春雷明かす乗霄の暗雲
Quest_125900000_QuestDesc_125_1
美食街に向かう
アブ: 漂泊者、聞こえたか?今の音……
アブ: もう、腹が減って腹が減って……
アブ: なあ、この前秧秧と熾霞と一緒に行ったあの店に行かないか??
アブ: あの味が……恋しい!
アブ: あむあむ……うめぇ~!
アブ: おいおい。何ぼ~っとしてんだよ。
アブ: 美味いもんがこんなに並んでるんだぞ?もしかして食欲ないのか?食べないなら我が全部食べちゃうぞ?
アブ: なあ~、一日中こんな調子でいるつもりか?まさか、まだあの変な夢引きずってるんじゃないだろうな?
アブ: 確か……歳主の夢?それも、彫像のとこで思い出したのと同じやつ?
漂泊者:
アブ: そうそう、歳主が「びゅー」って飛んできて、龍の形をした山に連れて行ってくれたんだよな。
アブ: そこには残像がいっぱいいた……でも、襲われる前に歳主が虹鎮を守ってくれた!
アブ: やり方は確か……なんだっけ?あそこの時間を外とは違うように変えた?
漂泊者: そう……山全体の時間の流れがすごく遅くなり、残像が入ってこれなくなった。
漂泊者: つまり……時間を歪ませ、区域内外に「時間の差」を作り出して結界を敷き……
漂泊者: 居住地と残像を分断することで、中にいる人々を脅威から守った。
漂泊者: けど……なぜか夢の中の自分は結界の影響を受けなかった。
アブ: お前は我の友達だぞ。特別な力の一つや二つあってもおかしくない!
アブ: 夢に出てきた山の名前何だっけ?思い出せないな……
漂泊者: 「乗霄山」……多分、歳主がそう言っていた。
アブ: じょーしょーさん……?聞いた事ないな……
九思(キュウシ): お兄さん、乗霄山を知らないのかい?さては外からの人か。
アブ: なんだなんだ?乗霄山を知ってるのか?
九思(キュウシ): なに!?お、音骸が喋った!?
漂泊者:
慶祥(ケイショウ): はっはっは!喋る音骸は確かに稀だが、そこまで怖がる必要は無いだろう。
慶祥(ケイショウ): 確か外国のどこかで、すごい音骸がたくさんいるという聞いたことある。
漂泊者:
慶祥(ケイショウ): お兄さんは外の人間なら、知らないのも無理はない。
慶祥(ケイショウ): 伝説によると、かの乗霄山こそ今州で最も古い場所。山の形は歳主の「角」の姿そっくりなんだ。
慶祥(ケイショウ): しかし、俺は生まれてこの方、そこに辿り着いた者の話を聞いたことが無い。山へ行こうとした者は皆、海霧に迷ったのか二度と帰らなかったそうだ。
慶祥(ケイショウ): 興味があるのなら、南東へ向かうといい。怨鳥の沼の東の海からだと乗霄山がよく見えるからな。
アブ: 南東、か……
漂泊者:
アブ: ここ数日……特に今朝、南東の方角から妙な匂いがしたんだ。
漂泊者:
アブ: とんでもなく強い周波数エナジーの匂い。正直我にもよくわかんないけど……とにかく不自然な匂いだった。
アブ: お前の言った「時間が遅くなる」ってのと何か関係あるかもな?
アブ: お前……そこに行くつもりなのか?
漂泊者: 記憶の中で、俺は歳主と会った。その場所は、乗霄山かもしれない……
漂泊者: 今この瞬間も、何かを探さないといけないような気がする。まるで得体の知れない力に導かれていてるかのように……
漂泊者: そういえば、辺庭で今汐は歳主を探し出すと言っていた。それと、情報を教えてくれるとも。
漂泊者: でも、今のところ、辺庭からの知らせは何もない……
アブ: じゃあ……まずはそこに行ってみるか?何か裏がありそうだけど。
漂泊者:
辺庭に向かう
漂泊者: アブ。また寝るの?
アブ: うん……少し、寝る。大丈夫、ちゃんと聞いてるから……何かあったら呼んで……くれ……
応接間に向かう
散華と会話する
散華(サンカ): 漂泊者?
散華(サンカ): どうしましたか?
漂泊者:
散華(サンカ): 令尹様は乗霄山に向かわれました。現在は不在です。
散華(サンカ): 令尹様とは……ここ数日、連絡が途絶えています……
漂泊者:
散華(サンカ): はい……ですが、今州は 鳴式との戦いから立ち直ろうとしている最中。この事は口外無用でお願いいたします。
漂泊者:
散華(サンカ): 以前スカーを審問した際、彼は歳主を監禁したのは残星組織だと言いました……
散華(サンカ): 実はその時、令尹様は歳主との繋がりを失っていたのです……
散華(サンカ): 本当に歳主がそのような状況に置かれている、或いはその情報が悪意を持つ何者かに渡る……これは鳴式にも匹敵する危機となり得ます。
散華(サンカ): そこで令尹様は、歳主の安否確認をすべく、歳主が最後に姿を現した場所——乗霄山へと向かわれた、というわけです。
漂泊者:
散華(サンカ): それが……令尹様はお一人で向かわれました。
散華(サンカ): 鳴式の復活に際した今州のため、そして、歳主のためを思い、お一人で……
漂泊者:
散華(サンカ): 令尹様に信頼されたあなた様であれば、止めることなどいたしません。
散華(サンカ): それでも、乗霄山への道は危険を極めます。恐らく、「案内人」の同行が必要となるでしょう。
漂泊者:
散華(サンカ): 今は……怨鳥の沼近くの渡し場にいるはずです。後で私が話を通しておきましょう。
散華(サンカ): まず、そちらに行ってみてはいかがでしょうか。あの方なら、私より乗霄山をよく知っているはずです。
漂泊者:
散華(サンカ): 令尹様の決断を信じています。だから、私はただ与えられた命に従えばいい……
散華(サンカ): でも……この不安は消えません……
散華(サンカ): 最後に聞いた令尹様のお声……明らかに弱っておいででした。どんなに取り繕おうと、私にはそれぐらいすぐわかります。
散華(サンカ): 令尹様、どうかご無事で……
散華(サンカ): あなた様もどうかお気をつけください。
散華(サンカ): 渡し場の位置はデバイスに転送しました。令尹様を……どうかよろしくお願いします。
漂泊者:
アブ: んあ。
アブ: 聞こえる。
アブ: そういえばあの妙な匂い、結構美味そうだけど……あんまり食えそうなものじゃないって感じだな。
漂泊者:
アブ: 腹は減ってないけど眠いんだよ。なんか、食べた後って眠くなるだろ……ゲプっ。
アブ: 大丈夫に決まってるだろ。我が寝ちゃってなければ……
アブ: ああ、わかった。我ほどじゃないけど、お前だってそれなりに強いんだしな。
アブ: まあ、危なくなったら、我は目が覚めるんだ。
アブ: お前を傷つけるやつがいないなら……
アブ: 我は……ずっと眠って……くぅ……
辺庭を出る
漂泊者: まずは渡し場に行こう。
漂泊者: 乗霄山の現状について……あの「案内人」に聞けるはず。
渡し場に向かう
??: 雨にお困りかな?
漂泊者:
??: それは奇遇。妾も人を待っているだけだから……ね、漂泊者?
??: 礼ならいらないよ。これからご一緒する仲なんだから……ね、漂泊者?
漂泊者:
??: ええ。「案内人」の長離よ。
長離(チョウリ): 雨が止むまで少し話をしようか。
長離(チョウリ): 漂泊者……あなたは乗霄山について、どれくらい知ってる?
漂泊者:
長離(チョウリ): ……こんな話、聞いたことあるかな?
長離(チョウリ): 昔々、山に入った木こりが、道中で碁を打つ者達と出会い、彼らの盤面の行方に見とれてしまいました。
長離(チョウリ): しばらくして、我に返った木こりが急いで山を下りると……なんと、見慣れた景色が様変わりしていたのです。
長離(チョウリ): つまり、その山は秘境……時間の流れが他と違う。山で半日でも過ごせば、外の時間は百年ぐらい過ぎているだろうね。
長離(チョウリ): で、乗霄山もその類の秘境、というわけ。
長離(チョウリ): でも、伝説と違うところもある。それは、乗霄山に入る者に科される代価。
長離(チョウリ): 山で一日を過ごす度、外での寿命が十日分失われるの。
長離(チョウリ): それに……今の乗霄山は伝説とか関係なく複雑だしね……
漂泊者:
長離(チョウリ): 歳月人を待たず、と言うけれど、乗霄山での歳月を司っているのは歳主。一瞬も万年も、全てはその手中にある。
長離(チョウリ): もし本当に、歳主が残星組織に監禁され、能力の制御を失っていれば……今の乗霄山は時間の乱れが生じ、死の吹き溜まりとなっているだろう。
漂泊者:
長離(チョウリ): 時間はあくまでも、寿命の単位。客人が赴くのなら……「案内人」がお供するのも至極当然のこと。
長離(チョウリ): 今汐は……そこに留まり過ぎた。
漂泊者:
長離(チョウリ): ふーん……散華の目は誤魔化せないってわけね。
長離(チョウリ): 乗霄山に行く前、今汐の体に「龍鱗」が現れ、共鳴能力が弱まっていった。
長離(チョウリ): それは、歳主の異常を物語っている。
長離(チョウリ): 妾がこうして「案内人」の責を全うとしているのはそのため……そして、あなたをここへと導くため。
漂泊者:
長離(チョウリ): この前、散華に指示を出しておいた。辺庭で今汐の行き先を聞かれたら素直に答えるようにって。
漂泊者:
長離(チョウリ): 妾の知る限り、歳主はあなたと深い関係を持っている……それに、残星組織が目をつけているのはあなただけ。
長離(チョウリ): 失くした記憶の手がかりもなければ、今汐も帰って来ない。そうなったら、辺庭に来るんじゃないかなってね。
長離(チョウリ): それに、残星組織が目をつけているのはあなただけ。
長離(チョウリ): この前のあいつらの言動……あれはあなたの決断を揺るがすためのものだった。
長離(チョウリ): つまり……あなたの介入は残星組織に大きな影響を与える。とりわけ今回は、ね……
漂泊者:
長離(チョウリ): 瑝覧類書に、歳主が降臨した後に乗霄山に入り、数日後、平然と山を降りた人物の記載がある……
長離(チョウリ): また、その人は「歳主の隣に並んだ」とも記されている……
長離(チョウリ): そして今、その人物とよく似た人が、こうして目の前に立っている。
漂泊者:
長離(チョウリ): もしかしても何も……今は妾とあなたしかいないでしょ?
長離(チョウリ): この答えを見つけるために、随分苦労したよ。
長離(チョウリ): 漂泊者。今回は危険な旅となる。一度足を踏み入れれば、簡単に身を引くこともできない。覚悟はできてる?
漂泊者:
長離(チョウリ): 案内人、そして、舵取りとして、妾も共に参ろう。此度の打ち手は、あなたにしか務まらない。
長離(チョウリ): 雨脚が弱まってきたね。
長離(チョウリ): 漂泊者、出発するとしようか。
長離(チョウリ): ここが乗霄山。 砕光浜を抜けた先に、結界がある。
長離(チョウリ): 行こうか。待ちわびている誰かのためにもね
乗霄山に着く
長離に「遡流器」について聞く
長離(チョウリ): これじゃ先に行けないね……
漂泊者:
長離(チョウリ): 形と模様を見るに、稷廷が作った何かね。
長離(チョウリ): もしかして、「遡流器」……
漂泊者:
長離(チョウリ): 歳主の能力を模して作られた装置よ。これを使うと、一定範囲内の時間が過去へと遡る。
長離(チョウリ): 師匠から聞いた話によると、稷廷の人達は異常な時間の流れに心酔し、自らの命を犠牲にしてこの山に入った。
長離(チョウリ): で、その狂気の結晶がこれってわけ。
長離(チョウリ): んー……
漂泊者:
長離(チョウリ): 乗霄山以外でこの手の装置を見たことがない。
長離(チョウリ): でも、ここは結界の外側。なら、これを作った人は寿命の代価を相応に支払っているはず。
長離(チョウリ): 仮にその人が命を落としていたとしよう。研究熱心な稷廷が装置をここだけに留めておく、なんてことあるのかしら?
長離(チョウリ): それとも……乗霄山から離れると、「遡流器」自体が機能しなくなる?
漂泊者:
長離(チョウリ): この装置、古びているけど、表面は埃ひとつないほどきれい。きっと誰かに使われたばっかりね。
長離(チョウリ): では、ここは一つ、試してみようか。
遡流器で崩れ落ちた橋を原状に戻す
乗霄山の奥へ向かう
漂泊者: 稷廷の人は死を恐れないの?
長離(チョウリ): 狂人には、死だとか命を大事にするという概念がわからないのだろう。
長離(チョウリ): ……信念のため、惜しむことなく己が命を燃やす純真……あまり真似したくないものね。
長離(チョウリ): 漂泊者!気を付けて!残星組織よ!
残星組織の伏兵を倒す
漂泊者: また残星組織の仕業か。
長離(チョウリ): 砕光浜のあちこちに待ち伏せがいる。
長離(チョウリ): ……あなたが来るってこと、バレバレだったみたいね。
引き続き乗霄山の奥へ進む
漂泊者: 洞窟の入口が塞がれてる……
長離(チョウリ): これは「遮断光幕」。これも稷廷お手製のものね。
長離(チョウリ): これを解くには特別な方法が必要。じゃ、妾の指示通りに頼むよ。
長離(チョウリ): 遠距離の攻撃で「採光錠」を破壊すれば、「遮断光幕」も落ちる。
長離(チョウリ): この洞窟を出れば、時間の流れの影響を受ける場所。くれぐれも注意するように。
時の流れの結界を抜ける
漂泊者: やっぱり影響は受けない……
……
漂泊者:
長離(チョウリ): 本来は「外より遅い」だけだった。外に出なければ影響は一切ないほどのね。
長離(チョウリ): しかし、今ここを満たすのは制御の効かない「時間の乱れ」……
長離(チョウリ): 穏やかだった流れは激流へと変貌した。ある所では時が高速で過ぎ去り、反対にある所では逆行する。完全に止まってしまった場所だってある。
長離(チョウリ): 今の乗霄山から出るのはあまりに危険。寿命への影響が全く予想できないからね。外に出たら老人になっちゃった、ぐらいなら全然マシだと思う。
長離(チョウリ): きっと外に出た瞬間骨になる……というのが落ちだろうね。それこそ、流れの影響を一切受けない人でない限り。
長離(チョウリ): 何よりも不幸なのは、巻き込まれた罪のない生き物たちか。狂った時間により突如与えられたその苦しみ……とても妾の想像できるものではない。
長離(チョウリ): ……だが、予感は確かに的中した。歳主は残星組織によって監禁され、能力の制御を失っている。
長離(チョウリ): ……随分と嫌な予感が当たっちゃったもんだ……
長離(チョウリ): ……デバイスも動かない。これじゃ今汐に連絡も無理ね。
長離(チョウリ): ま、こんな状況なら、当然か。
漂泊者:
長離(チョウリ): 今汐だけでなく、乗霄山の住民たちも危険に晒されている。
長離(チョウリ): 漂泊者、急いで虹鎮へ向かうわよ。あそこは乗霄山の中心で居住地。歳主を探しに来た今汐も必ず通っているはずだからね。
引き続き乗霄山の奥へ進む
漂泊者: ひどい状況……時間の流れの影響がこれほどとは……
漂泊者: 長離は大丈夫?
長離(チョウリ): 今のところは、ね。歳主が制御を失う前に、何かしらの策を施したのかもしれない。
長離(チョウリ): それでも、この安定がいつまで持つかはわからない。
長離(チョウリ): 漂泊者。妾の身に何が起ころうと……決して足を止めるな。
長離(チョウリ): ただ自分のなすべき事をなせ。
長離(チョウリ): 漂泊者……どうした?
漂泊者:
長離(チョウリ): 虹鎮を?
昨日の夢を長離に教えた。
長離(チョウリ): それは乗霄山に間違いないね。
漂泊者:
長離(チョウリ): となると……その夢は瑝覧類書の記述とほとんど合致するね。
長離(チョウリ): 百年前、残像 が 瑝瓏に侵攻した時、虹鎮もまた戦場となり、壊滅寸前の所まで追いやられた……
長離(チョウリ): でも、歳主が天より舞い降り、時間を操る力で残像を退治した……虹鎮はこうして守られたという。
長離(チョウリ): 漂泊者。その夢は、単なる夢じゃない。
長離(チョウリ): それはかつての記憶。そして……導きだ。
漂泊者:
長離(チョウリ): 虹鎮 は 乗霄山の中心……妾たちを探しているのだったら、確かに効率的ね。
漂泊者:
長離(チョウリ): そう。でも、網であれば、目もあるはず。
漂泊者:
長離(チョウリ): 共鳴能力を使った形跡……残星組織のではないな……今汐か。
長離(チョウリ): どうやら、やけに差し迫った状況だったみたい。これは、虹鎮の人とも何か関係ありそうね。
長離(チョウリ): 跡はこの先に続いている……
長離(チョウリ): これを辿ろう、漂泊者。くれぐれも用心は怠らないように。
共鳴の痕跡を追う
今汐に関連する情報を探す
漂泊者: 残星組織のメンバーが反撃を受けてる……
長離(チョウリ): これは……あの子がやったものね。
長離(チョウリ): この調子で能力を使っていたら、身を削る消耗は避けられない……
長離(チョウリ): でも、あの子にだってそれぐらいはわかるはず……なら……虹鎮の人を避難させたということ?
漂泊者: 長離、跡はこっちに続いてる。
長離(チョウリ): 北ね……行こう。
共鳴の痕跡を追う
漂泊者: 池の近くでまた消えた。
長離(チョウリ): 漂泊者、この辺りにある物に注意してみて。
湖を調べる
長離(チョウリ): この花瓶……気になる。
花瓶を調べる
滝の後からの異音を調べる
漂泊者: 滝の裏に何かある。
長離(チョウリ): 行ってみよう。
漂泊者: ここにも「遮断光幕」がある。
長離(チョウリ): 今回の「採光錠」は3つ。漂泊者、遠距離攻撃で解除をお願いね。
密室に入る
辛夷についていく
虹鎮の住人と会話する
辛夷と会話する
辛夷(シンイ): あなたたちが探しに来たお方ですが……
辛夷(シンイ): ……つい先ほどここを発たれました。今頃「叩天関」に到着した所でしょう。
漂泊者:
辛夷(シンイ): 外の人が「稷廷遺跡」と呼ぶ場所のことです。
漂泊者:
長離(チョウリ): 辛夷様……詳しくお話しいただけますか。
辛夷(シンイ): ……!それは……
今汐(コンシ): 大、丈夫……
今汐(コンシ): 他の者は?逃げ遅れた者はいませんか?
辛夷(シンイ): 生存者の退避は既に完了しています。
今汐(コンシ): 良かった……そのまま身の安全を守ってください……
今汐(コンシ): 歳主の共鳴者である余が「角」の存在を感じられなくなりました……
今汐(コンシ): 余の共鳴能力も弱まってきています……恐らく、歳主も危険な状態に……
今汐(コンシ): 辛夷様。乱れが発生する前に、歳主の居場所を教えてください。
今汐(コンシ): 余の力で、時間を安定させられる範囲はごくわずか……これが余の限界……
今汐(コンシ): この災難を真に解決できるのは……歳主だけです。
辛夷(シンイ): 乱れが暴走する時、歳主が休眠する場所———「龍眠庭」に向かったのを目撃しました。残星組織に囚われたのも、恐らくその時でしょう。
辛夷(シンイ): しかし、相手は歳主の帰還によって発動する防御装置の存在を知らなかったようです。
辛夷(シンイ): 装置の作動に気づいた我々は何とか残星組織の一部を倒すことができました。
辛夷(シンイ): ですが、この状態の龍眠庭を再び開放するには、叩天関で封鎖を解除する心核を手に入れ、密室の制御装置で使用する必要があります。
今汐(コンシ): わかりました。でしたら、余はすぐに叩天関へ向かいます。
辛夷(シンイ): その体では無茶です。ここは私に任せてください。
今汐(コンシ): 余が離れれば、残星組織が襲ってくるかもしれません。ここに残る者が必要です。
今汐(コンシ): ——皆を、頼みます。
辛夷(シンイ): わかりました……あなたの命であれば従いましょう。
今汐(コンシ): ……ここへ来る前に聞いた「いずれ戦う運命にある」という予言。きっとこの一戦は、今州の行く末を決めるもの。
今汐(コンシ): 残星組織の空言を易々と信じるつもりはないが……
今汐(コンシ): 歳主よりも強い存在となった時、今州の未来を掴むことができる、との予言もある……
今汐(コンシ): ……このことについて、もっと詳しく聞かなければ……
辛夷(シンイ): ……このようなことがありました。
長離(チョウリ): まだわからないことがあります。残星組織が歳主を監禁した方法です。
長離(チョウリ): 稷廷 は 龍眠庭の増築に携わったと聞いています。彼らの研究、何か関係しているのでは?
辛夷(シンイ): ……その件については私が調査しておきます。ですが、その方法が何であれ、龍眠庭が開放されれば残星組織も動き始めるでしょう。
長離(チョウリ): それはかえって好都合です。
長離(チョウリ): 妾は漂泊者と共に叩天関へ赴き、令尹様を探しましょう。我々が派手に動けば、向こうも本腰を入れてくるはず。そこを狙い……
辛夷(シンイ): 一網打尽にするのですね。
辛夷(シンイ): わかりました。密室横の通行を許可します。叩天関へ向かうのなら、そこを出て南へ行ってください。
長離(チョウリ): 心得ています、辛夷様。
辛夷(シンイ): 乗霄山から始まった運命に、ここに戻った令尹……やはり……
辛夷(シンイ): 何か知りたいことでも?
漂泊者:
辛夷(シンイ): 確かに、この危機が虹鎮に与えた影響は大きいものでした。
辛夷(シンイ): 何せ急にやってきた天災です。日常の中にいた大勢の民が、乱れに巻き込まれてしまいました。
辛夷(シンイ): ここには、あれほどの力に抗う術はありません。
辛夷(シンイ): 令尹の助けがなければ、死傷者の数はもっと増えていたことでしょう……
漂泊者:
辛夷(シンイ): それも賊のせいです。歳主に罪はありません。
辛夷(シンイ): そもそも、歳主がいなければ、乗霄山……いえ、今州 は 残像潮に襲われとっくに滅んでいたしょう。
辛夷(シンイ): それに、今の状況が悪化しないのは、歳主がこの土地を守ってくれているおかげです。
辛夷(シンイ): ……先祖の代に訪れた天災は、歳主が退けました。ですが今は……令尹の他に希望はない……
叩天関に向かう
漂泊者: 辛夷は前から今汐のことを知っていた?
長離(チョウリ): 今汐は生まれてすぐ力を見出され、歳主の共鳴者となるべく辺庭で育てられた。
長離(チョウリ): 辛夷様のみならず、辺庭に仕える人なら、多少なり彼女の面倒を見たことはあるだろうね。
長離(チョウリ): ……あの子は幼い頃から責任を押し付けられ、子供ながらの性を殺して生きてきた。令尹に就いた時だってまだ十代……
長離(チョウリ): その肩にのしかかる重荷は……想像を絶する……
漂泊者: ここが辛夷の言ってた「叩天関」。
長離(チョウリ): ええ。
長離(チョウリ): 恐らくこれも「遡流器」ね。使い方は砕光浜にあったものと同じはず。
長離(チョウリ): 入口は崖の上ね。でも、封鎖されているみたい……
長離(チョウリ): 中に入るには、遠距離攻撃で3つの「採光錠」を破壊する必要があるね。
長離(チョウリ): ……
漂泊者:
長離(チョウリ): いや……稷廷の人間はどうしてこれ程の仕掛けを作れたのか、気になってね。これは妾たち凡人の理解の域を超えている。
長離(チョウリ): 少なくとも、今までのどんな文明にだって、時間の制御を成し遂げたという記録はなかった。
長離(チョウリ): となると残る可能性は、歳主が自ら知識を授けた、ということぐらい。でも、歳主がわざわざそんなことをするのはなぜ?
長離(チョウリ): ……叩天関に入ったら、一層注意して。思わぬ所に手がかりがあるかもしれない。
遺跡の門の鍵を解除して叩天関に入る
高圧黒石を取得する
高圧黒石を使って岩壁にある円盤の亀裂を広げる
採光錠を解除
遡流器を操作
遺跡の門の鍵を解除
叩天関に入る
叩天関の奥へ向かう
漂泊者: ここにも残像が……?いや、本物の残像とどこか違う。
長離(チョウリ): これも稷廷の仕業ね。
長離(チョウリ): 実体のある残像を映し出し遺跡の防衛をさせている、といったところか。
投影された残像を倒す
漂泊者: あれも仕掛け?
長離(チョウリ): 何だか解除されたように見えたね。確認しに行こう。
近づいて曜岩にエナジーを注入して曜紋を消す(その一)
長離(チョウリ): 石の門に、星のような輝き……「曜紋」か。
漂泊者:
長離(チョウリ): ええ。ちょっとややこしそうにも見えるけど、根気よく向き合えば大したことはない。
長離(チョウリ): 曜紋に星が浮かんでいるでしょ?星にはそれぞれ対応する「曜岩」が存在している。
長離(チョウリ): さっき解除した仕掛けも、このうちの1つだったみたいね。
漂泊者:
長離(チョウリ): つまり、あと2つの「曜岩」の所在を突き止めれば、この門は開く。
長離(チョウリ): ……これは……
長離(チョウリ): この血と鱗……今汐の……
漂泊者:
長離(チョウリ): 怪我……というより、これは「オーバークロック」の前兆……
長離(チョウリ): ……どうやら、残された時間はあまりないようね。
叩天関の上層部を出て中層部に向かう
稷廷が遺した資料を調べる
長離(チョウリ): まさか、歳主にそんなことがあったなんて……乗霄山に着いた頃にはもう重傷だったのだろうね……
長離(チョウリ): 「時の秘法、一つ消え去り」……歳主はこの傷により、時の流れを正す力を失った。そして、凝滞と逆行の力が残された。
漂泊者: つまり……歳主がその力で虹鎮の人たちを守ったから、乗霄山がこんな状態になったということ?
長離(チョウリ): そうね……
長離(チョウリ): でも、歳主の傷は徐々に悪化しているらしい。もし、歳主が死ぬなんてことがあれば、時間の流れは完全に暴走し、やがて今州を飲み込んでしまう。
……
長離(チョウリ): 残星組織の所業も、ただその到来を加速させただけ、ということか……
漂泊者:
長離(チョウリ): ない。少なくとも、記録にはそう残っている。
長離(チョウリ): できるのは、龍眠庭で「眠る」ことだけ。それでも、せいぜい進行を遅らせるだけで、根本的な解決には至らない。
長離(チョウリ): そこで、歳主と時間の流れの影響を受けない「異人」はある策を考えた。
漂泊者:
長離(チョウリ): 歳主が失くした力を、共鳴を用いて再現する……
長離(チョウリ): 遡流器はそのための試作品……つまり、人造の共鳴物。
漂泊者:
長離(チョウリ): 残念なことに、遡流器の作用範囲は余りに小さく、歳主の力には及ばなかった。
漂泊者:
長離(チョウリ): そこへ至ったのなら……答えは目前ね。
長離(チョウリ): 残りの「曜岩」は2箇所。今は今汐に追い付くのが先決よ。
叩天関の上層部を出て中層部に向かう
長離(チョウリ): また「遡流器」……2つ目の「曜岩」はこの先ね。
長離(チョウリ): 漂泊者。今回も、「遡流器」を使って門を復元して。
遡流器を操作して石室を出る方法を見つける
昇降機に入る
近づいて曜岩にエナジーを注入して曜紋を消す(その二)
長離(チョウリ): 最後の「曜岩」は……ここから下に降りるのね。
長離(チョウリ): 今汐……無事でいて……
昇降機で下層部に向かう
稷廷が遺した資料を調べる
長離(チョウリ): そういうことか……
漂泊者:
長離(チョウリ): ……まず、「遡流器」は確かに「人造共鳴物」だった。
長離(チョウリ): 強い共鳴の力を与えることで、「遡流器」はその力と共鳴し、同じ共鳴効果を発生させることができる。
長離(チョウリ): そして、そのことは妾が砕光浜で抱いた疑問の答えになる——「遡流器」の時間逆行機能は、歳主との共鳴により実現された。
漂泊者:
長離(チョウリ): そうとも言えない。条件があるからね。「遡流器」は 歳主 と 乗霄山の時間の流れがない場所じゃ使えない。
長離(チョウリ): それと、発生させられる力にも限度がある。
長離(チョウリ): 記録によると……「遡流器」の出力を上げるため、稷廷の人間は「二次共鳴仮説」を提唱した。
長離(チョウリ): それは、共鳴の力を衝突させることで「二次共鳴」が起きるというもの……
漂泊者:
長離(チョウリ): 今汐が更なる力を、時の秘法を得るための二次共鳴……時間の流れを正す、完全なる力。
漂泊者:
長離(チョウリ): ほとんどの実験では、「遡流器」が歳主の力を受け切れず、粉々になって終わった。
漂泊者:
長離(チョウリ): 1度だけ……ある「遡流器」が流れを正す力を発生させ、その後すぐ砕けた。
長離(チョウリ): この結果は、二次共鳴が力を増長させる効果を持つと証明した。
長離(チョウリ): その唯一の成功例を分析した結果わかったのが、力を発生させた際、装置は過負荷状態にあったということ……
長離(チョウリ): そして、その状態は……共鳴者の「オーバークロック」と酷似していた、ということ。
漂泊者:
長離(チョウリ): 限度以上の力を行使しようとする行為のことよ。この「オーバークロック」こそが、二次共鳴の前提だとその研究者は考えていた。
漂泊者:
長離(チョウリ): ええ。身に余る力を振るえば、その身に破滅を呼ぶ……
長離(チョウリ): あと、他にも1つ気になる記述があった。
長離(チョウリ): 「遡流器」は勝手に動いてくれない。歳主と力を衝突させるには、人の操縦が必要となる。そして、歳主も誰かの言うことに従った。
長離(チョウリ): ある実験において、「遡流器」が過負荷で自壊する直前に、歳主に指示を出した者がいるらしい。
長離(チョウリ): その実験というのが、歳主が力の一部を「遡流器」に譲渡した例外の実験。
漂泊者:
長離(チョウリ): どう、漂泊者。答えは出た?
叩天関の奥へ向かう
長離(チョウリ): 今汐……
今汐(コンシ): ど、どうして……
長離(チョウリ): 大丈夫。漂泊者の体は特別で、時間の乱れの影響を受けない。
今汐(コンシ): 余は……コ、コホン……しかし先生……
……
長離(チョウリ): 盤上へ赴いたのは妾の決断。師として、臣として、ただ責を全うしただけ。
長離(チョウリ): それに……漂泊者という援軍をここまで辿り着かせるためには、必要なことだった。
長離(チョウリ): 彼はこの地と深い因縁を持つ人。この局面を打開するには、2人の力が必要となる。
今汐(コンシ): しかし……漂泊者からは既に、多大な助力を頂いているのに……
漂泊者:
今汐(コンシ): ありがとう……本当に、ありがとうございます。
長離(チョウリ): 彼はある変わった夢を見た。いや、無くした記憶を見た、と言った方が適切だろうね。
長離(チョウリ): 漂泊者、歳主、そして乗霄山。この三者には、何か重要な関係がある。なら、此度の乗霄山の件、漂泊者は最後まで見届けないとね。
今汐(コンシ): わかり……ました。
今汐(コンシ): 漂泊者。一緒に歳主のもとへと行きましょう。そこに、あなたの欲しい答えがきっとあるはずです。
長離(チョウリ): 今は急を要する。手短に話そうか。
長離(チョウリ): 今汐。叩天関で何を知った?
今汐(コンシ): ……稷廷の記録から……歳主は初めての降臨で治らぬ傷を負ったと知りました。
今汐(コンシ): そして年月が過ぎた今、制御下にあった時間の流れが段々と不安定になり……やがて今州の脅威になろうとしています。
今汐(コンシ): その問題を解決できるのは、歳主の共鳴者のみ。傷で欠けた時の秘法を取り戻せば、全てを救える……
今汐(コンシ): その方法は……
今汐(コンシ): 戦いで共鳴力を衝突させる事。そして二次共鳴の瞬間に、歳主の共鳴者が限界以上の力を行使して流れを正し……時間の代償を全て消す。
長離(チョウリ): 例え流れを正せるとしても、時間の代償を消せるとしても……あなたが失うものは変わらない。
今汐(コンシ): わかっています。
今汐(コンシ): 余は……歳主の思いも苦痛も、何一つ理解できていませんでした……
今汐(コンシ): 現在に至るまでの歳主の決断と提言は全て、未来を見通すものです。
今汐(コンシ): 時間の流れが暴走した今回の事件も、虹鎮の民を守るためのやむを得ない策でした。
今汐(コンシ): もし、歳主が当時、結界を設けなければ……今の今州は、荒涼とした大地になり果てていたはずです。
長離(チョウリ): それで、どうするつもり?
長離(チョウリ): 歳主が治らぬ病を罹っている以上、時間の乱れはどのように拡散し、変化するのかは誰にも予測できない。
長離(チョウリ): でも、そうなれば……乗霄山のこの現状が、今州の未来の姿となる。
今汐(コンシ): 余は……
今汐(コンシ): その時は予言の欠けた部分を、余が補ってみせましょう。
今汐(コンシ): これが、乗霄山 と 今州を救い、そして歳主を助ける唯一の方法ですから。
長離(チョウリ): それが招く結果を知っていても?
長離(チョウリ): 戦って歳主との二次共鳴を果たすことは、オーバークロックに陥ると同義。
長離(チョウリ): そうなれば、意識の喪失、最悪の場合存在すら消えてしまう。あなたは、無惨に歪められ、引き裂かれた「遡流器」と同じ末路を辿るかもしれない。
長離(チョウリ): 本当にその時が来たとして……あなたにできるの?
長離(チョウリ): あなたが無理をする姿を、妾は何度も見てきた。今のあなたはこれまでと同じ……ただ自ら死地へと向かっているだけ。
今汐(コンシ): じゃあ先生は?
今汐(コンシ): 余は、ただ先生が歩んだ道を辿っただけ……その道には、夢を叶えるために、命を惜しむ理由などありませんでした。
長離(チョウリ): いつ妾がそんなことを教えた?
長離(チョウリ): 確かに、死は人の定め。しかし、生きる人にしかできないことがある。
長離(チョウリ): 生きろ。そして、歳主の力を手にするんだ。そうすれば、あなたが望む「救済」は叶えられ、未来まで続く。
今汐(コンシ): 先生……余は……
長離(チョウリ): ……今汐。あなたが諦めの悪い子だって、よく知っているからね。
長離(チョウリ): だから……漂泊者を連れてきた。
長離(チョウリ): あなたも薄々気付いていたかもしれないけど……彼こそ、歳主と共に戦い今州に貢献した英雄で、乗霄山を降りた異人。
長離(チョウリ): 今までの証拠も、それを物語っている。
長離(チョウリ): あなたの他にも、この局を破れる者はいる……それが漂泊者。
漂泊者:
今汐(コンシ): 先生の教え……肝に銘じます。
長離(チョウリ): 最後に一つ。残星組織が歳主を監禁した方法は、我々にもわからない。歳主との謁見が叶うかどうかは、それにかかっている。
漂泊者:
長離(チョウリ): ここで出せる結論は全て推測の域を出ない。後は、この件を調べている辛夷様に任せよう。
長離(チョウリ): 探している心核は、入口付近の石門の後ろにあるはず。最後の仕掛けを解除しに行こう。
長離(チョウリ): 見て。浮いている床の上に、最後の仕掛けがある。まずは床を元に戻す方法を考えてみて。
採光錠を解除して遡流器を操作
近づいて曜岩にエナジーを注入して曜紋を消す(その三)
浮遊鱗機・凛鋒を倒す
漂泊者: 3つの「曜岩」を全て破壊できた。
長離(チョウリ): よし、石門のところに戻ろうか。心核がある部屋への道も開いたはず。
昇降機に向かう
昇降機で上層部に向かう
隠し洞窟に入る
中枢石室に向かう
今汐(コンシ): これが、心核……
心核を入手
長離(チョウリ): 漂泊者、心核はあなたに預けよう。
長離(チョウリ): この先は、あなたと今汐だけで行って。
漂泊者:
長離(チョウリ): 忘れたの?妾は「案内人」。船を漕ぎ、山に入り、あなたを今汐の元へ送り届け……
長離(チョウリ): そして、あなたと今汐に歳主との対面を果たしてもらう……
長離(チョウリ): この局面を作ることが、妾のしてやれる全て。
長離(チョウリ): 案内は干渉ではない。どんな結末が訪れようとも、それはあなたの決めること。
長離(チョウリ): あと……残星組織の下っ端がしつこいでしょ?
長離(チョウリ): 道を綺麗に保つのも仕事、というわけよ。
漂泊者:
長離(チョウリ): その通り。あなたこそ、残星組織の真の狙い。どこで何をしていても、奴らの監視から逃れることはできない。
長離(チョウリ): とにかく。今の乗霄山には、あなたが必要だ。ならば妾も……
長離(チョウリ): この盤の、相応しい場所へと赴こう。
長離(チョウリ): あら、言ったそばから……
長離(チョウリ): 挨拶としては……少し失礼だよね?
長離(チョウリ): ここは一つ教えてやろう……瑝瓏の礼節を!
漂泊者: 長離は……
今汐(コンシ): 大した相手ではありません。先生のことだから……勝算があるはず……
今汐(コンシ): ここから先は、奴らに襲られることもないでしょう。
虹鎮に戻る
秉戈(ヘイカ): 今令尹様です!今令尹様がお戻りになられました!
秉戈(ヘイカ): すぐ辛夷様に報告します!
密室に入る
辛夷 が 心核を制御中枢の制御装置の上に置いた。
辛夷(シンイ): 龍眠庭は開かれました。
辛夷(シンイ): ですが、ここを発つ前に、大事な話があります。
漂泊者:
辛夷(シンイ): はい。長離の予想通り、残星組織 は 稷廷の研究を利用し、歳主を休眠地に閉じ込めたようです。
漂泊者:
辛夷(シンイ): 「遡流器」を用いたのです。
辛夷(シンイ): 捕虜を問い詰めた結果、残星組織が手先を乗霄山に送り込んでいたことが判明しました。
辛夷(シンイ): その目的は、既に起動した「遡流器」を龍眠庭に設置する機会を得るため。それと、乗霄山に戻って来る歳主と接触するため。
辛夷(シンイ): もちろん、奴ら如きに歳主は倒せません。ですが、少しでも歳主が力を使えば、その共鳴能力は「遡流器」とぶつかり合い、逆に自身を傷つけてしまいます。
漂泊者:
辛夷(シンイ): 奴らに改造された「遡流器」であれば話は別……
辛夷(シンイ): 大量の「遡流器」から放たれた限界以上の一撃によって、歳主は傷を負いました。
辛夷(シンイ): もちろん、歳主を苦しめたのはこれだけではありません。
辛夷(シンイ): 奴らは「遡流器」と「曜紋」を用いて、龍眠庭の中に歳主の回復を阻害する力場を形成させたのです。
辛夷(シンイ): その力場のせいで歳主は段々と力を失い、遂にあらゆる行動が制限されるようになってしまいました。
今汐(コンシ): つまり、まず力場の影響を除き……
辛夷(シンイ): ……他にも問題はあります。
辛夷(シンイ): 虹鎮の民は歳主と日々を共にしてきました。だから、歳主の状態を多少なりとも感じることができます。
辛夷(シンイ): そんな歳主に手を出した奴らの計画が、乗霄山だけに留まるとは考えにくい……2人がここへ来たのも、何か訳があってのことではないのですか?
辛夷(シンイ): 虹鎮の民のため……全てを教えてください。
今汐(コンシ): はい。全てを、伝えましょう。
今汐が叩天関で知ったこと、そして、自分の予想と決断を辛夷に教えた。
辛夷(シンイ): 歳主は元々酷い傷を負っていた……?そこを残星組織は狙ったのですね……
辛夷(シンイ): それに……あなたがそんな事まで考えていたとは……
辛夷(シンイ): 確かに歳主は人智を超えた存在です。でも、あなたを乗霄山から辺庭に送った理由は、私を含め誰もが理解できませんでした。
辛夷(シンイ): 今考えてみれば……あなたを継承者として選んだのは、いずれ時の秘法を修復し、今州を存続させるためだったからなのでしょう。
辛夷(シンイ): ただ、私は予想外でした……あなたがその予言を受け入れるなんて……
今汐(コンシ): 歳主と初めて対面したのも、確か乗霄山ですね。
今汐(コンシ): あの頃の余は幼くて……何も覚えていません。
今汐(コンシ): けれど、こうして乗霄山に帰ってみれば……目に映る全てが、懐かしく感じます。灰が被った記憶が、一瞬で呼び覚まされたような気分です。
今汐(コンシ): 辛夷様。余は、生まれた時から歳主と命を共にしました。
今汐(コンシ): しかし……余の決断は「歳主共鳴者」として下したのではありません。
今汐(コンシ): それは「汐」の願い。あの時の乗霄山の雪で心躍った「私」の心からの願いです。
今汐(コンシ): 乗霄山に産み落とされた小さな種が、あちこちへと流され……ようやく最初の場所に着いた……
今汐(コンシ): ……芽生えの時が来たのです。
辛夷(シンイ): 忘れないでください。あなたがどのような選択をし、どのような結末を迎えようとも、私も虹鎮の民もあなたの味方です。
辛夷(シンイ): 確かに、この乗霄山には変化が無さ過ぎました……立ち込める霧を払うには、天をも貫く雷が必要なのかもしれません。
密室を出る
辛夷(シンイ): 虹鎮を出て北へ行くと、龍眠庭への抜け道となる洞窟があります。
辛夷(シンイ): 龍眠庭の場所は、龍を象った柱の真下です。2人とも、くれぐれも気を付けて。
龍眠庭に向かう
漂泊者: 今汐。これまでの歳主に関する情報は、ただの推論に過ぎない。
今汐(コンシ): その通りです。でも、余と歳主の繋がりも、失いつつある共鳴能力も、確かな証拠……
今汐(コンシ): 嘘も実も……
今汐(コンシ): 余は、歳主に聞かなければいけません。
今汐(コンシ): 龍眠庭はこの洞窟の深部にあるはず。
今汐(コンシ): 一緒に進みましょう。
前に進む
……
今汐(コンシ): ここが……龍眠庭。
今汐(コンシ): まずは、「曜紋」による拘束を解除しないと。
漂泊者:
今汐(コンシ): 近くの「遡流器」が水を止めた……もしくは、時間の乱れによる異常……
今汐(コンシ): どちらにせよ、これで水面の上を歩けそうですね。
今汐(コンシ): ……ここからだと遠すぎて見えません。
今汐(コンシ): 漂泊者、向こうへ行きましょう。次の一手を決めるには、もっと情報が必要です。
装置を調べる
今汐(コンシ): 歳主がここにいるのは確かですが……返事は聞こえませんね。
今汐(コンシ): 「曜紋」……
今汐(コンシ): これも、3つの「曜岩」を見つければ残星組織の仕掛けを解除できる、という説明でしょうか?
漂泊者: 「曜岩」も、他の部屋への入口も見当たらない。
今汐(コンシ): 水の下に何かが……「遡流器」を使って確認してみましょう。
遡流器を操作して水位を調整
漂泊者: 水位が下がった。
漂泊者: あれは……「曜岩」!
今汐(コンシ): さあ、行きましょう。
近づいて曜岩にエナジーを注入して曜紋を消す(その一)
近づいて曜岩にエナジーを注入して曜紋を消す(その二)
遡流器を操作
高圧黒石を取得する
高圧黒石を使って亀裂岩を破壊
近づいて曜岩にエナジーを注入して曜紋を消す(その二)
高圧黒石を使って亀裂岩を破壊
近づいて曜岩にエナジーを注入して曜紋を消す(その三)
龍眠庭にある装置を調べる
記録を調べる
……
漂泊者:
今汐(コンシ): ええ……余の事に違いありません。
今汐(コンシ): 物心ついて以来、余はずっと今州にいました。この話は、一応耳に入った事もありますが……
今汐(コンシ): 余にとって歳主は、ただの神様ではありません。余を生かし、育てた恩人でもあるのです。
今汐(コンシ): ここまでの道で、余も少し考えました。
今汐(コンシ): もし、予言が本当に歳主によるものならば……何故、いずれ相対する者を助けたのか、と……
今汐(コンシ): でも、今ならわかります。余は歳主の共鳴者……天地を逆転させるほどの力はなくても、歳主の失われた「時の秘法」を宿す身です。
今汐(コンシ): もしこの今州 も 乗霄山のように、狂った時間の流れに飲み込まれたら……余は、今州を救うことのできる唯一の存在となってしまいます。
今汐(コンシ): ……ただ、予言にある余と歳主の戦いは、遠い未来に起こるはずでした。
今汐(コンシ): きっと、歳主は待っているのです。全てが嚙み合う瞬間を。だから、全てを余に隠してきた。
今汐(コンシ): しかし……今が歳主が待っている瞬間でなくても……余の体はこのような状態でも……
今汐(コンシ): 歳主の元へ行き……真実を問いただして、避けられない戦いを果たす。
漂泊者:
今汐(コンシ): 使命を放棄しろと言うのですか?それは考えた事がありませんでした……
今汐(コンシ): 正直、葛藤する事はありました。
今汐(コンシ): ここまで来られたのは……余一人の力だけではありません。長離先生と、辛夷様と、あなたと、今州にいる皆。皆から、大きな力を貰いました。
今汐(コンシ): 余の蘇生も……他から見ればただの憐れみですが、それでも余にとっては、暖かくて大事な出来事です。
今汐(コンシ): 今州は余の故郷。大事な全てが、そこにはある。例え令尹でなくなっても、それを見殺しにするなど出来ません。
漂泊者:
今汐(コンシ): 余は大丈夫です。
今汐(コンシ): 時間の乱れに巻き込まれた者と比べたら、これくらい大したことありません。
今汐(コンシ): いずれにせよ、歳主との対面は避けられません。余の力は歳主と同源……どちらかを救うには、どちらも救う必要があります。
漂泊者:
今汐(コンシ): 戦いは避けられません。
今汐(コンシ): 余が戦わなければ、今州が滅んでしまいます。
今汐(コンシ): 余が戦えば、歳主と共に、今州も助けられる。代償は、この身一つだけ。
今汐(コンシ): それで皆を守れるのなら、喜んで差し出しましょう。
今汐(コンシ): もちろん、これは最悪の場合です。余は死に急いでいるわけではなく、ただ可能性を勝ち取るために全力を尽くしているだけ……
今汐(コンシ): だから、まだ悲観する時ではないと思いますよ?
漂泊者:
今汐(コンシ): 信じていただき、ありがとうございます。
今汐(コンシ): 思えば、今州にあなたが来てから……様々な幸運に恵まれてきました。
今汐(コンシ): ありがとう、漂泊者。
漂泊者:
今汐(コンシ): 今回、余とあなた二人が揃ったからこそ、乗霄山の件が解決できると先生はおっしゃいました。歳主とあなたも縁が深い故に、余の決断もあなたの支持が必要です。
今汐(コンシ): でも心配は要りません。余は、運命に曲げられることなく、自らの意志で飛び込むと決めました。
今汐(コンシ): この旅路をあなたと共にできて……楽しかった。
「角」: 今汐よ。久方振りだな。
「角」: それと「御者」。今は「漂泊者」と呼ぶべきか。
「角」: 如何なる理由であれ、あなたが現れたここは、今州の未来を決める岐路。
「角」: 記憶を失った「赤子」は刃を手に取るか、夢見の眠りにつくのか……
「角」: 未来の種は、今、落ちようとしている。
漂泊者:
「角」: 全てが終われば答えよう。今のあなたにできるのは、ただ見届けることだけ。
「角」: 遥々乗霄山へ来た今汐よ。我を救う他に、すべきことがあるのではないか?
今汐(コンシ): とんでもございません。今汐はただ、全てを教えていただくために参りました。
今汐(コンシ): 今の乗霄山は時間の乱れが頻発し、人々は酷く苦しめられています。ならば……時間の流れと、その傷の真実は、もはや隠すべきではありません……
「角」: 汝の意志、確かに受け取った。望んだ「瞬間」ではないが、今は動くより他ない。
「角」: 我は寿命を迎えようとしている。
……
「角」: 天地と共に生けるこの身に、寿命などあるはずもないが……
「角」: 龍眠庭がなければ、この命が今日を永らえることはできない。
「角」: しかし、これもまた不確かな策である。
「角」: 故に、我は死を一刻でも遅らせるため、龍眠庭を幾度となく起動させた。
「角」: だが、ついに時が訪れようとしている。残星組織に与えられた傷がもはや癒えることはない。
漂泊者:
「角」: 今州は……瑝瓏の地界から消えるだろう。
……
「角」: 我が乗霄山へ落ち、残像潮を退けた日、時間の流れは四散を始め、今州の破滅が定められた。
「角」: もちろん、我も天命に抗い、均衡を保たんと力を尽くしてきたつもりだ。
「角」: もし時間の流れが四散すれば、その制御は失われ、暴走し、挙句、今州を飲み込んでしまう。
漂泊者:
「角」: 未来永劫、乱れの内に囚われ、過去は未来、生は死へ転じ、喜びも憂いも消え去る……
「角」: そして、この地に生けるものに際限のない苦しみが降り注ぐ。
「角」: ……しかし、これは我が引き起こしたこと。ならば、我が終わらせよう。
「角」: この命を賭して、今州の時を止める。
「角」: さすれば、沈黙が訪れようとも、滅びは免れ……今州に未来は残される。
今汐(コンシ): それ以外の方法はないのですか?
「角」: これが残された唯一の策だ。
今汐(コンシ): では……お断りさせていただきます。
今汐(コンシ): 十年、百年……もし、誰も今州を救う策を見つけられなかったら、いつか今州は皆の記憶から消えてしまう……
今汐(コンシ): そうなってしまったら、この地を想う人もいなくなるでしょう。
今汐(コンシ): 今州の運命は……そんな不確かな未来に託すべきではありません。
「角」: 我は未来を見通すもの。これは無尽なる推より導き出された答えである。
「角」: それに異を唱えるというのなら……策はあるのか?
「角」: 今、乗霄山をおびやかす時間の流れは、我の力により辛うじて均衡が保たれている。
「角」: その力が消えれば、この地は煉獄へと生まれ変わる。
今汐(コンシ): 確か、余とあなたは戦いを免れないと、予言しましたね?
「角」: そうとも。
今汐(コンシ): 始めはその予言を理解できずにいました……あなたと、稷廷の人間が行った実験を知るまでは……
今汐(コンシ): 共鳴し合う二つの力が二次共鳴を引き起こせば、余が自分の限界を越え、あなたに代わり、時の秘法を使い全ての時間の流れを正すことができる……
今汐(コンシ): ……つまり、余はあなたと戦わなければならない……
「角」: 戯れを!
「角」: 我の力とぶつかり、少しでも制御から外れれば、たちまち魂なき死骸となる。
「角」: その痛みも、今の汝を襲うそれの比ではない。
「角」: さらに、時間の狭間の中で、肉体と精神が引き裂かれる苦しみを、永遠に味わうことになる。
今汐(コンシ): 余はあなたと同じように、死力を尽くして今州を守りたいのです。それこそが、余の「生を受けた」理由だから。
「角」: 今汐、最後の機会をやろう。汝の選択の機会を。
漂泊者:
「角」: 今のあなたにできることはない。
「角」: だが、そうでない時が訪れよう。
「角」: 我が時の秘法を今汐に譲渡する瞬間、彼女は生死の境を彷徨う。
「角」: その時、あなたがいれば、彼女を救えるやもしれない。
「角」: だが、少しでも機を誤れば、今汐に揺るがぬ終焉が降りかかる。
漂泊者:
今汐(コンシ): 汐は一度死んだ身……あなたに救われたから、今州の今をこの目で見届けてきました。
今汐(コンシ): だから、その思いはあなただけのものではない……
今汐(コンシ): 今州は余の生まれ育った故郷。それが危機に瀕した時、余にできるのは……この命に代えても、大事な全てを守り抜く事です。
「角」: 命を無為にする……
「角」: その決断の重みを理解しているのか?
今汐(コンシ): あなたの考えはごもっともです。それでも余が、あなたの予言に則り、自ら戦いを挑んで二次共鳴を、時間の流れを正す大役を果たそうとしたら……
今汐(コンシ): あなたは、応えてくれますか?
「角」: 我の秘法を引き継ぐ?その自信はどこにある?
「角」: 汝は我の共鳴者ではあるが、我の力には遠く及ばない。
「角」: 戦いとなれば、無事で済む可能性など微塵もないだろう。
今汐(コンシ): いいえ、可能性ならあります。
今汐(コンシ): 魂が消えようと、永劫の辛苦に囚われようと……容易く死ぬつもりはありません。
今汐(コンシ): 能力の引継ぎは一瞬で行われる……ならば、余の息がある限り、あなたの予言にない未来を掴み取り、あなたと今州を守ることができるはずです。
今汐(コンシ): この世で、あなたと剣を交える役は……あなたの共鳴者以外に務まりません……
今汐(コンシ): 余こそが……あなたが今州という盤に打った、最後の一手です。
「角」: ははははははっ!
「角」: 我と戦い、凡夫のその身を捧げようと言うのか!
今汐(コンシ): 覚悟はできています。
「角」: いいだろう!今令尹、 今汐!
「角」: 乗霄山の頂へと向かえ。
「角」: その力を以て、勝利を掴み取って見せよ!
龍眠庭を離れる
「角」: 御者よ。此度は如何なる選択を成すのか。
「角」: 潮の行き先はわからずとも、この一戦、どうか見届けてくれ。
辛夷(シンイ): 政を成すのは、徳を重んじる者。覚えましたか?
今汐(コンシ): はい。政も他と同じです。民のためになるものこそ、徳となります。
「角」: 令尹の任に就く者には名が与えられる。これからは「今汐」と名乗るがいい。
「角」: この世は汝の目にどう映る?
今汐(コンシ): 暗くて、明るい……この場所と同じです。でも、目に入る全てが黒くても、蠟燭は光を放っている……
「角」: 火を灯すは容易いことではない。
今汐(コンシ): はい。だからこそ、この暗闇の中で一層明るく見えるのだと思います。
「角」: この先は我の領域。そこで、今令尹の挑戦を待ち、今州の未来を決めるとしよう。
「角」: 漂泊者。この門はあなたにしか開けられない。未来の鍵はあなたの手の中にある。
漂泊者: この門が開けば、今汐は運命の一戦に挑む事になる。
漂泊者: 最良の結果は、今汐が力を身に宿し、時間の流れを正すこと。そうすれば、誰も犠牲にはならない。
漂泊者: 最悪の結末は、彼女が力を使いすぎてしまい、死んでしまうこと。
漂泊者: でも、俺が門を開けなければ……あなたは最後の力を使い、今州全体の時間を停止させる。
「角」: その通り。
「角」: さあ……あなたの選択を示せ。
今汐(コンシ): 漂泊者……
漂泊者:
今汐(コンシ): この時のため、長い間準備をしてきました。
今汐(コンシ): そうです。でも、ここに来ると決めたその時から、覚悟は出来ていました。
今汐(コンシ): ただ、もう今州の風景が見れないのかもしれないと思うと、寂しいですけどね。
今汐(コンシ): でも、余はそのためにここへ来た……今州の人々が大好きな美しい景色のために……
今汐(コンシ): 今日に至るまで、今州の民は幾度となく血と涙を流し、瑝瓏の安寧を守ってきました。
今汐(コンシ): その今州を待っているのは、輝かしい未来であるべきです。
今汐(コンシ): だから余は、今汐として、今州の民として、今令尹として……その未来を守ります。
今汐(コンシ): 漂泊者。始めましょう。
運命の一戦を完了
歳主「角」と戦う
「角」: 今令尹……ここまで持ち堪えたこと、褒めてやろう。
「角」: しかし、運命を覆すには遠く及ばない。
「角」: 最後の機だ。今なら引き返すことを許そう。
今汐(コンシ): 一度決めた以上……余は、決して引きません。
今汐(コンシ): 「火を灯すのは、容易いことではない」……確かにその通りです……
今汐(コンシ): でも、余が示します。揺らめく灯火でも……空を照らすことはできると!
時を司る領域を出る
「角」: 今汐に大事ない。後で我が今州に送り届けよう。
「角」: 全てが落着した。今こそ約束を果たす時。
「角」: 聞きたい事あらば、存分に聞くが良い。
漂泊者:
「角」: 我は歳主「角」。今州の導き手であり、今州の万事万物を司る者である。
「角」: あなたは我の御者……つまり、我の主。
「角」: 今州は我々がかつて設置した城。我はその文明の繁栄を守るよう、あなたから命を受けた。
漂泊者:
「角」: 我の知識はあなたから与えられた。あなたが知らないのなら、我の理解は及ばない。
虹鎮に戻る
「角」: 御者よ。一度虹鎮へ戻り、友人との再会を楽しむといい。
「角」: この乗霄山から結界は消えた。虹鎮もまた、新たな未来を迎えるだろう。
講談師: 前回の続きから……乗霄山の頂から放たれた光は、雲を吹き飛ばし、雪を融かした。
講談師: そこで天日に照らされるは、仙女の如く佇む白き少女。
講談師: 指を振れば、山も街も、見る見るうちに様変わりする……
講談師: その少女こそ、死してまた蘇った、今州 の 令尹様!
講談師: 天に春雷が鳴り、日差しが惜しみなく地に注ぐ。
講談師: まさに「死地に陥れて後生く」。この一難無くして、生まれ変わることなどなかっただろう!
フローヴァ: ええ、大丈夫よ。私たちの狙いは別にある。
フローヴァ: 欲しい答えは、もう見つけた。
フローヴァ: 二次共鳴は、歳主の力と対抗できる。しかも、人工共鳴は不可能じゃない。
フローヴァ: それに、例の漂泊者……
フローヴァ: あぁ、美しい音符たち。うっとりしてしまうわ。そう思わない?
フローヴァ: そろそろ時間よ。
フローヴァ: 行きましょう。牢屋にいる誰かさんのためにもね。