<word>サイレント・イスカープメント</word>

ロイ氷原

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<ano=光なき平野>ディマー・プレーンズ</ano>エリアの異常な堆積物の発生源に関する解析報告書

エリア探索進捗50%到達で完全版の報告が解放

ディマー・プレーンズエリアでの継続踏査において、調査班は「サイレント・イスカープメント」の直下に大規模な物資の堆積エリアを発見した。
初期の識別結果によると、当該エリアの堆積物は主に以下の2種類に分けられる。
第一に、コレクティブ初期の建築様式を持つ構造物の残骸だ。プレハブ合金の隔壁、エネルギー輸送チューブ、一部の機能モジュールの枠組みなどが含まれる。
第二に、さまざまな形をしたエクソスウォームのパーツ残片だ。これらは生命反応が完全に途絶えており、不活性化した状態であると確認された。
インフラ計画エリアから遠く離れたディマー・プレーンズの荒野に、なぜこれらの物資が存在するのか。この発見は、早急に解明すべき疑問をもたらした。
廃棄されたパーツの型番を追跡したところ、調査班はこれまで見落とされていたある記録に気付いた。
スタートーチ学園の建設当初、一部の物資がネオユニオンから輸送されていた。当時の報告書によれば、輸送隊はサンダーミールの付近で突如ヴォイドストームに巻き込まれたという。事後点検では、このストームで大量の資産と建材が失われたとされ、該当の物資はすべて「全損」として登録されていた。
しかし調査を進めると、当時の事故記録にいくつかの矛盾が浮上した。
第一に、異なる部署に残る事故記録が一致しない。被災物資の種類や数量、型番のデータが互いに矛盾しており、照合の根拠とすることが困難だった。
第二に、当日の観測データによると、ヴォイドストームの強度と持続時間は、工業用材料を分解できるレベルに達していなかった。さらに輸送リストの備考には、一部の物資にアンチヴォイドマター用の塗料が施されていたと記されている。
第三に、もし物資がヴォイドマターによって分解されたのなら、残留するヴォイドマターの周波数は均一に分散するはずである。しかし実際には、表面の防護コーティングに集中している。
これらの矛盾点から、一つの可能性が導き出される。
当時「事故」として処理された物資は、ヴォイドストームで失われたわけではない。ラハイロイへ到着した後、何らかのルートで別の場所へ運搬された可能性が高い。ヴォイドストームは、その事実を隠蔽するための目くらましだったと考えられる。
現在、調査班は当該エリアの座標マーキングとサンプルの採集を完了している。
堆積物から出土した初期エクソスウォームのパーツ残片は、エクソストライダーの分裂限界と摩耗メカニズムを研究する上で重要な資料となる。そのため、今後の回収リストに追加することを提案する。
物資がディマー・プレーンズに運ばれた経緯や、当時の事故記録に生じた数値の不一致が意味するものについては、さらなる検証に委ねるほかない。
研究グループからの備考:
この堆積エリアの形成時期、堆積層の順序、および当時のヴォイドストーム活発化との関連性について、部門をまたいだデータ比較が必要である。該当年度の輸送と点検に関する元データをすべて抽出し、事件の全容をできる限り再現することを提案する。

未知の録音・虚妄の揺りかご

エリア探索進捗100%到達で完全版の報告が解放

ディマー・プレーンズにある残星組織の廃棄施設で発見された録音ファイル。一部のデータは復元不能となっている。

【00:03:31】
あの子が大人しく任務を果たすと、本当に保証できるの?

【00:03:37】
ええ、もちろんよ。

【00:03:39】
いいでしょう。明日からラハイロイの撤退を始めるわ。……だけど、よく考えて。あの子が制御を振り切ったり、スペーストレック・コレクティブに寝返ったりすれば、計画はすべて水の泡よ。

【00:04:20】
あの子はそんなことしないわ。

【00:04:25】
どうしてそう言い切れるの? 連中があなたの「発明品」をどうにもできないと、本気で思っているわけ? それとも……アレフ1すら眼中にないほど、思い上がっているとでも?

【00:04:27】
まさか。もう少し私を信じてちょうだい、ヒュドラ。そう言い切れるのはね……ダーニャがとっても、いい子だからよ。

【00:04:46】
……どういう意味?

【00:04:50】
言葉通りの意味よ。

【00:04:52】
ねえ、ヒュドラ。一番思い通りに操れない人間って、どんなタイプか分かるかしら?

【00:04:58】
もったいぶらないで。

【00:05:02】
ふふ。答えはね、「すべてを失った人間」よ。……縛るものも繋がりもなければ、弱点すらないから。

【00:05:13】
でも、ダーニャはもう大きくなった。何も持っていなかったあの子が、ようやく「何か」を手に入れたのよ。たとえそれが他人からの施しでも、ゴミ同然のガラクタでも、あの子は命懸けで守ろうとするわ。……だって、それが彼女の「すべて」だもの。それを失ってしまえば、また何もない空っぽの自分に戻ってしまう。そんなの、絶対に嫌に決まってるじゃない?

【00:05:49】
……本当に、反吐が出る女。