リンクドスパイン

ロイ氷原

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『先駆条約・ラハイロイ総合調査レポート(その一)——現地調査発見事項の議事録』

エリア探索進捗50%到達で完全版の報告が解放

我々は氷原で「メカレインディア」の群れを追い、数日間進み続けた。 四角い断崖と石が並ぶ深い谷を越え、ついに万年凍土の下に広がる「地下オアシス」へと辿り着いた。そこで我々は、古き歴史を持つ「ロイ」一族を発見したのだ。

ロイ人の体は我々と基本的に変わらないが、極寒の環境に適応したためか、見た目にはわずかな違いがある。 この巨大な地下空洞の中では、ロイ人が「バルドルの心」と呼ぶ巨大なエネルギー体が常に動いている。それが生き物の成長に必要な光とエネルギーを与え、この地下オアシスを支えているのだ。ロイ人もまた、この光を頼りにして、この地に新しい故郷を築き上げた。

長い年月の中で、彼らは「バルドルの心」の動きを観察し、独自の暦と時間を作った。それによって昼や夜、季節の変化を知り、外の世界と同じリズムで生活している。 ロイの神話によると、彼らは氷原の「機械生物の群れ」を「バルドル」の意識の一部として崇めている。「バルドル」が光をくれたことに感謝し、彼らは代々、氷原で迷った「機械生物」をこの地へ導いて共に暮らすことを、一族の使命としている……

「ドライブ」に数千年も照らされ続けた影響か、今のロイ人はラハイロイの薄着をまとうだけでも、凍った大地の上を歩くことができる。

我々はかつて、ラハイロイを今世紀最大の科学的発見の一つだと考えたが、長い間その事実を発表することはなかった。 先駆条約の上層部は、この衝撃的なニュースが世に出れば、予測できない大混乱が起きるかもしれないと考え、意見を一致させたのだ。

何代にもわたり外の世界と離れて暮らしてきたロイ人が抱く、外への好奇心。あるいは、現代文明によるこの古い文明への干渉……それがもたらすのは対話と融和か、それとも侵略と略奪か。誰にも保証できない以上、「先駆条約」はこの調査報告を慎重に扱わなくてはならない。

『先駆条約・ラハイロイ総合調査レポート(その二)——現地調査発見事項の議事録』

エリア探索進捗100%到達で完全版の報告が解放

しかし、もう議論を先延ばしにできる時間は残されていないのかもしれない。
報告によると、内部情報を入手した一部の組織が、ラハイロイでの成果を独占しようと勝手に調査団を送り込んでいるそうだ。
その中には純粋な学者もいるが、「文明世界」から来たと語る「密猟者」も少なくない。 彼らは資源を好き放題に奪い、ロイ人を時代に遅れた存在と見下している。 外の世界ではありふれた物資や使い古された技術を与えることで、安く信頼を買おうとしているだけで、決して対等に接しようとはしないのだ。同時に、使命を忘れ、伝統を嫌うロイ人もいる。 外の世界への好奇心から氷原からの脱出を試み、同胞の情報や資源、技術に至るまでを売り渡した彼らは……結果として一族を追放され、さまよう流れ者となった。
……「氷原のパンドラの箱」は、すでに開かれた。先駆条約はついに、調査報告の一部をあえて世界に公表することを決めた。
あの「ブラックショアの指導者」が言ったように……これは世界に向けた交渉なのだ。 ラハイロイの情報が公になれば、各国は勝手な略奪をやめ、交渉のテーブルに着いて、ロイ一族と共に未来を語り合わなければならなくなるのだから……