異次元無音区

独立した空間に存在している無音区。
学界では、「無音区」は残像を生み落とす地域であると考えられており、その出現は多くの場合、空を遮る逆さまの海と地表に刻まれた十字星状の音痕とともに現れる。
幾千幾万もの残響が無音区の内部に反射し、交差し、重なり合う。白い音弦が現実と向こう側の未知の空間を繋げ、そこから無数の残像が無音区に集うことになった。