煌めく星空の下で
普段は大人しく冷静なロココから助けを求める着信があった。
ストランドに向かい、追放された人々のためにできることを確認しよう。
ロココからの着信を受ける
ロココ: 漂泊者、こんにちは。
ロココ: ストランドまで来てもらえる?
ロココ: 実は、ブラントとバルドリーノの代わりに、私が新人歓迎会の仕事を引き継いだの。
ロココ: それで、ちょっと緊張が……箱の中に逃げたい。ペロまで強張ってる。
ペロ: *ペロ、ペ……*
ロココ: こういう誰かと交流する仕事は、私に向いてない……うまくできるか不安。
ロココ: でも、「月桂冠」がいれば安心。緊張もほぐれて、仕事も進められる。
ロココ: 新しい「月桂冠」の漂泊者……お願い。
ストランドに向かう
ロココ: 来たよ。
ロココ: ありがとう、漂泊者。
ロココ: さっきは、みんなとっさに動けなくて……
漂泊者:
ロココ: 緊張じゃなくて、恐怖。
ロココ: 無意識のうちに、恐怖を感じてたんだと思う。
ロココ: 残像の恐ろしさを、劇団のメンバーは身をもって体感してる。だから、無意識で恐怖を感じちゃう。漂泊者みたいに、簡単には倒せないから。
ロココ: 私とペロも、みんなを守れるか不安になって動けなかった……なのに、あなたは行動で示してくれた。
ロココ: まずは一歩でもいいから、進まないといけないんだよね。ステージの綱渡りみたいに前を向けば、きっと大丈夫。
ロココ: おかげで、危険は免れたみたい。次の残像が来る前に、「巡礼者」たちを劇団に連れ戻さないと。
漂泊者:
ロココ: うん、要は「愚者」のこと。教団が巡礼船を海に出してきたせいで、今まで色々な人が大変な目に遭ってきた。
ロココ: ……フェンリコは偽りの仮面をつけてるけど、「主座の尊厳」を守るために約束は破らないはず。
ロココ: あなたが「月桂冠」を勝ち取ったおかげで、しばらくは誰も追放されないと思う。
ロココ: おそらく、この「巡礼船」はあなたが「月桂冠」になる前に、ラグーナを出発していた。
ロココ: これが、最後の「巡礼船」になるといいんだけど……
怪我した巡礼者の様子を見る
眉をひそめる青年: うっ、手が……
眉をひそめる青年: もうダメかもしれない……
ロココは青年に動かないよう伝えると、ペロに薬を取り出してもらい、素早く応急処置をした。
ペロ: *ペロ、ペ……*
ロココ: ごめんなさい、今はこれで精一杯ってペロが言ってる。
ロココ: もう少し我慢して。劇団に戻れば、きちんと治療できる人がいるから。
元気のない老人: ……はて?ワシはまだ生きとるのか?
元気のない老人: そうか……良かったわい。
老人のお腹が、ギュルルと鳴った。
元気のない老人: すまんのう、もう何日も食べとらんくてな。
ロココはすぐさまペロに水と食料を出させ老人に手渡した。
少し元気を取り戻した老人: ありがたい……こんなに美味しい食事は久しぶりじゃ。
ペロ: *ペロペ!*
ロココ: 劇団に来たらもっと美味しいご飯が食べられるって、ペロが言ってる。
ロココ: まずは、早く全員救助しないと。
劇団の操舵担当・ティナと会話する
ティナ: 副キャプテン、全員揃ったわ。そろそろ帰りましょう?
ロココ: うん、先に新入りを連れてって。私は最後に見回りをしてから出る。
ティナ: 一人だけ残すなんて、心配よ。
ロココ: 大丈夫。宝探しならいつもしてるし、ペロも一緒だから。
ロココ: それに、初めての重要な任務。人の命がかかってるし、忙しい団長に迷惑はかけられない。
漂泊者:
ティナ: 確かに、「月桂冠」がいてくれるなら安心だね。
ティナ: 見回りが終わったら、すぐ追いかけてきてよ。帰ったら、とっておきのヌヴォラ・パスタを作ってあげるわ!
ロココ: 分かった。
ロココ: 念のため、船倉も確認しよう。
ロココ: 砂に深く埋もれるルーシャンナイトのように、何か残されてるかも。
ペロ: *ペロペ!*
ロココ: ……大丈夫、まだ息をしてる。ペロ、この子を運んで。
ロココ: ペロは優しいから、怖がる必要はないよ。
ロココたちは少女を連れ、急いで劇団に戻った。
ロココとペロは、小さな女の子を医療テントに運び、応急処置を施した。 女の子の状態が安定した後、ロココはあなたを連れてティナのもとへ向かい、無事に戻ったことを伝えた。 一方ペロは、テントに残って女の子の看病を続けることに。
ティナ: やっと戻ってきたね!ほら、熱々のヌヴォラ・パスタならできてるよ!
ロココ: 先に漂泊者は食べてて、私は大丈夫だから。
そう言い終えると、ロココは急いでテントに戻っていった。
ティナ: はい、あなただけでも食べてって。
漂泊者:
ヌヴォラ・パスタは、どこか懐かしい味がしてとても美味しかった。体力を使ったからか、それともみんなで食べているからか。
ヌヴォラ・パスタを食べ終え、救護テントに向かおうとしていると……
ティナ: あたしも一緒に行くわ、人手は多いほうがいいでしょ。
ティナ: あたしも一緒に行くわ、人手は多いほうがいいでしょ。
テントに入って女の子の世話を手伝う
ティナ: えっ!?この子、まだ生きてたの……?
ティナ: 船倉で見かけた時、息を引き取ってたとばかり……
ティナ: いや、助かってほしくないわけじゃなくて、むしろ逆なんだけど!
ロココ: 分かってる、まだ助けられる。
ロココ: 外傷の手当てから、焦らずひとつずつやっていこう。
ロココとティナは手当てを始めた。すると、少女の呼吸が少しずつ落ち着いていく。
ティナ: ふぅ、良かった……本当に良かった。
ロココ: 峠は越えたみたい。この様子なら、そのうち目を覚ますと思う。
ロココ: そういえば、ほかの人たちは?
ティナ: お腹いっぱい食べたら、ちょっとは回復したわ。
ティナ: まだ元気とは言えないけど。
ロココ: うん……危険な海を漂流して、やっとたどり着いたはいいけど、見知らぬ場所で不安は大きいだろうから当然。
ロココ: しょっぱい海水に浸かって、重くなったスポンジと一緒。衣食住の問題が解決しても、そう簡単に元通りとはいかない。
ロココ: でも、どうしたらいいんだろう……
漂泊者:
ロココ: 分かった、何か手伝えないか聞いてみる。
青年の要望を聞いてみる
漂泊者:
フィリッポ: だいぶ良くなったよ。手当てしてくれたおかげだ、ありがとう。
フィリッポの腕には、きれいに包帯が巻かれていた。どうやら、腫れは落ち着いたようだ。
フィリッポ: あの痛み止めって、ローズマリー薬局のものだよね?昔、近くに住んでたからよく覚えてるんだ。
フィリッポ: 家に帰りたい時もあれば、帰りたくない時もある。
フィリッポ: けど、ふわふわのソファーや薬局の爽やかなハーブの香りが僕は好きなんだ。教会の儀式や似たり寄ったりの宗教劇は好きじゃないけどね。
フィリッポ: 聖女が生きていたら、こんな「弔い」はなかったと思うんだ。
フィリッポ: 「夜空に輝く千の星。その下に広がる自由は、百花繚乱のよう」……これは聖女がよく歌っていた劇の一節でさ。
ロココ: 『ペガサス』。
フィリッポ: そう、この劇は自由な世界を描いてるんだ。本来は単調で厳格な教義を守るだけじゃなくて、誰もが自由に信仰を追求できるべきでしょ?
フィリッポ: なのに、礼拝や集会は強制参加。行動規範も劇の内容も……どこで笑うのかも決められてるなんてね。
フィリッポ: 故郷に帰りたいけど、あの頃のラグーナはもう存在しない。
フィリッポ: でも思ったんだ。「巡礼」を通して船上でハープを弾いたり笛を吹く人たちと「星」を囲んで、歌で勇気づけ合ってたら……
フィリッポ: みんなと一緒に過ごす自由な「巡礼船」こそ、故郷になるんじゃないかなって。
フィリッポ: けど、海には危険が付き物。一人、また一人と船に乗っていた人が減っていき、大切な道具も壊れていった。
フィリッポ: 今の仲間だけじゃ、もう満足いく演奏はできない。
フィリッポ: 僕には分からないよ。どこに行ったらいいんだろう、居場所なんてあるのかな。
段々とフィリッポの顔から笑みが消え、悲しい表情に染まってしまった。
ロココ: ……
お年寄りの要望を聞いてみる
ロココ: こんにちは、調子は良くなった?
ジュリオ: ああ、だいぶ回復したさ。ヌヴォラ・パスタまでありがとう。
ジュリオ: 口に入れた瞬間、心温まる懐かしい味がして、ここがどこか忘れてしまうほどじゃった。
ジュリオ: トラットリア・マルゲリータで、いつも食べていたランチを思い出したわい……あの頃は、まさかこうなるとは思っておらんかった。
ジュリオ: 『ペガサス』の一節を少し口ずさんだせいで……
ロココ: また『ペガサス』……
ジュリオ: そうじゃ、船にいた頃は、みんなで盛り上がっていたのう。好きなものを自由に演じてきた。もちろん、教団の目は盗んでじゃが。
ジュリオ: 『ペガサス』は、みんなの一番好きな劇なんじゃよ。
ロココ: ……「巡礼」のせいで、嫌いにならなかった?
ジュリオ: まさか、そんなわけなかろう。
ジュリオ: 失敗続きの日も、元気づけてくれる素晴らしい劇じゃからな。
ジュリオ: この世が『ペガサス』のような世界だったら、誰もが自由に生きられたのにのう。ワシも、こんな歳になってまで苦労せず済んだろうに……
ジュリオ: 「巡礼」なんて聞こえはいいが、残像にやられ仲間が消えていく光景を目にすると、綺麗事なんて言ってられん。
ジュリオ: はぁ……こんな老いぼれが生き残って、若者が犠牲になるとは。
ジュリオ: あの子たちが大事にしていた物を持ってくる体力は、ワシのような老いぼれになくてのう……
ロココ: みんな、そんな大変な目に……
ロココ: 厳しい管理、強制追放、仲間との別れ……
ペロ: *ペロ、ペ……*
ロココ: どうしたら、元気になってもらえるかな……
漂泊者:
ロココ: うん、痛み止めは必須。体の痛みを和らげるために、もう使った。
ロココ: うん。まずはお腹いっぱい食べて元気を出してもらわないといけないから、もう食べさせてあげた。
ロココ: さすがは「月桂冠」、おかげで気づけた。
ロココ: 体の痛みは薬や食べ物で何とかなる。でも、心の痛みは劇を通して治療するしかない。
ロココ: さっきみんなが言ってた『ペガサス』を、もう一度みんなで演じれば……
ロココ: 決めた、新人歓迎の劇は『ペガサス』にする。
漂泊者:
ロココ: 劇団には、救出した「巡礼者」の新人歓迎会で劇を上演する伝統がある。
ロココ: 助かったこと、そして新しいスタートを祝うために。この劇を見たみんなが、もう一度人生をやり直せるよう思いを込めて。
ロココ: うむ、いいこと、思いついた。
ロココ: ペロと一緒に船倉から持ち帰った忘れ物は、みんなの仲間が大切にしてたみたいだから……
ロココ: 壊れてる物は私が修理して、舞台に登場させる。
ロココ: そうすれば、仲間とまた劇をする夢が叶うはず。
舞台でロココと合流し、劇の準備をする
ロココと相談する
ロココ: ルナハープ、バブルガン、船の破片、ルーシャンナイト……
ロココ: 全部、ペロが持ってきてくれたの。よくやったね、ペロ。
漂泊者:
ロココ: うん。ペロがその気になれば、船だって丸ごと飲み込める。しかも、周波数の分析をして、これまでの物語まで教えてくれるよ。
ペロ: *ペロペ!*
ロココ: 物には人の想いが宿ってる。そして劇は、その想いを届けてくれる……
ロココ: 漂泊者は、人が本当の意味で死ぬのはどんな時だと思う?
漂泊者:
ロココ: うん、確かにそうだね。でも、私とペロがいる限り、この忘れ物の持ち主はずっと記憶に残り続ける。
ロココ: うん、確かにそうだね。でも、大切な信念を劇に込めて伝えていけば、失われることはない。
ロココ: 「高い壁を飛び越え、霧の中から抜け出し、壊れた船首を置き去りにする。そして、自由なゴールデンフリースを追いかけ、北極星の光の下で舞い上がろう」
ロココ: 現実も劇と同じだったらいいのに……
ロココ: ……大丈夫。ロココなら忘れ物を直して、もう一度みんなで劇を上演できる。
ロココ: このルナハープは周波数からして、持ち主は追放の旅路でずっと演奏をしてきたはず。
ロココ: 劇でみんなの不安を和らげようとしてくれてたけど、航海の途中で凶悪な残像に襲われて……
ロココ: この弦を失ったハープだけが残った。
漂泊者:
ロココ: そう。持ち主はこのハープで演奏して、みんなを助けてた。
ロココ: いいこと思いついた。専用の弦はないけど、何かで代用すれば舞台で使えるかもしれない。
ロココ: なんてことのない船の破片だけど、かつては「巡礼船」の一部だったんだ。
ロココ: みんなの恐怖と苦しみが伝わってくる。
ロココ: 同時に、どんな逆境にも屈しない強さも。
漂泊者:
ロココ: うん、舞台装置にぴったり。
ロココ: ステージの周りに配置するのがいいかも。
ロココ: 行こう、ペロ。さっそくセットするよ。
漂泊者:
ロココ: ありがとう、漂泊者。
ロココ: でも、劇団のメンバーとして、大事なお客さんに重たい物は運ばせられない。
ペロ: *ペロペ*!
すぐさまスーツケースから出てきたペロは、ロココの指示のもと、狂風の如くステージ上の船の破片を巻き上げる。 それらをバラし、つなぎ、組み合わせ......そして瞬く間に、船の破片を一つ一つの舞台装置に。
ロココ: うん、これで最初のシーンは準備できた。
ロココ: ストランドの至る所にあるルーシャンナイトは、砂の中に埋もれてる。
ロココ: ルーシャンナイトは、ストランドに閉じ込められた魂だって伝説がある。でも雨風に打たれ、月日が経つとともに、その輝きは失われていく。
ロココ: だから、そうなる前に拾わないといけない。
漂泊者:
ロココ: うん、ルーシャンナイトはとってもきれい。
ロココ: これにしよう。夜空に輝く、自由の星。
ロココ: 位置は……ステージの中央。
ルーシャンナイトを置くと、スーツケースから出てきたペロが長い触手を伸ばし、ルーシャンナイトを空中に撒いた後、それを紐で吊るした。たちまち、薄暗かったステージがきらめく星屑に覆われる。
ロココ: うん、これで星明かりが暗闇を照らしてくれる。
ロココ: 設置できたから、これで最初の準備は完了。
ロココ: ありがとう、漂泊者。忘れ物に込められた想いは、きっとみんなに届く。
ロココ: ……でも、何か欠けてる気がする。
ロココ: 輝きが足りないような……『ペガサス』の北極星は、もっと明るいはず。だって、希望の象徴だから。
ロココ: 船上では、みんなで「星」を囲みながら歌ってたってフィリッポが言ってたよね。けど、船にそんなものは見当たらなかった……
漂泊者:
ロココ: うん、そうしよう。
星についてフィリッポに話を聞く
ロココ: こんにちは、フィリッポ。「巡礼船」に乗っていた時は、みんな「星」を囲んで歌ってたんだよね?
フィリッポ: ああ、そうさ。あの明るく輝く星の光は、今でも覚えてるよ……まるで『ペガサス』の北極星そのものだったから。
ロココ: その「星」は、今どこにあるか分かる?
フィリッポ: あれは、ルカの宝物なんだ。でも、ルカは……
ペロ: *ペロペ!*
ロココ: ……え?ルカなら目を覚ましてるみたい。
テントに入ってルカの様子を見る
ルカ: うぅ……ママにもらったお星さま、どこか行っちゃった。
ルカ: 海に流されてた時も、お星さまが真っ暗な夜から守ってくれてたのに……
ルカ: みんなでお星さまを囲んで、ママの歌を楽しそうに歌って……
ルカ: お星さまは希望の象徴だから、ルカたちを守ってくれるってママが言ってたのに……
ルカ: うわあぁぁん、お星さまがいなくなったら、どうすればいいの……
ロココが少し困った様子でルカを見つめている。彼女を慰めようにも、どう声をかけていいのか分からないようだった。
ペロ: *ペロ……ペ、ペロペ!*
ロココ: ペロが、ルカは休んで大丈夫。代わりにみんなで星を探しに行くよって言ってる。
ルカ: でも、外は危険だよ。助けてくれただけでも充分なのに……ママが周りの人に迷惑をかけちゃダメって言ってたもん。
漂泊者: 大丈夫、迷惑なんかじゃない。
漂泊者: 星はみんなを守ってくれるんだろう?だから、みんなのためにも探してくる。
ルカ: ……うん、ありがとう、お兄ちゃん。じゃあ、待ってるね。
ロココ: ペロには、ルカの体に残っている「星」の周波数が分かる。
ロココ: この周波数を覚えておけば、星探しに役立つ。
漂泊者: さっき船を確認した時、星のようなものは見当たらなかったよな。
ロココ: うん……でも、諦めたくない。
ロココ: みんなに、もう一度『ペガサス』を上演してほしいから……
ロココ: それに、せっかく劇をやるなら、みんなで使ってきた舞台セットを使うのが一番。
ロココ: 忘れ物の周波数は、人の想いでもある。だから、使った人にも影響を与える。
ロココ: 星は、みんなにとって「希望」の象徴。前向きな想いが劇を通してみんなに伝われば、きっと元気を取り戻せる。
ロココ: だから、少しでも可能性が残されてるなら探したい。
ロココ: ……希望の可能性だから。
ストランドに戻って星を探す
ロココ: 海霧……
漂泊者:
ロココ: うん、島は霧が多いから……
ロココ: でも、この間ロココが片付けたばかり。天気からしても、起こるはずがない。
ロココ: いつも通り、バティエは釣りに出たし、海霧に敏感な「ラリオ」も何も反応してなかった。
漂泊者:
ロココ: ……その可能性もある。
ロココ: もしかしたら、今回の海霧は今までとまったく違うかもしれない。
ロココ: なんだか、空気が湿気を帯びてる。まるで、この近くで海霧が発生してるような……
ロココ: 「重なる海霧は迷路のようで、そこにはお化けが隠れている――」
ロココ: 『ペガサス』には、霧が出てきたら気をつけるよう書かれてる。
ロココ: 霧がこれ以上深くなる前に、星を見つけないと……
ロココについていく
ロココが見つけたものを確認する
ロココ: 船の破片だね。
ロココ: 大丈夫、ペロに持っていってもらう。これにも使い道があるから。
ロココについていく
ロココが見つけたものを確認する
ロココ: あっ、小さな貝殻。
ロココ: 貝殻を洗ってワカメに塩を加えれば、シンプルな貝殻スープができる。
ロココ: ペロ、この貝殻も持っていって。
漂泊者:
ロココ: できるよ、ペロが教えてくれた……簡単な料理しかできないけど。ペロは私よりも上手だよ。
ロココ: 劇団では、何事も協力してやらないといけないから。でも、ペロのほうが上手。
ロココ: 劇団のみんなは、ペロの作るご飯が大好きなんだよ。
ロココについていく
ロココが見つけたものを確認する
ロココ: やっと、見つけた……
ロココ: あっ、ルーシャンナイトだ。
ロココ: キラキラしたものは見つかったし、これで問題は半分解決。
ペロ: *ペロペ!*
ロココ: ペロが何か見つけたみたい。
ペロが見つけた手がかりを調べる
ペロ: *ペロペ!?*
ロココ: ペロによると、この痕跡には星の周波数が含まれてるんだけど、ほかの何かも混じってるみたい……
ロココ: でも、周波数の絡み合いがひどくて、はっきりとは分からない。
漂泊者:
スキャンを使って複雑な周波帯を追跡する
ロココ: 漂泊者の周波数追跡能力は、ペロ以上だね……
ペロ: *ペロペ!*
発見した周波帯に沿って進む
漂泊者: ……まるで霧が俺たちを待ってるみたいだな。
ロココ: これは、ロココがよく遊んでる「鬼ごっこ」の海霧じゃない。
ロココ: この霧の迷宮、見覚えがあるかも。
ロココ: けど、どこか怪しい雰囲気を感じる。
ロココ: 見覚えがあるようで、初めて見る。なんというか、真似して作られたような……
ロココ: 迷宮は嘘と悪意で塗り固められていて、内部は海霧のように捉えどころのない混乱に満ちてる場所って『ペガサス』で言われてる。
ロココ: いろんな化け物がいて、奥には魔王が住んでる。魔王は人の物を盗み、人の心を惑わし、善を悪にして、思いのままに操り、悪事の限りを尽くす。
ロココ: 私みたいに劇への憧れから、あのシーンを真似てるのかも……
漂泊者:
ロココ: うん……でも、どんな人が?
ロココ: うん。英雄になりたい人はたくさんいるし、みんな演じたがってる。けど、こんなに回りくどい手段を使うなんて、英雄らしくない。
ロココ: うん、その通りだと思う。
ロココ: 魔王だろうと英雄だろうと、これほど手の込んだ劇にするくらいだから。
ロココ: 劇には希望や前向きになれる力がある。
ロココ: でも、その逆に人を惑わしたり、欺いたりする力もある。
漂泊者:
ロココ: うん。舞台の裏で黒幕が何を考えてるのか、確かめに行こう。
一緒に霧の迷宮に入る
正確な方向を探す
奥に進む
ペロ: *ペロペ!*
モンスター?: グオォォーッ!
ロココ: くっ……ペロ、気をつけて!
漂泊者: 安心しろ、俺がついてる。
ロココ: ……うん。
ロココ: 嘘と欺瞞が入り混じった周波数……嫌な予感がする。
ペロ: *ペロペ……!*
ロココ: ペロが言うには、洞窟の中には「星」と……うまく言葉にできないけど、何かがあるって。
ロココ: 残された道は、後少し。間違いなく迷宮の中心に近づいてるよ。
ロココ: そろそろ主のお出まし。いったい、何が潜んでるんだろう。
ロココ: この先は、未知の危険が待ち受けてる。
漂泊者:
ロココ: うん、このまま先へ進もう。
洞窟の奥へ進む
漂泊者: 大丈夫だ、慎重に行こう。
ロココ: ……うん。
ロココ&ペロ: きゃっ……!
漂泊者: 大丈夫、一緒にいるから。
ロココ: うん、分かった。
ロココ&ペロ: ひっ……!
ロココ: ドレイク……じゃなかった。
漂泊者: 俺たちを脅かしてるだけだ、落ち着こう。
ロココ: ……うん、怖くないから大丈夫。
ロココと失くした「星」を探す
漂泊者&ロココ: えっ?
ビッグベア: ホホ!
シャベルおじさん: ポッポー……
ミス・ロンリー&ミスター・マギア: ククク……
ロココ: うーん……こっそり星を盗むはずが、うっかり電気をつけちゃった、ってところかな。
ビッグベア: ホホ、ホ!
シャベルおじさん: ギギ……
ミス・ロンリー&ミスター・マギア: クックッ!
漂泊者: いったい何を話してるんだ?
ロココ: 私たちと戦う気だよ。
ぬいぐるみを全て倒す
ロココ: ゴールデンフリース、ボロボロの原稿、古い楽器……
ロココ: これが「魔王」?
ロココ: それとも、残像を恐れている「愚者」……?
ビッグベア: ホホ……
シャベルおじさん: ポッポー……
ミス・ロンリー&ミスター・マギア: クク、クククッ……
劇団に持ち帰れそうなものを集める
ミス・ロンリー: クク……グスン……
漂泊者:
ロココ: このアコーディオンは、持ち主がくれたんだって。
ロココ: 持ち主は見つからなかったけど、これのおかげで楽しい思い出ができたみたい。
ロココ: 「霧は瘴気を晴らし、星は自由に輝く――」
ロココ: 持ち主は、かつて劇の一節を歌いながら不遇な人たちを勇気づけてたから、覚えてたんだって。
ロココ: さっきの霧の迷宮も、劇に出てきた霧がかった海辺を参考にして、仲間と力を合わせて再現したもの。
漂泊者:
ロココ: 持ち主と過ごした思い出を、それだけ守りたかったんだ。
ロココ: でも、そのために他人の希望や思い出を奪っていいわけじゃない。
ロココ: 傷ついた人同士、お互いに力を合わせて助け合うべきでしょ?
ロココと一緒にここを離れる
ロココ: この辺りは、私とペロでほとんど片付けたよ。
ロココ: 漂泊者、戻らないの?
漂泊者:
ロココ: うん、一緒に帰ろう。
ロココ: 分かった、ここで待ってる。
ロココはぬいぐるみの音骸と彼らが集めた物をペロに持たせ、劇団まで戻った。
洞窟に入る
劇団に戻ってティナと会話する
ティナ: 副キャプテン、おかえり!みんな、だいぶ元気になったよ。
ティナ: あれ、小さい子たちが増えたの?
ロココ: うん。私が出かけてる間、みんなの面倒を見てくれてありがとう。
ティナ: 大したことはしてないって。食材ならたっぷりあるから、全然問題ないわ!
ロココ: ……ありがとう。ステージのセッティングをするから、みんなは一緒に来て。悲しいことがあっても、忙しくしていれば少しは忘れられるから。
漂泊者:
ロココ: あなたのおかげで、星を無事に取り戻せた。ルカに伝えてきてくれる?
ロココ: これで、ようやくみんなと『ペガサス』を上演できる……誰ひとりとして欠けることなく。
星を取り戻したとルカに伝える
あなたは、星を持ってルカの休むテントへ向かう。 横になっていたルカは、光り輝く星を目にした途端、ベッドから起き上がり満面の笑みを浮かべた。
ルカ: わぁ、お星さまだ!お星さまが帰ってきた!
ルカ: ありがとう、お兄ちゃん!お星さまがあれば大丈夫!
ルカ: おかげでもう元気になったよ!
漂泊者:
ルカ: いいよ!劇で使うんだよね?ここで横になってたら、外で劇の準備をしてる声が聞こえてきたんだ。
ルカ: あの紫色の髪のお姉ちゃんが、『ペガサス』の北極星に相応しいキラキラしたものを探してるって言ってたの。そんなの、お星さましか考えられないもん!
ルカ: 星と一緒に、またみんなで歌えるだなんて……嬉しい。みんなで船に乗ってた頃を思い出すよ!
舞台に戻ってぬいぐるみたちの様子を見る
ロココ: 音骸は周波数を解析して物から情報を得られる。
ロココ: ミス・ロンリーは持ち主が使っていたルナハープを、シャベルおじさんは持ち主の残した花冠を、ビッグベアは持ち主が大切にしていたバブルガンを見つけた。
ロココ: ……そして、ミスター・マギアは持ち主本人を見つけた。
ロココ: ぬいぐるみたちは理解したの。捨てられたわけじゃなかったんだって。
漂泊者:
ロココ: そう。追放された持ち主もいれば、大事な物を残して亡くなった持ち主もいる。もちろん、今は劇団にいる持ち主も。
ロココ: 持ち主は、ぬいぐるみが教団に連れ去られ、周波数と記憶が消されてしまうことを恐れていたの。だから、関係を断つしかなかった。
ロココ: 真の魔王は、音骸や霧の迷宮じゃなくて、この災いをもたらした元凶かもしれない。
ロココ: 行き過ぎた管理や抑制、理不尽な追放……
ロココ: 誰かさんが高みから発する「追放」の一言で、いったいどれほどの人が平穏な日々を失ってきたか……
漂泊者:
ロココ: うん。でも、あなたが「月桂冠」を奪ってくれたおかげで、フェンリコの動きも少しは落ち着いた。
ロココ: ここしばらく追放される人はいなくなったし、劇団もラグーナで自由に上演できるようになった。
ロココ: これで、つまらない宗教劇しか行なわれないラグーナで私たちが上演して、少しずつ評判が広がっていけば……
ロココ: きっと、またラグーナで自由に劇をできるようになる。
ロココ: ブラントとバルドリーノは、そのための準備をしてるの。自由に上演できるって聞いたら、二人はすぐさまラグーナ城に飛んでいったよ。
ロココ: 彼ら以上に劇が好きな人はいない。みんなの情熱に火をつけるなら、誰よりも適任……新しい「月桂冠」を除いて。
ロココ: 今回の新人歓迎会の劇は、「巡礼者」……「愚者」たちが新たな一歩を踏み出すための劇でもある。
ロココ: 「月桂冠」、一緒に北極星を吊るして、みんなにいい知らせを伝えよう。
高い壁を飛び越え
霧の中から抜け出して
勇気を胸に
希望を求めて
それは「愚者」?
それとも「魔王」?
霧に潜む虚言
「月桂冠」が真実を解き明かす──
「魔王」は高みに君臨し
弦をバネに変え
「隠海」が霧の壁を作り
「愚者」もやがて「魔王」になる
危機一髪の状況
駆けつけたのはバブルガン
「月桂冠」は剣で霧を断つ──
夜空に輝く千の星
その下に広がる自由は 百花繚乱のよう
希望は北極星と共に我が故郷を照らす
舞台の中央に行ってみんなの様子を見る
ロココ: やっぱり、ティナの声はカッコいい。『ペガサス-新編』、歌ってくれてありがとう。
ティナ: これくらい何でもないわ。ルカの北極星に相応しい歌を歌っただけよ!
ティナ: ルカはまだステージに上がれそうにないから、星はあたしが返してくるよ。
ロココ: ミス・ロンリー、このルナハープはあなたの持ち主の物だよね。弦はなくなっちゃってたけど、とても役に立ったよ。
ミス・ロンリー: ク、ククッ……
ロココ: シャベルおじさん、持ち主の花冠、編み直しておいたよ。きちんとしまっておいて。
シャベルおじさん: ポッポー!
ロココ: ビッグベア、持ち主のバブルガンだよ。また使えるようにしておいたから、大事にしてあげて。
ビッグベア: ホホ!
ロココはステージで使った道具をひとつずつ返していく。受け取った観客は、満足げに帰っていった。 そして最後に残ったのは、ルーシャンナイトだった。
ルーシャンナイトについてロココと会話する
ロココ: うん、だいたい片付いた。後はルーシャンナイトだけかな。
ロココ: 実はこれ、ロココの物なんだ。
漂泊者:
ロココ: うん。ロココも昔は、ルーシャンナイトだったから。
ロココ: ありがとう、「月桂冠」の漂泊者。いい演出だったよ。
ロココ: 「誰ひとりとして欠けることなく」……もちろん、あなたも含めて。
ロココ: 初めて会った時、あなたの周波数がかなり特殊で驚いた……ペロでも解析できないくらいだったから。
ロココ: しかも、漂泊者がやってきてから、海霧で作られた「迷宮」が揺らぎ始めて……
ロココ: あなたなら、この環境を変えられる……ううん、袋小路に陥ったこの世界さえも逆転できると思ったの。
ロココ: この世界の全てが、あなたによって変えられる。怪奇現象ですら、吸い寄せられていくくらいだから。
ロココ: ロココは知ってる。大きな力を持つ人ほど、背負う責任は増える。そして、常に危険と隣り合わせだって。
ロココ: だから、その……劇団に入るのはどう?
漂泊者:
ロココ: あなたは、みんなのために完璧な劇を作り上げて、新たな一歩を踏み出すきっかけを作った。最初に出会った日から、こうなる運命だったんだと思う。
ロココ: ……分かった。気が変わったら、いつでも言って。無理にとは言わないから。
ロココ: 困ったことがあったら、いつでも来て。
ロココ: どんな時でも、劇団は歓迎するよ。
漂泊者:
ロココ: 無人島に追放された人たちが、材料をかき集めて家を立てて、劇団は出来上がった。
ロココ: 決して豊かでも完璧でもないけど、いつも歌声と笑い声で溢れてる。
ロココ: あなたは私たちに、ラグーナの自由を取り戻すチャンスを作ってくれた。
ロココ: 「月桂冠」の演出で、「希望」が劇団のみんなに伝わった。
ロココ: あなたのおかげで、みんなの心に希望の光りが灯ったよ。
ロココと会話する
ロココ: ありがとう、漂泊者。おかげで初めての新人歓迎会の仕事と劇団の再スタート、どっちも無事に成功した。
ロココ: 何だか心だけじゃなくて体も軽くなった気がする。今なら連続で何回でも前方倒立回転跳びできそう。
ロココ: コホン……話が逸れちゃった、お礼の話をしないと。
ロココ: 劇団からの報酬とは別に、ロココから特別なプレゼントがあるの。
ロココは時間をかけて、美しいルーシャンナイトをペロのスーツケースから取り出した。黒い石に流れる金色の模様は、とても鮮やかに光っている。
ロココ: これは、ロココが砂の中から頑張って見つけたルーシャンナイト。
ロココ: 深いところほど、いいものが眠ってるの。
ロココ: これ、漂泊者の瞳に似てるでしょ。吸い込まれそうなほど、深くてきれい。
ロココ: 旅に出る時は、必ず連れて歩いてね。ロココの代わりに、この石がそばにいるから。
ロココ: 困ったことがあったら、遠慮せずに連絡して。
ロココ: ペロか花の船で、必ず駆けつけるから。