未知の予感

ラハイロイへ続くトンネルはすでに開かれ、その氷原の下に灯るトーチが、あなたの「帰り」を静かに待っている。

穂波市から離れ、ショアキーパーの返事を待つ

ブラックショアの裂け目から穂波市に向かう

ショアキーパー: 漂泊者……元気にしていた?

ショアキーパー: ラハイロイに続く空間トンネルは安定しつつある。出発の準備は整った。

ショアキーパー: 準備ができたら、車掌カフェに来て。

ショアキーパー: ……いつでも大丈夫だから。

ショアキーパーと会話する

ショアキーパー: 漂泊者、待っていた。

漂泊者:

ショアキーパー: ええ。ナミポンのおかげで、ラハイロイと穂波の相対座標を特定できた。現状、一方通行にはなるけどトンネルは安定している。

ショアキーパー: あなたが望むのなら、いつでも出発できる。

漂泊者: どうした?

ショアキーパー: これ?千咲が作り方を教えてくれたの。レシピよりも牛乳と砂糖の割合を増やしたら、もっと美味しくなることに気づいて……

ショアキーパー: 作ったばかりだから……試してみる?

漂泊者:

ショアキーパー: はい……どうぞ。

(芳醇な香りが口の中に広がる……しかし、ほとんどコーヒーの味はしない)

漂泊者: それで、心配事でもあるのか?

ショアキーパー: ……ええ。

ショアキーパー: 私の見る限り、あなたの周波数には今も微細びさいな揺らぎがある。そこまで大きな問題ではないけど心配。

ショアキーパー: ラハイロイについて、覚えておいてほしい……今回の「ヴォイドストーム」の継続時間は、過去の周期よりも長くなっている。

ショアキーパー: これは異常事態……でも、裂け目を通して向こうの状況を探知できそうにない。

漂泊者:

ショアキーパー: 他の地域とは異なって、ラハイロイには文明を導く歳主さいしゅが存在しない。国際科学研究組織「スペーストレック・コレクティブ」が到着するまで、無人の氷原だと思われていた場所……

ショアキーパー: あの氷原の下では、鳴式めいしきが常に「ヴォイドストーム」という海蝕現象を生み出している。

ショアキーパー: 一度でもヴォイドストームに触れると、人の周波数は減衰していき、やがて消滅してしまう……私の推測に過ぎないけど、あなたの身に起きている周波数の流出は、ヴォイドストームの周期異常と関係があるかもしれない。

ショアキーパー: ……「スペーストレック・コレクティブ」の周波数安定化に関する研究は世界トップレベル。そこへ行けば、精密な検査と処置を受けられるはず。

漂泊者: 問題の源も、解決策も……ラハイロイにあるのか。

ショアキーパー: そう。そして今、ラハイロイに通ずる道は開かれた。

漂泊者:

ショアキーパー: スタートーチ学園に入学するための書類。通常、厳格な審査を通過しなければラハイロイには入れない。そこでブラックショアは、あなたを「学生」として送り込むことにした。

ショアキーパー: この入学許可書は、かつてのあなたが遺した物。これは今なお、ラハイロイの扉を開ける鍵として有効。だから、大切に保管して。

漂泊者:

漂泊者: どうやら今回の旅は、キャンパスライフの復帰になりそうだな。

ショアキーパー: ラハイロイに着いたら、しばらく通信できなくなるはず。でも、私はあなたを見守っている。いつか新しい物語を持ち帰って話してくれる日を、ずっと待っているから。

漂泊者:

ショアキーパー: ええ……どうか、気をつけて。

ショアキーパー: え……?帰ってきてくれるなら嬉しい。

千咲(ちさ): すみません、遅くなりました……

ショアキーパー: ……そろそろ出発しましょう。

ショアキーパーと空間トンネルに向かう

ナミポン: いやぁ……とうとうこの日が来たねぇ。

ナミポン: 座標の調整は終わってるよ。ぜ~ったい、安全に着地させるからね。

ショアキーパー: トンネルの準備も完了したけれど、この幅だと一度に一人しか通れない。

千咲(ちさ): では……私が先に。

千咲(ちさ): ナミポン、それにショアキーパーさん……お世話になりました。

ナミポン: もう、堅苦しいねぇ。時間ができたら、いつでも会いに来ていいんだよ。

千咲(ちさ): ……はい、約束します。

千咲(ちさ): ……漂泊者さん、学園で会いましょう。

漂泊者:

ショアキーパー: トンネルの状態に問題はない……無事に到着するはず。

漂泊者:

ショアキーパー: 分かった、それじゃあ……

ショアキーパー: いってらっしゃい、漂泊者。

漂泊者: ああ、行ってくる。

ラハイロイに向かう

ヴォイドワームの追撃を振り払う

???: どうにかして足止めしないと……

漂泊者: あそこはどうだ?

???: おっ!いーじゃん、ナイス!

???: ……チャンス、ここっ!!

???: ふふっ、楽勝じゃん!

漂泊者: あの建物は……

???: ん?あれがあたしたちの目的地、スタートーチ学園だよ。どう、すごいでしょ?

漂泊者: 確かに……想像を超えてたな。

リンネー: そうだ、自己紹介できてなかったっけ。あたしはリンネー!

リンネー: さっき、入学許可書が見えたし……新入生だよね?名前、教えてくれる?

漂泊者:

リンネー: 漂泊者君ね。うん、覚えたよ。

リンネー: まだ安全とは言い切れないし、移動しながら話そっか。

ラハイロイに向かう