてしまったようです。
モーニエ: 材料工学の授業で注意したはずですよね。このコンポーネントは性質が不安定なので、安全な環境でのみ使用、観測可能、と……
マージャ: ごめんなさい……
モーニエ: 安全を第一に考え、こういう場合は本体を停止する必要があります。そして、対ヴォイドマター用物質を使って、部品の汚染を除去するのです。
モーニエ: そのまま近づくと攻撃される恐れがあるため、パルス発生装置によって遠距離からの処理が必要となります。先に機材の申請をしなければ……
漂泊者:
漂泊者:
モーニエ: えっ?あの、それは規程で……
探査用ロボット: ¥#&@……目標……確認……殲滅……
モーニエ: ……まぁ良いでしょう。始末書の内容は私が考えておきます。
暴走した探査用ロボットを倒す
モーニエ: はい、これで正常に戻ったはずです。
マージャ: 良かった!じゃ、じゃあデータは……
モーニエ: 残っていますが……
モーニエ: ……あなたのやり方は、実験規程に違反しています。データがあったところで、論文にはならないでしょう。
マージャ: そんな!?
マージャ: それでも、助けていただいてありがとうございました。モーニエ教授と……
漂泊者:
モーニエ: マージャさん、実は少し尋ねたいことがあります。
漂泊者:
マージャ: 頭に2本の角の形をした飾りをつけた黒いローブのロイ人……
マージャ: 2本の角は、ロイ一族にとってエクソストライダーの象徴ですし、おそらく牧者ですね。ただ、わざわざ不便な黒いローブを着てる方はあまりいないような……
マージャ: もしかすると、すごく地位の高い方かもしれません。例えば、ソリサイルムにいる「ソル・スウォーン」や「ヘリオディック・シックス」とか。
モーニエ: ヘリオディック・シックス……確か、陽換えの儀に使われる太陽の円環の中のデータは、彼らに提供してもらっているはずですね。
マージャ: はい、ロイ一族の中で最も地位が高くて偉い六人です。
マージャ: 太陽の円環をコントロールして、あらゆることを演算してるんだとか……鳥の飛ぶルートからヴォイドストームの進行先まで、文字通り何でも!
漂泊者: どうすれば彼らに会えるんだ?
マージャ: えっ!?それはちょっと難しいかもしれません……
マージャ: 滅多にソリサイルムから離れませんし……あの建物は何年も輝きに覆われています。私たちロイ人でも、入ることをほとんど許されてないんです。
マージャ: そうですね……就任前の「ヘリオディック・シックス」の方を訪ねてみるのはどうですか?
マージャ: シグリカさんは氷原で実地調査を行なっているはずですし……あまり人前に姿を現しませんが、会える人だと他はイングヴァール司祭くらいだと思います。
マージャ: イングヴァール司祭に会いたいなら、母に声をかけてみますよ。アストリッドという一族の牧者ですから、近くのキャンプ・アトゥーヤにいるかと。
マージャ: ……私は授業に戻りますね。せめて、これ以上は単位を落とさないように。せっかく母に起動してもらったのに、こればかりは仕方ありませんね……
モーニエ: ええ、また会いましょう。期末論文、うまくいくよう応援しています。
モーニエ: ふぅ……学生と交流するのは、やはり授業の時だけに限りますね。
モーニエ: 漂泊者君、知りたかった情報は掴めましたか?
漂泊者: おそらく、ロボットが暴走する前、最後に会った人はマージャの母親だろう。
漂泊者: ここは家庭訪問の名目で、彼女に会いに行くのはどうだ?
モーニエ: ふむ、そうですね……教授の私は良いとして、漂泊者君は……
モーニエ: ……いえ、これは動きやすくするため。
漂泊者:
モーニエ: 漂泊者君、私の先輩になってもらえませんか?どうでしょう。
漂泊者:
漂泊者: 学園に連絡するようには言わないんだな。
モーニエ: 少々アドバイスをしただけです。
モーニエ: 何か事情があるのでしょう?そのあたりは、あなたの判断を信じています。
漂泊者:
漂泊者:
モーニエ: はい。こちらこそお願いします、先輩。
モーニエ: ……今の私なら、先輩の力になれるはずです。
キャンプ・アトゥーヤに向かう
モーニエ: 私はモーニエです。こちらは先輩の……うぅ、もう一度……
漂泊者: 何をしてるんだ?
モーニエ: 練習をしています……学生の保護者と会話するのは得意ではありませんし、今日は助手に書いてもらった原稿もないですから……
漂泊者: 会話は俺に任せてくれ。モーニエ教授には自分の得意なところで頑張ってほしい。
モーニエ: ……分かり、ました。
モーニエ: キャンプ・アトゥーヤでアストリッドさんを探しますか?
漂泊者:
モーニエ: 分かりました。一緒に行きましょう……先輩。
アストリッドを探す
漂泊者: マージャさんの母親のアストリッドさんで間違いないか?
アストリッド: えっ?初めまして、アストリッドですが……その、お二人は……?
漂泊者:
モーニエ: よろしくお願いします、こちらは先輩の漂泊者教授です。
モーニエ: 今回は家庭訪問で伺いました。
アストリッド: 家庭訪問、ですか……あの子、学園で何かやらかしたんでしょうか?
漂泊者:
アストリッド: 規程違反!?どうして、あの子が……
アストリッド: 申し訳ありません。躾が甘かったせいで……!あの子に代わって、私がお詫びします。
アストリッド: その、どういった罰則があるんでしょうか?もし弁償が必要でしたら、すぐに支払い――
漂泊者:
漂泊者:
漂泊者: モーニエ教授、マージャさんの探査用ロボットが与えた損害を説明してほしい。
モーニエ: えっ?はい、先輩の言った通りです……!
モーニエ: 規程に従わず、不安定なエクソスウォームコンポーネントを使用した結果、探査用ロボットの暴走や無差別攻撃に繋がりました。
モーニエ: 授業でも注意したはずです。実地調査を行なう際は、ヴォイドマターに侵蝕されやすいような材料を使用してはいけない、と。
アストリッド: ヴォイドマターに、侵蝕……?
アストリッド: お二人は何を知りたいのですか……?申し訳ありませんが、私はスタートーチ学園に通ったことがないので、意味がよく分からず……
漂泊者: (急に態度が変わった……やはり、何か隠してるな。もう少し圧をかけてみよう)
漂泊者: 俺たちは探査用ロボットが暴走した時の詳細が知りたい。今朝、あなたがロボットを自動運転状態にしたそうだが……
モーニエ: ええ、先輩の言う通りです。
モーニエ: 私たちを現場に案内してください。そうすれば、痕跡を辿って探査用ロボットの行動を再現できるはずです。
アストリッド: ど、どうすれば……ロボットの行動を再現されたら、アレが見つかってしまう……
漂泊者:
アストリッド: 申し訳ありません!私は確かに、あのロボットを起動しました。ですが、具体的な場所は忘れてしまったんです!どうか、お引き取りを――
モーニエ: あれは……ヴォイドストームがどうして……コレクティブには警報が来ていません。
漂泊者: ここの人たちに影響を与えないようにするのが先だ。
漂泊者: 考え事は後回しだ、行くぞ。
シマーのある場所に向かう
モーニエ: この先がヴォイドストームの中心地帯のようです、行ってみましょう。
モーニエ: ヴォイドストームの範囲内に入りました。周波数レコーダーが起動しているか確認を。
モーニエ: 先輩、私から離れないでください。
汚染されたエクソスウォームを倒す
ヴォイドストームを調べる
モーニエ: あそこに何かあるようですね……
モーニエの操作が完了するまで待つ
モーニエ: ……見つけました。
モーニエ: この装置を停止させたら、ヴォイドストームも収まります。
漂泊者:
モーニエ: ……えっ?ただ、本をたくさん読んでいるので……
モーニエ: 構造から推測すると、この装置は保存と注射の機能を併せ持った容器のようですね。
アブ: うわ、くさっ!
アブ: この前の大きい虫と同じ臭いがするぞ!とっくにやっつけたはずじゃないか!
モーニエ: 大きい虫……ヴォイドワームのことですか?
モーニエ: ふむ……周波数を高精度で集めて、エナジー情報をキャリアーで保存……
モーニエ: 生態学的モデルを使用し……原生自然下における活動の特徴を数学的検知から再構築すると……
モーニエ: フィールドモジュレーター……パラメーター化すれば……
漂泊者:
モーニエ: ……あっ、すみません。
漂泊者:
モーニエ: はい……この装置はヴォイドワームの周波数を引き出し、ヴォイドマターを放つことで、人為的にヴォイドストームを引き起こすことができるのです。
モーニエ: マージャさんの探査機が汚染された理由は、おそらくこれに触れたせいですね。
???: チュルー……
アブ: あれ、何か聞こえなかったか?
???: チュル、チュルルー……
モーニエ: エクソスウォームコンポーネントの下からです……見に行ってみましょう。
「チュルー」の声の出所を探す
???: チュルー……
モーニエ: ええ、ロイ一族に付き添う特別な生き物です。
モーニエ: もう見たのですか……?なるほど、たくさんの場所に行っていたのですね。
モーニエ: 記録によると、エクソストライダーが墜ちた日、太陽の精霊がラハイロイの大地に現れたそうです。
モーニエ: ロイ一族は、この生き物をエクソストライダーの魂の一部と考えています。そこで本来の体に戻すために、牧者は精霊たちを育てることを使命とし、ビヤートル・ウーズにある太陽の巨木へ帰還するまで、ヴォイドストームの汚染から守っているのです。
モーニエ: この子はヴォイドストーム発生時、防御機能のあるエクソスウォームコンポーネントの下に隠れていたおかげで、災いを回避したのでしょう。
太陽の精霊: チュルー……
漂泊者: (この感覚……学園の時と同じだ)
漂泊者: この精霊の記憶を見た。
漂泊者: さっきのロイ人が装置をここに置いたせいで、ヴォイドストームが起きてしまったんだ。その結果、この精霊だけが生き残り……
モーニエ: では、アストリッドさんに関する推測は正しかったのですね、キャンプに戻って、彼女に聞いてみましょうか?
アストリッド: いえ、もう大丈夫です……お二人の言葉を聞いていましたから。
アストリッド: ……その装置は、確かに私が置いたものです。
漂泊者:
アストリッド: ……数日前、そろそろ成熟する太陽の精霊をビヤートル・ウーズへ送った時、偶然イングヴァール司祭に会ったんです。
アストリッド: 司祭は誰かと会話をしていたようで、少し疲れていた気がします。私を見ると驚いた様子で、何も言わず去っていきました。
アストリッド: その時、司祭の袖から落ちてきたのが、その装置です……
漂泊者:
アストリッド: これが何なのか知らなかったんです。キャンプに持ち帰って、今度会った時に返そうと思っただけです。
アストリッド: ですが……その装置を精霊たちは嫌っているようでした。私も少し嫌な気がしたので……
アストリッド: これ以上、キャンプに置いておくのが怖くなりました。ただ、もし危ないものだった場合、私の手にあることを司祭に知られてはいけないと思い……
アストリッド: みんなに内緒で、ここに埋めました。その後のことは、ご存知の通り……
モーニエ: つまり、この装置はイングヴァール司祭のところで手に入れたのですね。先輩、どう思いますか?
漂泊者:
モーニエ: そうですね、先輩の判断を信じます。
モーニエ: イングヴァール司祭は、マージャさんが言っていた就任前の「ヘリオディック・シックス」でしたね。自分の座を守るために、そのようなことをしたのでしょうか?
アストリッド: いえ、そんなことはないと思います。
アストリッド: 「ヘリオディック・シックス」の後継者は、共鳴能力に目覚めたことで選ばれた者たちです。普通の人に座を脅かされることはありません。
モーニエ: ふむ……つまり、イングヴァール司祭の地位を脅かすことができる人は存在しない、と。
漂泊者: (でも、それだけでは現任の「ヘリオディック・シックス」に対する敵意がないことの証明にはならない。「ヘリオディック・シックス」を探すなら、イングヴァールは突破口になる)
漂泊者: (ややこしくなってきたな。いきなりイングヴァール司祭に接触するのは得策ではないようだ)
漂泊者:
アストリッド: ソリサイルムの関係者は普段、ビヤートル・ウーズの外にある「ハルダーハイム」という村に住んでいます。
アストリッド: ここ数日は、ちょうど「帰還の儀」が行なわれています。太陽の精霊たちは、その儀式で太陽の巨木に入り、エクソストライダーに帰還するんです。いつも通りなら、イングヴァール司祭も儀式に出席するはずです。
アストリッド: しかし、お二人はロイ人ではないですし、参加を許されるかどうか……
太陽の精霊: チュ……
モーニエ: あっ。そういえば、この子を見つけたのですが……
アストリッド: 精霊を助けたんですか……?だとすれば、その子の「牧者」として儀式に出られるかもしれません。
アストリッド: 太陽の精霊とロイ一族は、何百年も付き添っている友のような関係です。「精霊を助けた」と話せば、ロイ人は感謝の意を示すでしょう。
太陽の精霊: チュ、チュルー!
漂泊者:
モーニエ: こんな距離で太陽の精霊を見るのは初めてです……では、よろしくお願いしますね。
太陽の精霊: チュルー!
ハルダーハイムに向かう
モーニエ: 次はイングヴァール司祭に会い、ハルダーハイムで行なわれる「帰還の儀」に参加しましょう。
モーニエ: すぐに出発しますか?
漂泊者:
モーニエ: ええ。一緒に行きましょう、先輩。
ハルダーハイムの入り口に向かう
アクセル: お二人とも、お待ちください。
アクセル: その装い、ロイ一族の者ではないようですが、ハルダーハイムの村にはどのような用で?
太陽の精霊: チュ~
アクセル: おや?その子は……
漂泊者:
太陽の精霊: チュル、チュル~
アクセル: ふふっ、面白い……精霊は信頼している者にしか寄り付きません。その子を連れ戻してくれたこと、感謝しましょう。
アクセル: しかし……一人は巨剣の上にあるスペーストレック・コレクティブから、もう一人は氷原の外の広い世界から来たようにお見受けします。なぜ、太陽の精霊の牧者となり、ここまで来たのでしょう。
漂泊者: (イングヴァールの仕業をどれだけの人が知ってるのか把握できてない。ここは迂闊に名前を出さないほうがいいだろう)
漂泊者: ヴォイドストームから精霊を助けたら、ビヤートル・ウーズに返して、「帰還の儀」に参加させたほうがいいと聞いたんだが……
アクセル: ヴォイドストームとは……ついさっき起こった、アレのことでしょうか。
太陽の精霊: チュ――
アクセル: はっはっは。だとしたら、さらに感謝しなくては!
アクセル: しかし、ひとつ聞かせていただきたい――あのヴォイドストームの発生地は、キャンプ・アトゥーヤの近くのはず。
アクセル: あそこには、アストリッドという牧者がいるでしょう。なぜ彼女に預けず、わざわざここまで……?
漂泊者: (迂闊だった……理由がなければ疑われてしまう)
モーニエ: それは……アストリッドさんがあなた方に隠し事をしていたからです。
アクセル: というと……?
モーニエ: アストリッドさんの娘、マージャさんは、スタートーチ学園の学生です。しかし、彼女は学園で違法な実験を行なったせいで、学園に損害を与えました。
モーニエ: マージャさんには……罰則が待ち受けています。その対応をアストリッドさんがしているため、牧者としての責務を果たせそうになかったのです。
モーニエ: 私たちには、『スタートーチ学園教職員規程』に則り、マージャさんの教師として責任を負う義務があります。
モーニエ: つまり、彼女が太陽の精霊を連れていけない以上、代理として責務を果たすべきと判断しました。
漂泊者:
アクセル: ほう……アストリッドの娘がやんちゃなのは知っていましたが、そんな問題を起こすとは!ひとまず、事情は理解しました。
アクセル: しかし、これまた驚きですね。まさか、あのスタートーチ学園からここまで……無礼な態度をお詫びしましょう。二人とも、精霊を救ってくれたばかりじゃなく、我々一族の者まで助けてくれたとは、まさに「牧者」の名に相応しい。
アクセル: 明日の「帰還の儀」を迎えるべく、ハルダーハイムでは今夜、宴が行なわれます。お詫びの代わりと言っては何ですが、ぜひ参加してください。
アクセル: これで二人は――我々ロイ一族の友となりました。
アクセル: 疲れているなら、休んでもらっても構いませんよ。宴は夜の8時に始まる予定です。
今夜20:00、「帰還の儀」前の宴に参加する
漂泊者: (宴まで時間がある。イングヴァール司祭のことを知っている人がいるかもしれない。情報を集めてみよう)
宴に参加する
アクセル: 皆の者よ――宴の時間だ!
アクセル: 明日は月に一度の「帰還の儀」の日――我々の手で育てられた太陽の精霊たちは、完全な輝きを放ち、エクソストライダーの神聖なる体へ帰還する。
アクセル: これは別れであり、新生でもある!エクソストライダーが蘇った日には、我々は神のもとで再会するだろう!
アクセル: 今は美酒美食をもって、別れの悲しみを忘れ、新生の喜びを迎えようではないか!
アクセル: もっとも、飲み過ぎには気をつけるのだ――明日の「帰還の儀」で恥をかいても、ワシは知らんぞ。
漂泊者:
モーニエ: ……いよいよ、明日はイングヴァール司祭と対峙するのですね。
モーニエ: 事前に73個のプランをシミュレーションしました。しかし、すべての可能性は計算できません。
モーニエ: もし、あらゆる可能性を含むモデルが作れたら……目標システムを考慮し……カオスの進化状況……ローカル化を終えてからの補填策は……
漂泊者: 村の入り口の時のように、臨機応変な対応は慣れてるんじゃないのか?
モーニエ: ……先輩の方法が使えると思い、やってみただけです。
モーニエ: 私は役に立ったでしょうか……?
漂泊者:
モーニエ: 良かったです!ふぅ……
モーニエ: 分かりました……これからも頑張ろうと思います。
漂泊者: なら、そう緊張する必要もないだろう?
太陽の精霊: チュル、チュルチュルー!
漂泊者:
太陽の精霊: チュル、チュルー!
アブ: うむ、分かったぞ!名前を付けてほしいんだな。
モーニエ: あの……これからも友達という意味で、「トモ」はどうでしょうか?
太陽の精霊: チュル~
アブ: おお、気に入ったみたいだぞ。
漂泊者: じゃあ、決まりだな。
モーニエ: ほっ……良かったです。
ダグナ: お兄ちゃん、お姉ちゃん、一緒に精霊たちと踊らない?
スティアン: アクセルのおじいちゃんが言ってたんだ、牧者と一緒に踊ったら、精霊も喜んでくれるって!
モーニエ: その、踊りはちょっと……
漂泊者: 俺が一緒に踊るよ。トモのところでもいいか?
子供たち: やった――
漂泊者: とにかく、本番は明日だ……
漂泊者: 今夜はゆっくり休んでくれ、モーニエ教授。
モーニエ: ……ええ、先輩も。
見知らぬ太陽の精霊: チュ……チュル……
???: ……チッ。
???: 邪魔な奴等が現れたな。
モーニエの行方を尋ねる
漂泊者: あれ、モーニエ教授がいない……メールで聞いてみよう。
漂泊者: ……いかにもモーニエ教授らしいな。
漂泊者: 「じょうぎ座第13番惑星」の場所は見当つかないが、写真を頼りに探してみよう。
モーニエを探す
モーニエ: ……先輩?
漂泊者: これ以上、芝居を続ける必要はないと思うが……?
モーニエ: ……誰かが盗み聞きしている可能性も考えられるでしょう?まだ正体を明かす時ではありません。
モーニエ: ……少し、座りませんか?
漂泊者:
モーニエ: ……ふむ、やはりバレていたのですね。
モーニエ: 1日中起動していましたから、少しエナジーが足りなくなっています。充電が完了したら、先輩のところに戻るつもりでしたが……
モーニエ: 何せ充電中は動けませんし、こんな姿を見られるのも、少し恥ずかしく……
漂泊者:
モーニエ: いえ、もう苦しくはありません。
モーニエ: この義肢を使うようになる前は、先天的な病で車椅子生活を余儀なくされていました。
モーニエ: あの時と比べれば、思うように動かない体で悩むことはなくなっています……
モーニエ: おかげで……自分の追い求めたいものに向かっていけるようになりました。
漂泊者:
モーニエ: 私は星が好きなんです。
モーニエ: ラハイロイは極地氷原の下にあります。これらはすべて、大気シミュレータアレイによって作られた光点に過ぎません。
モーニエ: 昔、私に教えてくれた人がいます――
モーニエ: 「星が見えるからこそ、人は空の向こう側にある世界を知りたがる」……
モーニエ: 「……だから、星空は人が抱く浪漫なんだろう?」、と
漂泊者:
モーニエ: 私もそう思っています。
モーニエ: ですが……星空に手を伸ばすだけでは足りないとも思っています。
モーニエ: いつか私たちは、自らの手で作り出せるようになるでしょう。この星空よりもロマンチックで、どこまでも続く奇跡を。
モーニエ: そう期待しながら、ここまで私は歩んできたのです。そして今は……この両足で、その第一歩を踏み出そうとしています。
漂泊者:
漂泊者:
モーニエ: その通りです。「陽換えの儀」を行なえば、エクソストライダーのコアとなるエナジーコンポーネントを手に入れることができるのです。
モーニエ: そして、ポリーフェーズエナジー変換モジュールで超伝導輸送パイプラインを経由し、基底状態神経インターフェースにラベルエナジーを注入すれば……
モーニエ: 三段階活性化プロトコルを実行して逆相共振モデルを作り、さらに掘り進めて、フェーズドアレイレーダーエナジーフィールドを生成すると……
モーニエ: 義肢の充電が完了するまで、もう少しです……それまで、星空を眺めていましょうか。
トモ: チュ、チュル!チュルチュルー!
モーニエ: 慌てないでください、トモ。すぐに先輩を起こしますから……
漂泊者:
モーニエ: 先輩、起きましたか!
モーニエ: 少し様子がおかしいです。ビヤートル・ウーズで何か起きたのかもしれません。
ビヤートル・ウーズに向かい、様子を確認
モーニエ: 森の中でヴォイドストームの反応を検知しました。特徴波形、分析中……
漂泊者: みんながパニックになってる原因はそれだな。
ビヤートル・ウーズに向かい、状況を確認する
アクセル: なぜ二人が……?ビヤートル・ウーズでヴォイドストームが起きた以上、今は入るべき時ではない。
アクセル: 何百年も起きていない災難……ビヤートル・ウーズは太陽の巨木の輝きの庇護を受けている以上、ヴォイドマターに侵蝕されることはないと信じてきた……
アクセル: ともかく、これでは「帰還の儀」どころではなくなった。二人も安全な場所へ避難するのだ!
漂泊者:
モーニエ: 一緒に調査に行きましょう。
ビヤートル・ウーズに入る
ヴォイドストームに入る
モーニエ: あの装置が起こしたヴォイドストームと同じ特徴の波形をしています。これは自然発生したものではありません。
漂泊者: いつの間に解析をしてたんだ?
モーニエ: ……充電中は動けませんし、考え事をしているほうが落ち着くので。
ヴォイドストームが発生した原因を調べる
モーニエ: 以前と同じですね。運転を停止したら、ヴォイドストームも収まりました。
モーニエ: しかし……
モーニエ: もし本当にイングヴァール司祭の仕業だとしたら、なぜこんなことを……
漂泊者:
???: 心配はいりません。道なら、そこに……
???: これで、いよいよ……
モーニエ: 先輩……先輩!大丈夫ですか……?
モーニエ: また何か見ていましたね?その様子だと、前よりもひどいようですが……
漂泊者:
漂泊者: ……このヴォイドストームは、おそらく「ソリサイルム」にも影響を及ぼしている。
漂泊者: だから、あの「ヘリオディック・シックス」は俺に助けを求めてるんだろう。
年老いた牧者: お二方。
年老いた牧者: 「織る者」が予言を出していました――もし、ラハイロイの外より訪れし者がビヤートル・ウーズを災いから守ったのならば、その者を「ソリサイルム」へ招き入れなさい、と。
年老いた牧者: さあ、予言にあった者よ……ソリサイルムは、お二方の訪れを待ち望んでいるはずです。
年老いた太陽の精霊: チュ……
トモ: チュルー?
漂泊者:
年老いた牧者: ……この子たちには、やるべきことがあります。
年老いた牧者: 「ソリサイルム」に通ずる道はこちらです。この道に沿って行きなさい。
モーニエ: 先輩……少し、良いでしょうか。
モーニエ: ……話があるのです。
漂泊者: モーニエ教授、どうしたんだ?
モーニエ: 私も……
モーニエ: ……私も一緒にソリサイルムへ行きたいのですが、この先は別行動を取ったほうが良いかと。
漂泊者:
モーニエ: はい。先ほど太陽の巨木に触れた時も、前に記憶を受け取った時も……とても苦しそうな顔を先輩はしていました。
モーニエ: しかし、私にはロイ一族の者と繋がる力がありません。コレクティブの知識も、ロイ一族の前ではほとんど役立たないですし、ソリサイルムに同行してもできることは限られているでしょう。
モーニエ: そこで私は、別の方向で力を発揮したいと思います。つまり、前に調べていたことの続きを追ってみようかと。
漂泊者:
モーニエ: はい。イングヴァール司祭とは「帰還の儀」で会えるはずでしたが、ヴォイドストームの発生に合わせて姿を消しました。例の装置を用意した方は、おそらくイングヴァール司祭の可能性が高いと考えています。
モーニエ: それに、ここの環境にも違和感を感じました。色々と調査を進めておきます。結果次第では、大きな助けになるでしょう。
漂泊者:
モーニエ: いえ、先輩には及びません。
モーニエ: それでは、しばらく別れて動きましょう。
漂泊者:
モーニエ: はい、先輩も。
モーニエ: どうか、無事で……また会いましょう。
年老いた牧者: ソリサイルムへの道は前方にあります。何かお聞きしたいことはありますか?
漂泊者:
年老いた牧者: ロイ一族は誰もが皆、幼い頃よりこの歴史を耳にしているはず――
年老いた牧者: 「エクソストライダーが心臓を太陽にして万物を照らすことで、我らは永き夜に凍え死ぬことを免れた」
年老いた牧者: 「ヘリオディック・シックスが太陽の円環を頼りに天象を予測することで、我らは虚無に呑み込まれることを免れた」
年老いた牧者: 彼らはロイ一族の予言者であり、ロイ一族の犠牲者でもあります。
年老いた牧者: これ以上の詳細は、ソリサイルムに入れば、彼ら御自らの口より聞くこととなりましょう。
ソリサイルムに向かう
牧者: どうぞ、前へ。
牧者: 予言によると、「ヘリオディック・シックス」が中でお待ちしています。
ソリサイルムに入る
織る者: 「帰還の儀」は……災厄を地下に封じ込めるための儀式です。
織る者: 今、子が力を捧げてくれました。
織る者: これで太陽の円環は、再び運転できるでしょう。
???: この役立たずが。
???: 言ったはずだろう。太陽の円環を潰せ、と。
イングヴァール: 申し訳ありません。これには事情がありまして!突然部外者が現れて邪魔を……
???: 言い訳は不要だ。
???: 我々の計画が、お前のせいで台無しになってしまった――はぁ、せっかくネオユニオン行きの通行許可を用意してやったのに。
イングヴァール: お願いです!何でもするので、どうか見捨てないでください!
???: ふっ、あの方は心が広い。バカなお前にも、もう一度だけチャンスをくれた。
???: ビヤートル・ウーズに来訪者がいるだろう?足の不自由な科学者が。
???: ……彼女を見つけ出して、コレクティブに戻れないようにしろ。
モーニエ: あれ?
モーニエ: ……ん?こんなところにメモが。
モーニエ: 筆跡が二つ……どうやら、実験室にいたのは一人だけではないようですね。
モーニエ: アストリッドさんの証言によると、一人はイングヴァール司祭のはず。もう一人は、この実験室を作った方でしょう。
モーニエ: ……二人はデバイスを使用するたびにパスワードを変更して、新しいパスワードをここに残し、共有しているのですね。
モーニエ: 一番新しい数字は……7364。これを打ち込んでみましょうか。
モーニエ: 7364……この数字がパスワードになっているはず。
モーニエ: 先輩は「ソリサイルム」に行ってしまいましたね。私も自分にできることをしましょう。
汚染の原因を調べる
モーニエ: ここの植物と水は、ヴォイドマターに汚染された痕跡が……
モーニエ: 痕跡を辿っていけば、源を見つけられるはず。
敵を倒す
共鳴能力で扉を開く
モーニエ: 何重にも暗号化されて……ですが、この程度であれば……
モーニエ: これが人為的にヴォイドストームを起こす装置……
モーニエ: 前に見つけた装置と基本構造がそっくりです。おそらく、アストリッドさんが拾ったものと同じでしょう。開発中の試作品にも見えますが。
モーニエ: どうやら、ここが出どころのようですね。
人為的にヴォイドストームを起こす装置。前に見つけた装置と基本構造が似ている。
モーニエ: ふぅ。
扉の後ろに隠されているものを調べる
モーニエ: デバイスがありますね。実験室の所有者の持ち物でしょう。
調べる
モーニエ: 実験槽ですね。太陽の巨木がヴォイドマターに汚染された様子をシミュレーションしているのでしょう。
モーニエ: 何だか……気分が悪くなってきました。
太陽の巨木がヴォイドマターに汚染された様子をシミュレーションする実験槽。
デバイスを調べる
モーニエ: 暗号化されていますね……起動できれば、所有者と装置に関する手がかりが得られるはず。
モーニエ: 一度だけしか入力できない、と。強制的に解除しても良いですが、リスクは未知数……
漂泊者:
モーニエ: ここは効率を優先して……
モーニエ: ふむ、もう少し調べてみましょうか。パスワードが見つかるかもしれませんし。
モーニエ: 7364……正解ですね。
モーニエ: このようなやり方でパスワードを伝え合うとは……私の学生だったら考えられません。
敵を倒す
実験室の真相を突き止める
モーニエ: ……これは、コレクティブのプロジェクト申請書。
モーニエ: 「評定結果:該当プロジェクトの立ち上げは不可とする」……それと、この装置の痕跡……
モーニエ: ……どうやら、再び彼女の手を借りることになりそうですね。
イングヴァールと対峙する
モーニエ: ……ありがとうございます。それでは、頼みましたよ。
モーニエ: つまり、彼らがビヤートル・ウーズでヴォイドストームを引き起こした本当の狙いは、太陽の円環を壊すことだけではなく……
イングヴァール: 科学者……その足……お前か。
イングヴァール: お前さえ倒せば……!
モーニエ: こういった方と会話をするのは苦手なのですが……
モーニエ: この実験室に入れるロイ一族の方となると……あなたが「ヘリオディック・シックス」の後継者、イングヴァール司祭ですね。
イングヴァール: ヘリオディック・シックス……はっ、ヘリオディック・シックスか。
イングヴァール: 共鳴能力を持って生まれただけで、一生「ソリサイルム」に閉じ込められるだなんて……ロイ一族の中で最も崇高な六人と言われたところで意味はあるのか?本人の気持ちは誰も気にしちゃいない!
イングヴァール: どいつもこいつも、尊敬してるつもりかもしれないけど、本当に俺を助けてくれたのは……あの方だけだった。
モーニエ: あの方……もしかして、残星組織と協力を?
イングヴァール: はぁ?なんだそれは!
イングヴァール: ただ、あの方は約束してくれた。装置を太陽の巨木の周りに置けば、望みを叶えてくれるってな……
イングヴァール: こんな何もない場所から抜け出して、ネオユニオンで新生活を始められるようにしてくれるんだ!
モーニエ: ……それによって何が起きるのか理解していないようですし、協力相手がどのような者なのかすら知らないのでしょう。
モーニエ: このプロジェクト申請書は、「スペーストレック・コレクティブ」で10年前に話し合われたものです。緊急反応メカニズムに基づいて、空に懸かるドライブを人為的に地面に落とすことができるのか……その可能性について書かれています。
モーニエ: ……ヴォイドマターを使い太陽の巨木の根を汚染することで、「鳴式が封鎖を突破してきた」とドライブに誤認させ、起動できるメカニズムになっている、と。
イングヴァール: じゃあ、俺が置いてきたアレのせいで、ドライブが……
漂泊者: モーニエ教授、太陽の円環を再起動したぞ。いつでも「陽換えの儀」に必要なデータを取り出せるはずだ。
漂泊者: だが、外の様子が少しおかしい。
モーニエ: 分かりました。こちらの件が済んだら、すぐに合流します。
モーニエ: どいてください。ドライブが完全に落ちてしまう前に、コレクティブに戻って「ヘリオス」を発射しなければならないのです。
イングヴァール: いや……お前を行かせるわけにはいかない……ラハイロイがどうなろうと知るもんか。俺はネオユニオンで新しい人生を生きるんだよ!
イングヴァール: そんな役立たずの足で……俺に勝てると思ってるのか!
モーニエ: 「そんな足」……と言われたのは、いつぶりでしょうね。
モーニエ: 実は以前、こういう時にどうするべきか教えてくれた人がいまして……
イングヴァール: なっ……お、おいっ!
モーニエ: ……不快に感じたことは、はっきり伝えたほうが良い、と。
モーニエ: ふぅ……これで先輩と合流できますね。
一刻も早く研究院に戻る
モーニエ: 残星組織はイングヴァール司祭を騙していたのです。彼らの狙いはドライブを落とすこと……一刻も早く、コレクティブに戻らなくては。
モーニエ: 落下位置から近い人たちを避難させるよう、学園に伝えておきました。ドライブが墜ちてしまう前に、「ヘリオス」の発射作業を完了させましょう。
モーニエ: そちらの状況はどうでしょう?何かトラブルはありませんでしたか?
漂泊者: 大丈夫だ。太陽の円環は再起動された。今の俺なら、「ソリサイルム」に直接連絡を取って、「陽換えの儀」に必要なデータを取り出せる。
漂泊者: いよいよ勝負どころだな。
モーニエ: 時間が惜しいです。共鳴能力を使用して、効率の良い道を作りましょう。
モーニエ: 先輩、ハンドルをしっかり握っていてください。
漂泊者: えっ……?
研究院に向かう
漂泊者: モーニエ教授!
モーニエ: 一緒に行きましょう 先輩
モーニエと共に人工太陽ラボへ向かう
モーニエ: 「ヘリオス」を発射する際、「ソリサイルム」で得た原始観測データを入力する必要があります。準備はできていますか?
漂泊者: ああ、「織る者」に太陽の円環から得た情報を共有してもらった。任せてくれ。
漂泊者: 準備は整ったな、目標を達成しに行こう。
人工太陽ラボに向かう
ウォーレン: こんな時にアンセルムはどこに行ったんですか?!他にハイヴェイシャを較正できる人は?
ウォーレン: コーディー、ヴァンス、もう一度「ヘリオス」の軌道状態を確認してください。合わせて、推進システムの確認も。
コーディー: 教授、原始データなしで強制発射するんですか?
ウォーレン: 君たちの心配は分かっています……ですが、災厄を前に座して滅びを待つわけにはいきません。
ウォーレン: ここの責任者として、どのような結果になろうと私が責任を負います。
モーニエ: その必要はありませんよ。
モーニエ: 私たちはロイ一族と連絡を取り、ドライブから原始観測データを獲得しました。「陽換えの儀」は計画通りに進めてください。
ウォーレン: ……モーニエ君?
ウォーレン: 原始観測データを獲得したと言いましたか?それは何よりです、今すぐ入力用装置の用意を……
モーニエ: 時間がありません。お互い、お芝居はやめましょうか。
モーニエ: ウォーレン教授――いえ、残星組織と通じている裏切り者。
ウォーレン: 急に何を言うんですか、モーニエ君。
モーニエ: 私は事実を言ったまでです。
モーニエ: ウォーレン教授、この装置を知らないとは言わせませんよ。
モーニエ: 記録を残さないよう、完全に手作業で作成したのは良いアイデアでしたね。
モーニエ: しかし、「人」の作ったものである以上、装置とはいえ私なら指紋のような痕跡さえ逃しません。
モーニエ: この痕跡は、あなたの技術によるものです。もっとも、そのせいで企みは明らかになりましたが……あなたは皆さんの努力を冒涜しています。
モーニエ: アンセルムの事故も、今の地位を築けたのも、おそらく残星組織の助力があったからでしょう。
ウォーレン: ふん、所詮は推論に過ぎません。証拠を見せてほしいですね。非常事態でなければ、逆にあなたを訴えているところでしたよ。
モーニエ: ええ、確かに今は推論です。ですが私は、ここで罪を償ってもらいたいわけではありません。
モーニエ: 相手の正体さえ分かれば、証拠を集めるのは容易です。
モーニエ: 私の目的は……あなたにプロジェクトの責任者を外れてもらうこと。
モーニエ: ……すべての責任は、私が負います。
モーニエ: それと、あなたの部下だった方から、重要な証拠をもらいました。
リンネー: あたしにウォーレン教授を告発してほしいの?証拠の偽装になるような……何とかできると思うけど、あたしは向こうの正体をよく知らないし……
モーニエ: 苦渋の決断ですが、あの装置は間違いなく怪しいですし、学園側と検証すれば証拠を明らかにできます。
モーニエ: ただ、時間が限られているのです。すぐにウォーレン教授を拘留するためには、告発が必要不可欠……
リンネー: モーニエ教授……
モーニエ: この通信を録音しても構いません。もし私の判断が誤っていた場合、録音データを提出すれば、あなたは無罪となるでしょう。
モーニエ: もちろん、断っても構いませんが……
リンネー: ――任せといて。
モーニエ: ……ありがとう、ございます。
ウォーレン: (あの裏切り者は、いったいどうやって……?!)
モーニエ: コレクティブには知らせておきました。あなたの調査は、間もなく始まるでしょう。
モーニエ: これより、私たち二人で、「ヘリオス」発射プログラムの総指揮を担当します――スペーストレック・コレクティブの責任者は、各自配置についてください!
モーニエ: 先輩、ドライブの原始観測データを「ヘリオス」に入力してください。
漂泊者: 「織る者」、聞こえるか?
織る者: もちろんです。太陽の円環の計算結果なら、すでに共有しています。
漂泊者: よし、準備はできた――「陽換えの儀」を始めよう!
「ヘリオス」を発射する
モーニエ: 「ヘリオス」発射プログラム―― 起動!
操作員A: 対ヴォイドマターモジュール較正完了
操作員B: コアエネルギーシステム 異常なし
操作員D: ハッチ開放 推進システム準備完了
モーニエ: 「ヘリオス」の発射用意を!
操作員F: プレバーナー点火!
提示音: 5、4、3、2……
モーニエ: ……私たちの輝きを 空で煌めかせましょう
操作員G: 「ヘリオス」が間もなく目標高度に到達します! 16%……47%……9……
操作員A: 警告! 光量出力減衰中 臨界点を突破!
操作員B: センサー反応なし データを読み取れません……!
操作員C: セルフリペアに異常!
操作員D: コマンド反応なし コロケーションプログラムが無効になりました!
コーディー: 原因が分かりました!ハイヴェイシャ探査機が干渉されたようです!
コーディー: 地表から突如、広範囲に渡って高濃度のヴォイドマターが現れました。閾値を突破、パラメーターを較正不能!
モーニエ: こんな時に……
モーニエ: 場所の調整を……いえ、広範囲に影響が及んでいるとしたら意味がありません……探査用のコンポーネントの改良は……理論上デザインできても、今からでは間に合わないでしょう……
モーニエ: ハイパワーの対ヴォイドマター機器を投入すれば?――いえ、ドライブの照明が失われた以上、エネルギーパーツも動けなく……
漂泊者:
モーニエ: 先輩……?すみません、私は……
漂泊者:
モーニエ: ハイヴェイシャ探査機の周囲にあるヴォイドマターの濃度が閾値を越えたため、ドライブの運転パラメーターを計測できなくなり、「ヘリオス」が故障しました。
モーニエ: 解決策は二つ……ひとつ目は、ハイヴェイシャのヴォイドマターに対する互換性を高めること。二つ目は周囲のヴォイドマターを除去すること。しかし、どちらの方法も効率は良くありません……
漂泊者:
モーニエ: あまり現実的とは言えないですね。ヴォイドマターの影響を受けていない場所は、ビヤートル・ウーズやバリアに守られているスタートーチ学園を除くと、研究院のような地上から数千メートルの……
モーニエ: ……高さでなくては。
漂泊者:
モーニエ: 「ハイヴェイシャ」の計測コンポーネントの予備はありますね?
コーディー: は、はい。アンセルム研究員がプロトタイプをたくさん残しています。今、倉庫から取ってきますね。
コーディー: しかし、お二人は何を……?
モーニエ: 神の目も機械も使えなくなったのなら、私たちの手で未来を作れば良いのです。
ドライブの機骸を倒す
モーニエ: やはり、ドライブには免疫システムと似たような攻撃性を持つエクソスウォームがいるのですね。
モーニエ: 周りのヴォイドマターを吸収して、環境を維持しているようです。
モーニエ: その爪に触れてはいけません。先輩、気をつけてください。
落ちゆくドライブへ向かう
ドライブへ向かい、モーニエを助ける
リンネーと近況について話す
リンネー: 漂泊者君、こっちこっち!
リンネー: いいお知らせがあってさ――やっと「こころの健康サポート」の観察対象者から外れたんだ!これで、ようやく自由になったの!
漂泊者:
リンネー: まぁ、悪いお知らせもあるんだけどね。調査期間中に嘘をついたせいで、学園の規程に違反してるって言われちゃって……
漂泊者:
リンネー: でも、そのおかげでもっとすごい違反者を逮捕できたから、大きな貢献をしたことになったんだ。
リンネー: まぁ、また「こころの健康サポート」の観察対象者入りしたんだけどね!
漂泊者:
リンネー: そりゃね、疑わしい相手は分かってるわけだし……ある先生の共鳴能力で、容疑者の口を割れるみたいなんだ。
リンネー: ……モーニエ教授が説明のメールを送ってくれたから、スムーズに話が進んだんだよね。
リンネー: あーあ、これで授業をサボりづらくなっちゃったよ……
リンネー: ヘルセン先生に聞いたんだけどさ、モーニエ教授はオーバークロック時間が長かったみたいだし、ちょっと心配だね……
漂泊者:
リンネー: ……確かに!
リンネー: モーニエ教授のお見舞いに行かない?あたしたちの気持ちを感じ取って、早く目を覚ましてくれるかも!
N.A.N.A.: もしもし、漂泊者君ですね?
N.A.N.A.: たった今、モーニエ教授が目を覚ましました。
三日後
保健室に向かう
モーニエ: 少し待ってください。まだ入っては――
モーニエ: う、うぅ……!
モーニエ: すみません、体を思うように動かせず……
モーニエ: リハビリを終えてから、長らく問題なかったですし……心配はいりません。この程度なら私一人でも……うっ。
リンネー: それでモーニエ教授、体の調子はどうですか?
リンネー: ヘルセン先生の話だとめっちゃヤバかったらしいですし、回復して本当に良かったぁ……
モーニエ: 正直、あの時は……死ぬかもしれないと思っていました。
モーニエ: ですが……曖昧な意識の中で、水色の輪っかをつけた少女が見えたのです。
漂泊者: ……水色の輪っか?
漂泊者: その話、詳しく聞かせてくれないか?
モーニエ: ……確証はありませんが、感じるのです。あの時、彼女が守ってくれたのでしょう。
漂泊者: (話を聞く限り、モーニエ教授が見た子は、俺がラハイロイに入る時に会った人と同じはずだ)
漂泊者: (一人で鳴式に対抗するだけじゃなく、ドライブにも現れたなんて……エクソストライダーや鳴式と何らかの関係があるに違いない)
漂泊者: (彼女が何者で、いったい何があったのか調べてみよう)
リンネー: 漂泊者君?漂泊者君――何ボーっとしてるの!
リンネー: 教授が目を覚ましたわけだし、危機を乗り越えたお祝いに、ここは――
漂泊者:
リンネー: ツーリングに行かなくっちゃ!
リンネー: 風を感じるのってサイコーじゃん?それに……
リンネー: あたしたち、まだ1枚も写真撮ってないし!
漂泊者: 新生する「ヘリオス」の下で写真か、いいんじゃないか?
モーニエ: ……そうですね。
モーニエ: 共に新たな太陽が昇る様を見届けましょう……これは、約束でもありますから。
「ヘリオス」の輝きを見届ける
モーニエ: 行きましょう。
リンネー: どう?ここ、めっちゃ良くない?
リンネー: 何か悩みがあると、よく来てたんだ。
リンネー: まぁ、今は悩みなんてないし、風を楽しめるようになったんだけどさ!
モーニエ: きっと、願いが叶ったことで涙を流すだろうと思っていましたが……
モーニエ: 「ヘリオス」が当たり前のように空で輝いている氷原が、この地に足を踏み入れてから数十年しか経っていない人々と同じ温もりを浴びているのだと思うと……
モーニエ: ただただ、何とも言えない美しさを感じますね。
リンネー: それじゃ、みんなで一緒に気持ちでも叫んじゃおうよ――
リンネー: 自由のために!
モーニエ: 文明のために。
漂泊者: 新生のために。