秘密の花園にて、夢を追う
夢に沈む者は己の心を閉ざし、幻想にも近い、人知れぬ理想に身を捧げた。悲しき旋律に包まれながら秘密の領地を築き、儚い希望と誘惑の道を決して振り返ることなく進み続けた。だが叶わんとするその夢は、すでに暗闇と虚言にまみれている。すべてを手にしたかに見えた誇り高き先導者も、うたかたの夢に溺れた、哀れで憎むべき存在に過ぎなかった。
咲いては散りゆく夢は、やがて吉と出るか、凶と出るか。
試合中継音骸を調べる
アナウンサーブライアン: 我が友よ!闘技チャンピオンシップシリーズの余韻が抜けないでしょう!?最強グラディエーターの登場が待ち遠しいでしょう!?
アナウンサーブライアン: それなら、グラディエーターオープン戦に向けた選抜戦も必見!大型新人の登場にも注目!
アナウンサーブライアン: ソリスでは、なんと全試合観戦可能!しかも期間中は、無料で飲み放題がセットに!
アナウンサーブライアン: 皆様のご来店、お待ちしています!
アブ: 選抜戦か……面白そうだな。
漂泊者: 見に行きたいのか?
アブ: うん!しかもタダで飲み放題らしいな!
漂泊者: 試合が見たいのか、お酒が飲みたいのか……
アブ: お酒を飲みながら観戦なんて最高だろ!よし、早く行くぞ!
酒場「ソリス」に向かう
闘技ニュースのキャスター: 現在、「ハンピーバンピー」は21連勝中です。名前の「でこぼこ」とは反対に、このセブン・ヒルズの外から来た新勢力は順風満帆と言えますね。
闘技ニュースのキャスター: 次はセブン・ヒルズの古参チーム「ヴォルカン鉱業」と当たりますが、この勝利は続くのでしょうか?
アブ: ん、誰だ誰だ?
漂泊者: ブラックショアだ……静かな場所に移ろう。
ブラックショアメンバー(通信中): 漂泊者さん、カルテジアさんの検査結果が出ました。
漂泊者:
ブラックショアメンバー(通信中): 残念ながら、そこまでは進んでいません。
ブラックショアメンバー(通信中): 何せ前例がないため、完全な解明には時間がかかりそうです。ただ、いくつか分かったことも……
ブラックショアメンバー(通信中): 歳主と鳴式の力が融合してから、共鳴能力を使うたびに無意識で周囲のエナジーを融合させてしまっているようです。
カルテジア(通信中): 私は大丈夫ですから、心配はいりません。
カルテジア(通信中): どんな困難も、根性で乗り越えてみせます!
ブラックショアメンバー(通信中): ……カルテジアさん、そこは科学の力を信じてください。
ブラックショアメンバー(通信中): しばらくの間、共鳴能力の使用を控えるべきでしょう。
ブラックショアメンバー(通信中): あなたから届いた情報をもとに検討した結果、逆さまの塔こそ静養に適した環境と言えます。
漂泊者:
ブラックショアメンバー(通信中): はい。インペラトルと縁が深いあのソノラなら、カルテジアさんの状態は安定するでしょう。
ブラックショアメンバー(通信中): それとカルテジアさんは検査を受けている最中に、鳴式レビヤタンの力の残滓を再び感じ取ったそうです。
漂泊者:
カルテジア(通信中): はい、ミアさんと対峙した時と同じ感覚でした。
カルテジア(通信中): ……おそらく、ブラックショアの南のほうで。ぼんやりとした感覚ですが、遥か深い海の底から。
漂泊者:
ブラックショアメンバー(通信中): 現在、範囲を絞り込んでいます。詳細な結果が出たら、また連絡を入れます。
漂泊者:
ブラックショアメンバー(通信中): 最大限、分析を急ぎます。移動手段の用意も任せてください。
ブラックショアメンバー(通信中): では、お気をつけて。
漂泊者: (ミアの鳴式の力と一致するエナジーの波動……まさか、ほかにも彼女と同じような存在が?)
アブ: 次はどうするんだ?
漂泊者: いずれにせよ、海に出る。まずは船着き場に行こう。
船着き場に向かう
ブラックショアメンバー(通信中): 漂泊者さん、鳴式の力の残滓が観測された座標をデバイスに送信しました。船の手配も完了しているので、確認お願いします。
漂泊者: ありがとう、すぐに出発する。
漂泊者: 残星組織の真の狙いは、まだ分からない。
漂泊者: だが、リナシータで何かを企んでいるのは確かだ。引き続き調査を頼みたい。
ゴンドラに乗る
目標地点に向かう
漂泊者: この座標……ラグーナに近い。
アブ: じゃあ、ラグーナの友達に手伝ってもらうのはどうだ?何か知ってるかも。
漂泊者:
漂泊者: 人数が多いと、トラブルになるかもしれない。それに彼らは、教団に目をつけられている可能性が高いからな。
漂泊者: 加えて、リナシータ人は鳴式の力を受けやすい傾向にある。危険に晒すことはできない。
アブ: ふむ……それもそうだな。
アブ: ん~今のところ風も穏やかだし、鳴式の気配もなさそうじゃないか。
アブ: 必要になったら呼んでくれ。
漂泊者:
漂泊者:
フェンリコ: 義人よ、もしあなたの抱く警戒心と敵意が、未だ解けぬ謎によるものならば、私が答えを示そう。
漂泊者:
フェンリコ: 恩寵を授かった身として、神託に従い、御心のままに御業を代行している……それだけだ。
漂泊者:
フェンリコ: 何という冒涜を!あなたの判断力を背教者の戯れ言が鈍らせ、正義の道から遠ざけてしまったのだろうか。
漂泊者: 謎掛けをするつもりはない。いったい何を企んでいる?
フェンリコ: リナシータの意志を一つに「繋ぎ」、純粋へ回帰せねばならない。そうして初めて、民衆は恐怖と分裂の淵から脱することができるのだ。
フェンリコ: 恩寵と神託は、すでに下された。力もまた、不信の地セブン・ヒルズから戻られた。
フェンリコ: 私はこの力をもって、分断された意思を統合し、争いのない永遠の楽園を築く。
フェンリコ: この偉業に加わるのだ。そうすれば、あなたも長年の怨敵を排除できる。
漂泊者:
フェンリコ: 残星組織だ。
漂泊者: どうやら、鳴式の力の分配について意見が割れたようだな。
フェンリコ: 神と共に歩む道こそが、至高なのだ。
フェンリコ: 不信心者などに、私の救済を受ける資格はない。私の歩みを妨げることも、許されない……
漂泊者:
フェンリコ: 私に剣を向けるとは……たとえ共通の敵がいようと、我々は同じ見解に至れぬのか。
漂泊者: 俺は自分の目で見たものを信じる。あんたと協力する気はない。
漂泊者: (この先に道が……?)
漂泊者:
扉はびくともしない。
漂泊者:
扉はびくともしない。
フローヴァ: ……
フローヴァ: 開けたところで、その先に道はないわ。
漂泊者:
漂泊者: (ダメだ、この扉は強行突破できそうにない)
漂泊者: (仕方ない、別の場所を探してみよう。きっと道はあるはず)
漂泊者: (隠海実験場……教団の施設か)
漂泊者: (フローヴァは侵入者だったのか、それとも教団の協力者だったのか……もしかして彼女の目的も、あの宝石なのか?)
フローヴァ: 手加減するなんて……本当にあなたらしくないわ。
漂泊者:
フローヴァ: 気まぐれよ。
漂泊者:
フローヴァ: 世間の目が届かない海底には、常に不思議な宝が眠っているもの。
フローヴァ: セブン・ヒルズの言い伝えに出てくる「海に落ちた哀れな少女」の存在は、まだ覚えてる?
フローヴァ: エゴに背く心は最終的に輝く宝石となり、ここに流れ着いてもなお、不満を囁き続けている。
フローヴァ: 深海の信徒は囁きに導かれ、唯一残された神の力の独占を狙う。
フローヴァ: この歪められた楽章を再び奏でるためには、あなたの力が必要よ。
漂泊者: (海底に潜む鳴式の残滓は、ミアの力……そして、それが宝石に?)
漂泊者: 俺の目的を分かってるのか?
フローヴァ: この海域は、とっくに荒れ果てている。「あれ」を除いて、ここに来る理由なんてないでしょう。
フローヴァ: 争いは始まったばかり。こんな海の底では、あなた一人で正しい方向を見つけることも、教団の狂信者に対抗することもできないわ。
漂泊者: つまり……手を組んでほしい、と?
教団の追っ手: さっきの反応はこのあたりだ!
教団の追っ手: くまなく探せ!
漂泊者: 教団の連中を始末してから、ゆっくり宝石の在処を聞き出してもいいんだが。
フローヴァ: ええ。ここにいる全員が力を合わせたところで、あなたには敵わないでしょうね。
フローヴァ: でも残念ながら、あなたも私も、時間の流れには逆らえない。叶うことなら、傷が治るまで辛抱強く待ちたかったわ。危険を犯してまで、あなたを助ける必要はなかった。
フローヴァ: 一人でも、正しい道を見つけられるかもしれない。けれど……聞いて、あの煩わしい足音は消えない。それはあなたをさらに混乱させて、足取りを重くする。
フローヴァ: すべてのノイズを排除して道を見つけた時、あなたが求めているものは、おそらく失われているでしょう。
フローヴァ: もちろん、決めるのはあなたよ。
漂泊者: この状況下でも俺を説得して主導権を握ろうとは……いい気だな。
教団の追っ手: ここにはいないぞ!
教団の追っ手: あっちは探したか?!
漂泊者:
フローヴァ: お互いにとって、最善の選択ね。
漂泊者: 今回の協力は、あくまでも一時的なものだ。
フローヴァ: それもまた自由よ。
フローヴァ: 道に迷ったのかしら?
漂泊者:
フローヴァ: あそこに、まだ確認していない道があるわ。
漂泊者:
フローヴァ: 何を?
漂泊者:
フローヴァ: 行きましょう。
フローヴァと会話する
漂泊者: ほかに道はないようだし、仕方ないな……
フローヴァ: すべてのものは、周波数で構成されている。けれど軌道から外れたメロディーは、本来のリズムを崩してしまう。外からの力だけでは正せない。
フローヴァ: 本質を調律するしか、解決策はないわ。
フローヴァ: 今度はあなたの番よ。
調律して進む
レーザーをくぐり抜ける
漂泊者: さっきと同じだな……
フローヴァ: 最も効果的なタイミングを見定めて。
フローヴァ: そうすれば、扉の一、二枚くらい簡単に調律できるわ。
教団の追っ手: おい、ここにいたぞ!
教団の追っ手: お前……冥府の入口を、開けろ。
フローヴァ: 断るわ。
漂泊者:
フローヴァ: ……
教団の追っ手: 開けなかったところで……主座様は、ずっとそこにいる。お前たちの手に、宝石は渡さない。
漂泊者:
教団の追っ手: ……これが、唯一の道だ!
前に進む
敵を倒す
フローヴァ: 見なくていいわ。彼らは目を覚まさない。
漂泊者:
フローヴァ: 心のメロディーが弄られているもの。そのせいで周波数も乱れている。おそらく、宝石の影響ね。
フローヴァ: 本当にしつこいわ。あれだけ撒いても、諦めないなんて。
漂泊者:
フローヴァ: でも、まさか教団があなたにも手加減をしないとは思わなかったわ。てっきり、「戴冠せし者」には丁重に接すると思っていたもの。
漂泊者: わざわざ対立を煽らなくていい。フェンリコも宝石を欲しがっている以上、彼を止めなくては……道案内をしてくれ。
このまま進む
フローヴァ: 行きましょう。
漂泊者: ……
フローヴァ: 私が霧を払って、道を示すわ。
フローヴァ: 代わりに愚鈍な凶刃は、あなたが断ち切るの。
漂泊者: ここも調律を使えば通れるのか?
フローヴァ: ええ。
調律して進む
軌道に乗って進む
このまま進む
フローヴァ: ここを通ったほうが早いわ。
漂泊者: 通れるのか……
フローヴァ: 輸送路は荷物を運ぶためだけの道じゃないもの。
フローヴァ: ん?
漂泊者: 教団は本当に色々仕掛けてくるんだな。
フローヴァ: もう通る方法はわかってるでしょう?
調律して進む
このまま進む
フローヴァ: ……
漂泊者: どうした?
フローヴァ: ……何でもないわ。
調律して進む
上へ向かう
このまま進む
調律して進む
このまま進む
敵を倒す
漂泊者: (なぜ残星組織がここに……?)
フローヴァ: 始末して。
漂泊者: 本気か?
フローヴァ: もちろん。
漂泊者:
フローヴァ: 乱れたメロディーに心を惑わされた者は、相手が誰であろうと攻撃する。
フローヴァ: 私たちの役に立たない以上、生かしておく必要はないわ。
漂泊者:
フローヴァ: ……まさか、怖いの?
フローヴァ: 恐れなくていいわ。結局、私たちには死が待ち受けている。
フローヴァ: 残星組織の人間は皆、加入したその日から、非業の死を遂げる覚悟をしている。
フローヴァ: でも、それは彼らも例外ではないでしょう。
漂泊者: 究極の忠誠心と言うべきか、命を軽んじていると言うべきか……
フローヴァ: ……軽んじている?
フローヴァ: 死に近づくほど、命の重みを感じてるわ。それと同時に、自分の本当の望みが見えてくるだけ。
このまま進む
フローヴァ: あっちね。
フローヴァ: ……ひどいノイズ。
人影を調べる
フローヴァ: どこか変ね……
敵を倒す
教団の追っ手: おい、ここにいたぞ!
フローヴァ: 厄介ね……
教団の追っ手: 始末しろ!
リーア: やめてっ——!
アイスキュロス: リーア、目を覚ましてくれ。俺だぞ、俺の顔を忘れちゃったのか?
アイスキュロス: フローヴァ、リーアがまた……
リーア: そろそろ、リハーサルの時間……まだ、まだ離れたくないの……フローヴァも、行かないで……
フローヴァ: 私ならここにいる。
フローヴァ: もう少し待って。あなたたちを連れ戻す方法なら、もう見つけたの。
リーア: 見捨てないで……私も、一緒に……
アイスキュロス: フローヴァ、誰も死には干渉できない。俺たちの言葉は、忘れてくれていい。これは誰もが通る道なんだ。この世に生を受けた以上、いつかは平等に訪れる。
アイスキュロス: だから、受け入れるしかない……そうだろう?
フローヴァ: アイスキュロスおじさん……今日までみんな、まったく異なる考えを話してくれた。死に対して、そしてこの計画に対して。
フローヴァ: 諦観、執着、恐怖、懇願……
フローヴァ: 私たちには、常に予測不可能な運命が待ち受けている。死はあまりにも早く、唐突に訪れる——
フローヴァ: ——あなたたちはその影を見て、時に安堵し、時に恐れ、時に悲しみ、時に狂う。
フローヴァ: けれど、心配しなくても私はいる。
フローヴァ: ずっと、みんなのそばに。
アイスキュロス: ああ、フローヴァ……なんて可哀想な娘だろう。
フローヴァ: (これで彼が諦めたのは何度目?いつかまた、あの時の言葉を否定するのかしら?)
フローヴァ: (命は儚い。まるで冬の風に震え、咽び泣く草のよう)
フローヴァ: (短いからこそ、選択を振り返っている時間はない。幸福論を語るためには、まず「永遠」を手に入れる必要がある)
フローヴァ: (遥かな世界の果てまで魂が届けば……そう、私のように、あの人のように……)
フローヴァ: (たとえ岐路に立ったとしても、慌てる必要はない。どれほど遠くに行こうとも、必ず原点に戻って、希望を探し続けるだけ)
このまま進む
漂泊者: ここに敵がいるとは思えない。
フローヴァ: ええ。でもここのメロディーは、完全に楽譜から外れてしまっている。何が起きてもおかしくないわ。
漂泊者: 宝石のせいか?
フローヴァ: フェンリコが妨害してるからよ。
フローヴァ: フェンリコが宝石を手に入れる前に、高塔に戻らなければ……
漂泊者: あんたたちは、ここで何をしてたんだ?
フローヴァ: ……私、たち?
漂泊者:
フローヴァ: あなたにとって、それは重要かしら?
フローヴァ: 今際の際に立たされたとして、あなたの脳裏には何が浮かぶの?
フローヴァ: 他人の面影?過去の出来事?伝えそびれた言葉?それとも、取り返しのつかない後悔?
漂泊者:
フローヴァ: 表情が物語っているわ。つまり……あなたにも、「叶わぬ執念」と願望があるのね。
フローヴァ: もし私が、どんなことでも「やり直せる」と言ったら?
漂泊者:
フローヴァ: そうだった、あなたは自分の記憶を捨てたものね……
フローヴァ: まもなく、「喪失の冥府」が降臨する。
フローヴァ: 冥府は安定と調和、均衡そのもの……永遠に枯れることのない時空。それは、やがて災いなき新世界になるわ。
漂泊者:
フローヴァ: そんな言い方では、美しさも温かみもないでしょう。
フローヴァ: 私は一つひとつの音符で、楽譜を綴ったわ。するとソノラが、高塔の中で初めて腕を広げてくれたの。
フローヴァ: それは私に、後悔を償い、望みを叶える機会を与えてくれた……
フローヴァ: でも、冥府を顕現させて真の歓喜を奏でるには、神が「テクスチャ」を加える必要がある。
漂泊者:
フローヴァ: 正解。確かな「テクスチャ」が各楽章の調和と共鳴を生むと、シンフォニーの新たな楽章は真の生命を手に入れることができる。
フローヴァ: けれどフェンリコの乱入によって、最初の産声が奪われた。この曲を彼の思い通りにはさせない。
漂泊者:
フローヴァ: 冥府の奥深く。
フローヴァ: 咄嗟の判断で力を振り絞って深淵に隠してから、高塔と繋がる扉を完全に閉ざしてきた。
フローヴァ: 私が手に入れられなかったとしても、ほかの誰かに渡す気はないわ。
漂泊者:
フローヴァ: すべての力を封印に使い果たし、心身ともに枯れている現状では、取るに足らなかった教団の裏切りすら重く鋭い鋼の刃となったわ。
フローヴァ: 刃を受けるたびに、大切なものがはっきりと見える。そして……刃が待ち受けていると分かっていても、足が向いてしまう。
フローヴァ: でも、倒れるわけにはいかない。あの不生不滅の神は、制御不能の生命力を持っているわ。もがきながらも成長を続ける彼は、いつまでも扉の中に収まっていないでしょう。
フローヴァ: 「喪失の冥府」は、必ず再び現れる。
漂泊者: つまり、教団のほうが先に宝石を見つけるかもしれない、と。
漂泊者: 全容を把握するまで、そう簡単には信用できない。
フローヴァ: ふふ……信用、ね。
フローヴァ: 私たちにとって、あまりにも似つかわしくない言葉だわ。
フローヴァ: だって、宝石は一つしかないでしょう。
フローヴァ: この協力関係の行く末は、果たしてどうなるのかしら。
漂泊者: 次はどうする?
フローヴァ: こちらが一番近いわ。でも代わりに、邪魔も多い。
フローヴァ: 少し遠回りにはなるけれど、人の気配が少ないあっちのほうが楽かもしれない。
フローヴァ: どっちを選んでも……
漂泊者:
漂泊者:
フローヴァ: ふふ……分かったわ。
漂泊者: ここの存在をフェンリコは知られたくないだろうな。まだ何か情報が隠されているのかもしれない。
フローヴァ: 先へ進みましょう。
フローヴァ: ここなら、邪魔されることはないはずよ。
フローヴァ: 調和の取れた楽曲は、進む道を示してくれる。
フローヴァ: でも、海底のメロディーが混乱しているせいで、本来の姿をほとんど聞き分けられない。
フローヴァ: 少し時間をちょうだい。
調律する
ダイビングで進む
フローヴァ: 歪な讃美歌に耐える準備はできているかしら?
漂泊者: ……なぜ?
フローヴァ: この先は、教団にとって大事な中枢部。フェンリコが防衛手段を施している可能性は高いわ。
フローヴァ: 剣をしっかり握って。
次のエリアに向かう
漂泊者: 厳重に守られているようだな。
フローヴァ: あなたに任せるわ。
漂泊者: 教団の音骸から、妙な周波数が読み取れるな。
フローヴァ: 教団が作ったのだから、手を加えるのも簡単でしょうね。
敵を倒す
このまま進む
漂泊者: ここは何の場所だ?
フローヴァ: 公共音骸の生産に大きく関わる、教団の大事な場所ね。
漂泊者:
フローヴァ: もちろんよ。この先には、調律のオルターがある。
フローヴァ: 待って……
漂泊者:
フローヴァ: 惑わされてはいけない。重なっている霧は、フェンリコが私たちに課そうとしている枷の一つ。
漂泊者: なら、どちらに進む?
フローヴァ: 左よ。
漂泊者: ……
フローヴァ: まだ信用できない?
漂泊者: ……右のほうが通りやすそうに見える。
フローヴァ: なら、自由にするのね。
漂泊者:
左へ進む
漂泊者: これは……
フローヴァ: 忘れないで。どんな本質も、容易に変更できてしまうことを。
右へ進む
フローヴァと会話する
フローヴァ: 言ったでしょう。あなたが疑ったことで、時計の針が二つ進んだわ。
漂泊者: ……
左へ進む
漂泊者: これは……
フローヴァ: 忘れないで。どんな本質も、容易に変更できてしまうことを。
このまま進む
漂泊者:
フローヴァ: リナシータの公共音骸は、ここで生産される。彼らの魂には、歪んで砕けた様々な残像や声が満ちているわ。
フローヴァ: 面白いでしょう?混沌の中から生まれる存在が、親しみやすく便利な形で生まれ変わるだなんて。
フローヴァ: 腐朽の中から芽吹く生気、不滅の生命を讃える軽やかな唄……
フローヴァ: 周波数の再構成は、私たちの想像以上に柔軟よ。
フローヴァ: そして……時に想像以上の活力を持つ。
敵を倒す
漂泊者:
フローヴァ: 当然、不安な響きを聞いたからよ。
漂泊者:
フローヴァ: ……私が聞いた声は、それだけじゃない。
???: (痛いよ、フローヴァお姉ちゃん……こんなところ、もう嫌)
???: (俺たちを連れて行ってくれ……君ならできる。もう、君しかいないんだ……)
???: (どこにも行かないでおくれ。私たちを、見捨てないで……)
フローヴァ: (……)
このまま進む
前に進む
漂泊者: ここの軌道も使えるのか?
フローヴァ: ……え?待って、まずは起動して。
管路を接続して軌道を起動する
軌道に乗って進む
漂泊者: (さっき、明らかに様子がおかしかったが……どういうことだ?)
漂泊者: (この道は、本当に正しいのか?)
漂泊者: (警戒を強めて、まずは現状を把握しないとな。素早い判断ができるような心構えでいよう)
このまま進む
フローヴァ: (……)
漂泊者: ここでタイミングを合わせれば、道を作れるかもしれない。
前に進む
軌道に乗って進む
上層に向かう
前に進む
敵を倒す
リーア: フローヴァ、戻ってきたのね。
アイスキュロス: フローヴァ、顔色が悪そうだが、どうかしたのか?
フローヴァ: 大丈夫よ、あの人が解決してくれるわ。
フローヴァ: さっき、何か聞こえたような……リーアおばあさん、前に会った時はこんなに怯えていなかったでしょう。
リーア: 怯える?ふふ、この歳になったら、怖いものなんてないわ。
フローヴァ: たとえ、それが死だとしても?
リーア: そうね……それは誰にとっても避けたい悪魔のような未来ね。迫りくる死の足音に、人々は一生の短さを悔い、様々な記憶を思い出すでしょう。
リーア: 願わくば、ここでずっと楽しく暮らしていたいわ。何も変わらない日常……あなたたちが大きくなって、離れていくようなこともなく。
テリス: ううん!私は自分の夢が叶うなら、死なんて怖くないよ!
メリッサ: テリス、また変なこと言って!さあ、家に帰ってご飯よ!
メリッサ: さっきフローヴァの家からも晩ご飯の匂いがしたわよ。きっと、あなたの帰りを待ってるわ!
フローヴァ: みんなが、私の帰りを……
アイスキュロス: なあ、リーア……さっきのテリスの言葉、50年前の俺とそっくりじゃないか?
リーア: まったく、あなたのせいよ……
フローヴァ: なら、今はどう思ってるの?
アイスキュロス: 今か?そうだな。ただリーアと一緒に、何度も日の出を見て過ごしたい……
フローヴァ: いつも隙を見せないあなたが敵を見落とすなんて、珍しい日もあるのね。
漂泊者:
フローヴァ: ……あの扉に、亀裂ができてるわ。
装置を起動する
フローヴァ: ここにも……
漂泊者: 俺が起動する。
軌道を起動する
軌道に乗って進む
このまま進む
敵を倒す
前に進む
軌道に乗って進む
軌道を使って調律のオルターに向かう
調律のオルターに向かう
敵を倒す
調律する
フローヴァ: 楽章が本来あるべきメロディーに還ったおかげで、ここも元の状態に戻りつつあるわ。
フローヴァ: もうすぐ、この子も回復するはず。
ルノ: やっぱり僕たちの相性は最高だよ!いい調子だね、今回のリハーサルも完璧だった!
テリス: でもルノ、一回テンポを間違えてたよね。私、気づいてたんだから。
ルノ: ええと……そうだ、フローヴァ!君の演奏とテリスのアドリブ、息ぴったりだったな。さすが、僕たちの中で一番うまいだけあるよ!
フローヴァ: ……この曲は、数えきれないほど演奏してきたから。
テリス: ねえ、話をそらさないでよ!
ノエミ: ねえ、フローヴァ、演奏の依頼を受けたって本当?遠い場所でも、きっとみんなに感動を与えられると信じているわ。
フローヴァ: あの演奏は……
テリス: フローヴァお姉ちゃん、大丈夫?顔色が少し悪いけど……
フローヴァ: 計画に少し問題が……でも、大丈夫。
テリス: そうなんだ……無理しないでね。いつでも帰ってきて、ゆっくり休んで!
テリス: お姉ちゃん、落ち着けるのはここだけって言ってたでしょ?でも、いつも忙しそうだし、ここのみんなもたまにめちゃくちゃになっちゃうし……
フローヴァ: 私はここにいるわ。
フローヴァ: テリスはお姉ちゃんに計画を続けてほしい?
テリス: うん!テリス、ずっとずっと歌い続けたいの。
フローヴァ: たとえ、ここが私たちの本当の家じゃないとしても?
テリス: うん、知ってるよ……テリスはテリスじゃない。何百年も前に、事故で死んじゃってるんだよね。
テリス: でも、テリスは今も自分のことを感じてる。歌って、笑って……生きていた頃と何も変わらないもん。
テリス: お姉ちゃんの計画は必ず成功するよ。それで、みんなを連れ戻してくれるよね!テリス、お姉ちゃんが帰ってくるの、ずっと待ってるよ。
テリス: だから、その日が来たら……
フローヴァ: ……その日が来たら、あなたは必ず輝かしい舞台に立てるわ。
フローヴァ: (私はずっとここにいるわ、「永遠」に)
フローヴァ: 今度こそ、本当の死が訪れたかしら……
フローヴァ: やっと、帰れるの……?
???: フローヴァ……お前は死ねない、死んではいけない。これから彼らを迎えに行くんだろう?
???: フローヴァ……フローヴァ、起きてくれ……
漂泊者: フローヴァ……フローヴァ!
漂泊者: 大量に出血してるのに手当をしないなんて……そんなに死にたいなら楽にしてやるぞ。
漂泊者: 自分を瀕死に追い込んでまで、あの光景が見たいのか?
フローヴァ: ……
フローヴァ: 行きましょう。
人影を調べる
報告している侍祭: 主座様、フローヴァはすでに最後の段階に入りました。
フェンリコ: これで天国の原型は完成した。今こそ逸脱した個体を粛清する時。
フェンリコ: 闇に囚われた魂には、収容する仮の空間が必要だ。そのためには、彼女の成果が不可欠。
報告している侍祭: ですが、主座様……
フェンリコ: 何か疑問でも?
報告している侍祭: これは……以前仰っていたお言葉と違います。
報告している侍祭: 宝石の中に含まれた神の力を、サンクチュアリに戻すことが目的だとお聞きしています。今回のような内容は、一度も仰っていませんでした。
報告している侍祭: 計画に変更があったのでしょうか?
フェンリコ: ……
報告している侍祭: 主座様?この部分も記録に残しましょうか?
フェンリコ: 記録……いつ私が……いや、やはり記録しておけ。
漂泊者:
フローヴァ: 或いは……この権力者は、すでに迷いの泥沼に足を踏み入れている。
漂泊者: (この状況……カンタレラが話していたものとよく似ている)
漂泊者: (……鳴式の力に惑わされているのか?)
漂泊者:
フローヴァ: ……
フローヴァ: それは……遠い過去の約束を果たすためよ。
フローヴァ: 昔の友人がこう言っていた。「どんな約束も等しく大切。約束した以上、必ず果たすべき」と。
漂泊者:
フローヴァ: もちろん、あなたが経験した時間ほど遠くないでしょう。
漂泊者:
フローヴァ: つまり、何が言いたいのかしら?
漂泊者:
フローヴァ: ふっ……
漂泊者: 共鳴能力は感情と繋がりを持つ。もし、ソノラを作るほど大きければ、もはや「執念」と呼ぶべきだろうな。
フローヴァ: ……そうね。
このまま進む
次のエリアに向かう
漂泊者: これを穏やかとは言えないと思うが……
フローヴァ: どうやら、この混乱は実験場全体に波及しているようね……
漂泊者:
フローヴァ: ええ、調律のオルターは装置の裏にあるわ。
漂泊者:
フローヴァ: 水じゃない。あれは実験場を稼働するためのエナジーよ。
フローヴァ: 焦らないで。まずは調律で、霧を払って近道を作れるか試してみるわ。
漂泊者: (自分から能力を使っても、さっきまでのように顔色が悪くなる様子はない……彼女の傷も共鳴能力も、徐々に回復しているようだ)
漂泊者: (この協力関係は、彼女の負傷を前提に成り立っている。完全に回復するまでどれくらいかかるのか分からないが……その時が来れば、仮初の同盟はすぐに終わるだろう)
???: もし、この世界を変えられなかった時は、新たな道を探すべきなのかもしれない……たとえ、これまでの過程をすべて覆すものだとしても。
???: お前の理想を実現するためであれば、全力を尽くす。同じ境遇にある者として、実現可能性を示そう。
フローヴァ: (実現可能性……)
漂泊者: フローヴァ。
フローヴァ: ……この霧、今までよりも濃い。
フローヴァ: それに……
漂泊者: 冥府の状況が、また悪化したのか?
漂泊者: あんたが作ったソノラは、自分自身の状態を反映してるようだな。
フローヴァ: 鋭いのね。
フローヴァ: でも、心配は無用よ。これは私たちの協力関係に影響しない。
フローヴァ: 必ず道は残されている。付いてきて。
このまま進む
漂泊者: できた。
フローヴァ: 前に進みましょう。
漂泊者: ……
フローヴァ: ……
漂泊者: この装置……
フローヴァ: ……明らかに誰かの仕業ね。
音骸培養ポッドを調べる
フローヴァ: ここを見て。
漂泊者: ……楽譜の一部?さっき調律のオルターにあったものと同じ形式のようだ。
フローヴァ: 同じ曲の異なる楽章よ。すべて調律して初めて、正常に戻る。
漂泊者:
フローヴァ: 前にも言ったように、万物は周波数で構成されているわ。そこにメロディーを加えれば、本来のリズムを変えることができる。さらに調律すれば、物事の状態を自由に操れるの。
漂泊者: つまり今まで見た混乱は、すべてフェンリコが曲をバラバラにしたせいだった、と。
フローヴァ: ええ。
フローヴァ: まさか……覚えているの?
漂泊者: いいや。だが、その結論に至るのは難しくない。協力は双方向であるべきだからな。
フローヴァ: ……
フローヴァ: それもそうね。
漂泊者:
フローヴァ: 残していなければ、こうして辿り着けなかったでしょう。
フローヴァ: でも……本来調律のオルターにあるべき楽譜が、培養ポッドに隠されているだなんて……
漂泊者:
フローヴァ: ……そう簡単にはいかないでしょうけれど。
フローヴァ: あっちね。
漂泊者: 完全に混乱している……
フローヴァ: エナジー中枢には、大量のエナジーが貯蔵されているわ。それが周辺に影響を与えているの。
漂泊者: ここを稼働するためには重要なんだろう。
フローヴァ: その通りよ。
調律のオルターを調べる
フローヴァ: ここは調律が必要ね。
譜面台を調べる
フローヴァ: やはり……楽譜が二つ足りない。分かりやすいわ。
漂泊者:
フローヴァ: なら、残された可能性は一つ。
フローヴァ: 残りは両方とも、私たちの下にある。
エレベーターで下層部に向かう
エナジー中枢下層に向かう
このまま進む
漂泊者: ここの構造は複雑そうだが、どうやって楽譜を探すんだ?
フローヴァ: 誰かが意図的に隠した場合、その人の立場になって考えるのが一番。
フローヴァ: ここから降りれば問題ないわ。
軌道に乗って進む
漂泊者: あんた……
フローヴァ: ……私も予想外だった。
漂泊者: ここにも音骸培養ポッドが……警戒しよう、いつ何が起きてもおかしくない。
フローヴァ: 心配ないわ、彼らはまだ幼い。
敵を倒す
フローヴァ: ……
漂泊者: ……しばらく余計なことは言わないほうがいい。
このまま進む
フローヴァ: それぞれ進むとしましょう。
漂泊者:
フローヴァ: 私たちを足止めするために、フェンリコは二つの楽譜を別々に保管している可能性がある。
フローヴァ: どうやら、あなたは罠を疑っているようね。
漂泊者:
フローヴァ: ふふっ……その反応で確信したわ。フェンリコは私たちを別行動させるために、楽譜を異なる場所に置いている。
フローヴァ: 彼ほどの人物が、こんな好機を逃すわけないもの。
フローヴァ: 一緒に行動していても時間の無駄。でも、一度離れてしまったら、この脆い協力関係は泡のように弾けるかもしれない……
フローヴァ: 疑念、口論、躊躇……それらが織り成す空気が私たちの周りを取り巻き、墓場に突き落とそうとしている——だからこそ、彼は動く。
フローヴァ: もちろん、思い通りにさせるつもりはない。あなたはどうかしら?
漂泊者:
フローヴァ: 私の能力が込められたこれには、密接な繋がりがある。怪我をしてから、唯一の頼りだったわ。
フローヴァ: けれど、あなたに託す。こうすれば、たとえ遠く離れていようと逆らえないでしょう。
漂泊者:
フローヴァ: 立ち止まっていても、お互い損をするだけだもの。
フローヴァ: 終わったら、早く私のところに来て。
漂泊者: こんなところで待ち伏せか?
漂泊者: ふっ、いつ来るのかと思ってたぞ。
敵を倒す
漂泊者: 無駄な足掻きだ。
このまま進む
漂泊者: ここの装置は、前に見たものと同じはず。
漂泊者: 水位を調整すれば、上の出口から出られるはずだ。
漂泊者: でもガイドを失ったのは、やはり少し面倒だな……
アブ: 我がいるから大丈夫だぞ!
漂泊者: 目を覚ましたのか。
アブ: うん、元気いっぱいだ!
アブ: でも、ここはどこだ?曲がりくねってるせいで、目が回りそう……
漂泊者: 一緒に方法を考えよう。
アブ: アブ様に任せておけ!
アブ: ふん、そんなに難しくなかったな。これで出られるぞ。
漂泊者: お前が気絶する前に出られて良かったな。
アブ: ありえないぞ、こんなちょっとしたことで我が負けるわけない。
楽譜を探す
漂泊者: 楽譜を探しに行こう。
アブ: 楽譜ってなんだ?
漂泊者: ちょっと話が長くなりそうなんだが……
アブ: 分かった分かった。とりあえず手伝ってやるよ。でも、細かい話は後でちゃんと聞かせてもらうからな!
このまま進む
フローヴァを助ける
漂泊者: これで安全に通れるはずだ、行こう。
このまま進む
アブ: ここにたくさん資料があるぞ!もしかしたら、楽譜もあるんじゃないか?
漂泊者: 「人工ソノラは持続時間が短く、安定は困難と言える。また、共鳴者の力によってソノラに予期せぬ変化が発生しやすい」
漂泊者: 「巨大かつ安定したソノラを創造して、すべての人を収容するための現実世界に変えるには、莫大な費用がかかる。そのうえ、私の共鳴能力を常に維持しなくてはならない」
漂泊者: 「しかし、この方針が最も安定しているため、研究を継続する。記録:フローヴァ」
漂泊者: どれも海蝕現象に関する資料だ。
アブ: どうしてフローヴァは、こんな研究をしてるんだ?
漂泊者: それぞれの記録内容から考えると、「人々の意識を保持する」ためだな。
漂泊者: もしフェンリコの録音が本当なら、フローヴァは誰の意識を収容するために喪失の冥府を作ったんだろうか?
漂泊者: 「溯洄雨の周波数は、純粋で安定した反響エナジーを持っている。今回は希望があるかもしれない」
漂泊者: 「失敗した。雨の中に残された人間の意識は弱すぎる。ただ行動を繰り返す仮初の幻影に過ぎなかった」
漂泊者: 「発生時期が不安定かつ、単独では残像や音骸の実体を形成して人間の意識を大量に保存できないため、この研究も中止する。記録:フローヴァ」
漂泊者: 「黒潮が生成した残像は、より断片的な周波数で構成されている」
漂泊者: 「それらに個々の意識はなく、レビヤタンによって融合されることで一つの自我となる」
漂泊者: 「人々の本来の意識を黒潮は維持できないため、研究の中止を決めた。記録:フローヴァ」
アブ: こいつら、何かを守ってるみたいだな。
漂泊者: おそらく、楽譜に近づいてるからだ。
アブ: んん……フローヴァ?
漂泊者: 誰かと話しているみたいだが、はっきりとは見えないな……
漂泊者: とにかく、先に進もう。
楽譜を手に入れる
漂泊者: あった、急いで持っていこう。
アブ: 持っていくって、どこに?
漂泊者:
アブ: お前たちの間で何があったのかよく分からないけど……まあ、あとは一人で大丈夫だな。
漂泊者:
アブ: ……彼女の周波数、ちょっと変だぞ。
漂泊者: フローヴァの身に何が……
漂泊者: 混乱に乗じて、鳴式が干渉してくるかもしれない。音痕に戻って周囲の警戒を頼む。
アブ: 分かった。一人になっても気をつけるんだぞ。
一方その頃、フローヴァは……
このまま進む
フローヴァ: (まさか……あなたが手を出すなんて)
フローヴァ: (守衛が増えている。さらに監視の「目」も……)
フローヴァ: (ここは回り道しましょう)
フローヴァ: (ふっ……これほど厳重な監視は、恐れの表れでもあるわ)
フローヴァ: (あそこから出ましょう)
フローヴァ: (音楽を響かせれば、気を引かれて隙を見せるかもしれない)
フローヴァ: (……ただ、どうやって曲を奏でようかしら)
フローヴァ: (さて、楽曲に浸る準備はできているかしら?)
フローヴァ: (監視が隙を見せるまで待つしかなさそうね)
「テリス」: フローヴァお姉ちゃん、行き詰まってるの?
フローヴァ: テリスの姿で私の前に現れないで、組織長。
「テリス」: うむ……これまでのお前なら、「私」の姿に親しみを感じていただろう?
フローヴァ: ……どうしてここに?
「テリス」: 約束したからだ。お前の心の中にある、あの世の哀しい歌を響かせて、「私たち」を生まれ変わらせるんだったな。
「テリス」: その目は周波数の吸収を繰り返した影響で、もはや耐え難い重荷となっている。何百、何千人もの叫びと助けを求める声が、四六時中お前の脳裏に木霊する……
「テリス」: それでも、お前は耐えるはずだ。何百年も、そうしてきたように。半分残像化したその体は生きてはいないが、死んでもいない。つまり、物理的な負けは訪れないだろう。だからといって「私」は、お前に精神的な苦しみを受けてほしいとも思っていない。
「テリス」: しかし、状況が許さなかった。セブン・ヒルズの一件で、オーガスタが動き始めている……
フローヴァ: 「運命の喜怒を聞かず、産声を上げる前に己の中に取り込み、その力で鬼神を喚ぶ」……これがあなたと私の約束。
フローヴァ: レビヤタンと融合して得た力を失えば、冥府で全員を蘇らせる計画は破綻する。
「テリス」: ……いや、まだ時ではない!お前は「私たち」を救いたいんだろう!
「テリス」: 「私」はお前の協力をもって、先にクリストフォロの計画を実現してほしいだけだ。
「テリス」: 見ての通り、海底は予想外の混乱に陥っている。今は明らかに、「私たち」を急いで呼び戻すべきではない。
「テリス」: 残響の周波数を残像と融合させることで、「私たち」の意識に肉体を与える。そのためには、より長い時間をかけて、慎重に安定した方法を選ぶべきだ……そうだろう?
フローヴァ: たとえ私が先にあなたたちを手伝ったとしても、漂泊者が必ず全力で阻止してくるわ。
「テリス」: 冥府はお前と融合しつつある。そのお前が扉を開ける力を手に入れれば、あの人を「私たち」の世界に閉じ込め続けることだって可能かもしれない。
フローヴァ: ……
「テリス」: ほう?躊躇しているのか。まさか、今日の短い思い出のほうが、「私たち」よりも大切だと?
フローヴァ: いいえ、冥府には元々、あの人の席を用意している。それを前倒したところで、何の問題もないわ。あの人は冥府に行ってからでも、私と交わした約束を果たしてくれる。
「テリス」: ふっ……なら、急ぐといい。冥府の影響は深まっている。もう時間の余裕はない。
引き続き前へ進み、楽譜を手に入れる
???: フローヴァ、この曲が完成したら、必ずまた来る。
???: 本当に?
???: ああ、どこにいようとも。
???: どんな約束も忘れない。必ず守ってみせる。
熱心な隣人: フローヴァ、約束したでしょ。明日、隣街に出かけるって!忘れないでよ!
好奇心旺盛な聞き手: フローヴァさんが指揮する楽曲の裏には、どんな物語があるんですか?
親しい友人: フローヴァ、約束したよね。私たち、ずっと友達だよ。これからも一緒にいよう。
悲観的な学者: フローヴァ、亡くなった人の残響は、いずれ消え去るか歪んでしまう。残像になった以上、それはもう人間ではない。
フローヴァ: あの時代では不可能だったことが、もうすぐ叶う……
フローヴァ: 死者の骨髄は枯らさない。血が冷たくなることもない……
苦しむ家族: フローヴァ、生きて……お母さんとお父さんも、本当は一緒にいたかった……
安堵した恩師: フローヴァ、あなたの指揮を信じているわ。いつか、この世界を変えてちょうだい……
フローヴァ: きっと、できる……
フローヴァ: あらゆるものは、周波数で構成されている。なら人は残像に、残像は人になれるはず……どちらもただの殻に過ぎず、境界線は存在しない。
フローヴァ: 少なくとも私には、境界線がない。全ての人からも、なくしてみせる。
漂泊者: さっき何に触ったんだ?なぜ急に爆発した?
フローヴァ: フェンリコがエナジー中枢のセキュリティシステムと楽譜を結びつけたわ。
漂泊者: ふっ……ここの周波数エナジーに影響が出るかもしれないのに、ずいぶんと骨を折らせるつもりだな。
フローヴァ: 私たちの歌を気に入ってくれるといいけれど。
調律する
漂泊者: 約束通り、返すぞ。
フローヴァにリコリスの指揮棒を返した。
漂泊者: まだ調律はできるか?
フローヴァ: もちろんよ。
フローヴァは少し考えてから、全ての楽譜をあなたに渡した。
フローヴァ: 残りは、あなたが完成させて。
漂泊者:
フローヴァ: 「これは本当に、メロディーの変化によるものなのか?」
フローヴァ: 「楽譜には、未知の計画が隠されているのか?」
フローヴァ: いくら考えても……
フローヴァ: 自分の目で確認するまでは、信じられない。
フローヴァ: すべてが明らかになって、ようやく私たちは先へ進める。
漂泊者:
次のエリアに向かう
漂泊者: 今度こそ、宝石の在り処にたどり着けるはずだな?
フローヴァ: ええ。
漂泊者: 追っ手から聞いた話だと、フェンリコと手下もいるはずだ。
フローヴァ: どんなに不思議な物語も、必ず結末を迎える。そろそろ私たちで終止符を打ちましょう。
フローヴァ: すべてが終わったら、剣を向けられる覚悟はできているわ。
新エリアに向かう
漂泊者: ……これは、計画外だ。
フローヴァ: 邪魔が入ったわ。私もここに来たのは初めてよ。
漂泊者: ひとまず、早く離れよう。
侍祭と会話する
案内役の侍祭: ここに来てくださった兄弟姉妹の皆さんは、リナシータを救うために欠かせない存在となるでしょう。
案内役の侍祭: 一丸となり、より多くの人々に光をもたらすのです。そして、この「繋ぎ」が生んだ力で、いずれ訪れる「定められし天災」を乗り越えましょう。
漂泊者:
案内役の侍祭: おお……皆さん、お集まりください!この純粋なる浄土を拝みましょう——
案内役の侍祭: 退屈で多忙な研究に追われていようと、信仰を忘れてはいけません。私たちは常に、神の審判を受けているのです!
漂泊者: (侍祭たちの目は虚ろで、異常な狂信に染まっていた……)
フローヴァ: この狂人たちは、もうあなたの質問に答えられないわ。
漂泊者: なぜ、こんなにも狂信者がいるんだろうか……
漂泊者: 様子を見に行こう。
フローヴァ: ええ。
前に進む
礼拝の儀式を完成する
信心深い侍祭: どのようにして敬い、拝めば良いのですか?
信心深い侍祭: 私たちが人々を御身を篤い恩寵に導きましょう。
信心深い侍祭: どのようにすれば、信心を得られるのですか?
信心深い侍祭: 魂に触れることによって、得られるでしょう。
信心深い侍祭: 往きなさい、神の御前に。
信心深い侍祭: そして、触れるのです。
信心深い侍祭: ――共に神と歩みましょう。
漂泊者: 台座に文字が刻まれている。
漂泊者: 「私の中から歳主は消えた。それでも、私は人々を導き続ける」
漂泊者: インペラトルの像がない……これは、フェンリコの野心か?
漂泊者: 次は……
漂泊者: 「忘れてはならない。歳主は永遠に私たちのそばにいる。英知の光で、道を照らしながら」
漂泊者: 歳主……もしかして、これは物語に出てくるナポリ二世が持っていたランタンなのか?歳主に恩恵を受け、黒潮を退けることを可能にしたとされる、あの……
何とかしてここから出る
漂泊者: (さっきのランタンは実体を持っていなかった。ここは……)
漂泊者: (……フローヴァはどこに?)
フローヴァ: フェンリコは私たちを、永遠に閉じ込めようとしている。
漂泊者: フローヴァ?
フローヴァ: こっちよ、私の言う通りにして。
フローヴァ: 赤い扉は通れるわ。
赤い扉に触れる
出口を探す
フローヴァ: ……
漂泊者: ……
漂泊者: これからどうする?
フローヴァ: 最上階へ行きましょう。
このまま進む
フローヴァ: あれは……
フローヴァ: 急いで。
フェンリコ: 私は先頭に立つ 民の従僕となる
漂泊者: あれは……黒潮?
フローヴァ: 効かない……
フェンリコ: 彼らを迎え入れ ラグーナに真の平和をもたらそう
敵を倒す
漂泊者: フェンリコが黒潮の造物まで召喚してくるとは……
漂泊者: 「強力な代行者は、いずれ信奉者の中から現れ、黒潮の中に潜む生命と破滅をこの世にもたらすだろう」
漂泊者: ――彼が「代行者」!?
フェンリコを追う
フローヴァ: 宝石の力が強くなっている
フェンリコ&レビヤタン: 「救済」 「昇華」 「繋ぎ」が導く 終の道
フェンリコを倒す
漂泊者: やめろ! あんたは鳴式に惑わされて 黒潮の代行者になろうとしてる!
フェンリコ: 戯れ言だ 私なら抗える その傀儡になど なるものか
フェンリコ: 歳主よ どうか闇の魂を人の世へ還し 想念を再び一つに!
フローヴァ: ……宝石が 黒潮に逃げようとしている?
フェンリコ: そうか……歴代の教えを、私は……
フェンリコ: 「不義を犯したのならば、さらなる悪を積み上げるしかない」
フェンリコ: ははっ。いや、たとえ形が滅びようとも、希望と救済を残すことはできる。
フェンリコ: 義人よ……どうか、リナシータの魂を「天国」から救い出してくれ……
漂泊者: あんたの計画は失敗する。
フローヴァ: 私は長年にわたって苦しみを乗り越えてきた。何を根拠に、そう判断したの?
漂泊者: だとしたら、なぜまだ分からない?その道はもう行き止まりだ。
フローヴァ: 道なら数え切れないほどある。どれか一つは、必ず彼らの元にたどり着く。
フローヴァ: 間違っていたとしても、私はやり直しを恐れない。これまでがそうだったように。
漂泊者: そもそも不可能な目標に向かって歩いてどうする?
フローヴァ: いえ、可能よ。
漂泊者:
漂泊者: 衰え続ける残響は、真の生命にはなれない。彼らの周波数を何千年……いや、何万年残そうと、結果は同じ。
漂泊者: 人は生き返らない。彼らは結局、残像だ。あんたが町の住民をあんな姿に変えたとして、それは果たして天国と言えるのか?
フローヴァ: 「人は生き返らない」……
フローヴァ: つまり、あなたの目に彼らは「人」として映っている。
漂泊者:
フローヴァ: なら、人を生き返らせることができない根拠は?
漂泊者:
漂泊者: 都合のいい言葉や仮初のテリスの姿を見て、あんたは本当に人が生き返ると思ったのか?
フローヴァ: ……少なくとも残星組織は、私に可能性を示してくれた。
フローヴァ: たとえ彼らには、別の目的があったとしても、互いを利用する関係だったとしても……私は厭わない。
フローヴァ: 一歩一歩、着実に進んでいくために足を進めるだけ……そこに大きな代償が必要だとしても、必ず結末にたどり着けると信じて。
フローヴァ: 友情?同情?誠意?信頼?
フローヴァ: あなたと仲間の信頼関係は、残星組織にとって子どもの遊びに過ぎない。永遠の絆もなければ、欺瞞や裏切りも存在しないのが私。
フローヴァ: そんな概念は、とうに消えているわ。
フローヴァ: どれほど深く他人を信頼して、出会いを望みながら、辛抱強く十字路で待っていたとしても……
フローヴァ: その人は、とっくにかつて交わした約束を忘れているかもしれない。
フローヴァ: 私は身を持って経験している。
フローヴァ: だから、もう待てない。
フローヴァ: 私はすべての思い出を糸で紡ぎ、「彼ら」の天国を織り成す。
漂泊者: あんたは填り過ぎた。
フローヴァ: ふふ……そんな言葉があなたの口から聞けるなんて、面白い冗談ね。
フローヴァ: 長い人生だけじゃない。無限の可能性まで投げ打って「やり直し」を決め、記憶さえ犠牲にしながらも、この道を選んだのはあなたでしょう?
フローヴァ: 人生を反映している絆と感情は、人の短くも脆い一生の中で、最も輝かしい光でもあり、一番の宝物でもあるわ。
フローヴァ: どれほど冷酷な心境、どれほど狂った状況、どれほど困難な目標があれば、すべてを忘れることができるの?
フローヴァ: あなたこそ、深みに填っているわ。
フローヴァ: もしかしたら、私以上の執念ね――無限に続く時間の中で、完全な永遠を作ることで、世界を新たにするという執念を。
フローヴァ: 狂気に満ちた二本の分かれ道。もちろん、だからといってあなたが嘆く必要はないわ。
フローヴァ: ……ただ、忘れてしまっているだけだもの。
漂泊者: あんたは人の命の価値を理解していない。
フローヴァ: あなたこそ、死の概念に囚われて、今も超克には至っていないでしょう。
漂泊者:
フローヴァ: ふふっ……
フローヴァ: ……
フローヴァ: これが私たちの終章ね。
フローヴァ: ごめんなさい……
フローヴァ: ……ただいま
漂泊者: (フェンリコが言っていた天国とは……いったい何だろう?)
漂泊者: (リナシータの魂を救う――もしかすると、彼は異変の原因を暗示していた……?)
フェンリコ: 聞こえた……彼らの囁きが……私は、受け入れなければならないのだ。
フェンリコ: 鳴式は間もなく人々を統べ、リナシータ全体を黒い波の下に沈める力を得るだろう。
漂泊者:
フェンリコ: 宝石は最も大事な部分ではなかった。偽りのパレード・パラダイスは、長い平和を作り上げ、真の災いの源を覆い隠す。
漂泊者:
フェンリコ: 私はここに残り、この身で黒潮の広がりを封じよう。
フェンリコ: 今の私には、はっきりとそれを感じることができる。ラグーナの「天国」は動いていないが、遠くのセブン・ヒルズは……
フェンリコ: 私の力は、あそこまで届かない。あなたが自ら向かって、解決しなければならないのだ。それが信仰をとうに失った人たちの居場所を守る唯一の方法。
アブ: はぁ、疲れた……
アブ: さっき急に現れたあの扉、マジでムカついたぞ!我をすっげー遠い実験室に飛ばしやがった!
アブ: なんとか戻ってこられたけど……それで、どうなったんだ?うまくいったのか?
漂泊者:
アブ: え?じゃあどうする、って……追いかけるしかないよな!
漂泊者:
アブ: 何だ?
漂泊者: 宝石を探す前に、リナシータの異変の大元を突き止めよう。
漂泊者: パレード・パラダイス——有力な手がかりが、おそらくそこにある。
漂泊者: 残星組織が宝石を奪った理由も、これと関係しているはず。
漂泊者: 直接セブン・ヒルズへ行って、解決策を探すしかない。
漂泊者: ……もしかしたら、あの総督と話をすることになるが。
アブ: あー……そうか、分かった。それで、今すぐ行くのか?
漂泊者:
「夢の中では 寄り添い合った二人」
「目覚めれば あなたの姿 遠く霞む」